「ハシビロガモ」の嘴のブラシ

鳥の撮影をしていますと、自然の神秘と言いますか自然の妙と言いますか、こんな仕組みになっているのかと感心させられる事が多いです。
こんな事をわかりやすい写真で紹介することは、ある意味私達の義務でしょうか。

折角知ったことですから、良かったら聞いてください。

「ハシビロガモ」は嘴が極端に広く、一目で「ハシビロガモ」と分かります。

○図鑑の解説によりますと、
「採食は独特で１，２羽や、時には何十羽もの群れで、水面をぐるぐると円を描くように泳ぎ回って渦をつくる。渦の中心にプランクトンなどを集め、扁平な嘴を左右に振りながら水ごと吸い込み、嘴にある歯ブラシ状のものでろ過して食べる」（山と渓谷社　日本の野鳥）とあります。
私はまだ見たことがありません。でもＴＶでザトウクジラがオキアミを食べるシーンでこんな光景を良く見ます。


エクリプスです。


体の前部をトリミングしてみました。嘴のブラシ状のものが良く分かります。

「ミミカイツブリ」と「ハジロカイツブリ」

先月撮影してから、じっと貯めていた写真です。いつ報告するか考えていました。今日何もないので投稿することにしました。

葛西臨海公園の水路でじっくり撮影できました。同じところに２種類居ました。また別のところでは「カンムリカイツブリ」も居ました。

この２種類は大変似ているのですが、体形と嘴の形で区別されます。


「ミミカイツブリ」はカイツブリ中では胴長に感じられるところが特徴です。


第一の特徴は、嘴が上に反っているところです。
後カイツブリで撮影できないのは「アカエリカイツブリ」だけになりました。

冷たい雨の日なので「可愛いモズ」三態

朝から冷たい雨が降っています。

そんな訳で、先日の「チョウゲンボウ」のいた里山での、「モズ」三態を掲載します。不思議なことに、どうも私と「モズ」は気が合うらしく他の鳥に比べて良い写真が撮れる確率が高いようです。

それとも「モズ」という鳥が表情が豊かなのでしょうか。




『いやー、モズって本当に可愛い鳥ですね』

初見「チョウゲンボウ」

場所によっては、売るほどいる「トビ」、それから「ノスリ」と２種類しか猛禽類は撮影していません。「トビ」は何処にでもいるし。

先日何時もの里山に出かけました。稲刈りも大分前に終わり、田は綺麗に片付いて静かになっていました。いるのは「セキレイ」類と「モズ」と「ホオジロ」くらいです。ここではやはり昨年秋に、「ノスリ」を撮影したところです。少し視線を上げて探してみました。

ひらひらと「ハト」くらいの大きさの鳥が静かに飛んでいます。そのうち遠くにある棒に止まりました。エ！と思って双眼鏡でのぞいて見ますと、小型の猛禽類の体形です。広い水田の中に一箇所休耕田がありまして、そこになぜか差してある３メートルほどの棒の先です。

遮るもののない開けた場所です。すこし歩いては念のため撮影し、少し歩いては撮影しです。


最初にとまった所を発見したときの様子です。念のためですから、ボケています。



これが限界でした。次に体を動かしたら、逃げられました。
頭が青灰色で目が大きくとても可愛いです。この里山にいることが確認できましたので、狙ってみます。

ちょっと早めの「メジロ」

チイチイと地鳴きをしている「メジロ」。木の茂みの中に沢山いる気配はします。「シジュウカラ」なんかと小さな群れで木々の間を移動していきます。
春に桜の蜜なんかを吸っている時は、しばらくじっとしていますが、この時期中々動きを止めてくれません。

先日観察路を歩いていますと、突然開いたところへ出てきてくれました。２匹はつがいなのでしょうか。他の群れとはなれて、しばらくこの枝で何か話をしていました。