モスクワの空港で2年間飼い主を待ち続け、
ロシアで今も多くの人に愛されているという
ジャーマン・シェパードのパルマの実話。
観たいと思いつつ終映日前日の鑑賞となりました。
飼い主に捨てられた犬と、父に家庭を捨てられた少年コーリャ。
パルマを見守り、その孤独を分かち合う少年の運命が、
絡み合って一つになっていく様に、涙が止まらない。
映画初主演というコーリャ役の少年の憂いのある表情が、
母を失い、少年と母を捨てた父に引き取られる設定が、
リアルなことのように思えてしまうし、
何と言ってもパルマの抜群の演技力にも感動。
1977年、オリンピックを前にしたモスクワが舞台、
ユーモラスで温かい演出もあり、
泣いたり笑ったり・・・。
見逃さずに良かったぁ。
監督: アレクサンドル・ドモガロフ・Jr.
出演:レオニド・バーソフ/ビクトル・ドブロヌラボフ/
バレリア・フョドロビチ/アレクサンドル・ドモガロフ/
渡辺裕之/藤田朋子/アリーナ・ザギトワ(友情出演)
2020年/120分/日本・ロシア合作
ヒューマントラストシネマ渋谷
2021.7.21