まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 ハチとパルマの物語

2021-08-01 23:35:41 | 映画(劇場鑑賞)



モスクワの空港で2年間飼い主を待ち続け、
ロシアで今も多くの人に愛されているという
ジャーマン・シェパードのパルマの実話。
観たいと思いつつ終映日前日の鑑賞となりました。

飼い主に捨てられた犬と、父に家庭を捨てられた少年コーリャ。
パルマを見守り、その孤独を分かち合う少年の運命が、
絡み合って一つになっていく様に、涙が止まらない。

映画初主演というコーリャ役の少年の憂いのある表情が、
母を失い、少年と母を捨てた父に引き取られる設定が、
リアルなことのように思えてしまうし、
何と言ってもパルマの抜群の演技力にも感動。

1977年、オリンピックを前にしたモスクワが舞台、
ユーモラスで温かい演出もあり、
泣いたり笑ったり・・・。

見逃さずに良かったぁ。

監督: アレクサンドル・ドモガロフ・Jr.
出演:レオニド・バーソフ/ビクトル・ドブロヌラボフ/
バレリア・フョドロビチ/アレクサンドル・ドモガロフ/
渡辺裕之/藤田朋子/アリーナ・ザギトワ(友情出演)
2020年/120分/日本・ロシア合作

ヒューマントラストシネマ渋谷

2021.7.21

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映画 僕が君の耳になる

2021-07-13 07:29:42 | 映画(劇場鑑賞)

ボーカル&手話パフォーマンスグループ
「HANDSIGN」の楽曲を原案にしたラブストーリー。
女優の忍足亜希子さんと俳優の三浦剛さんとの
実話も基になっており、お二人が出演されています。

タイトルからして想像できるかと思いますが、
音楽好きの大学生と耳が聞こえない女性が恋に落ち、
さまざまな障害を乗り越えながら
成長していくストーリー。

見ているうちにどんどん引き込まれていき、
ピュアな二人の思いに涙が止まらず、
あっという間にエンディング

ダンサーでろう者の梶本瑞希さんがヒロイン。
プロ野球横浜DeNAベイスターズ三浦大輔監督の実弟、
三浦剛さんがヒロインの父親役で、
忍足亜希子さんがヒロインの恩師役。

映画初主演の織部典成さんがお相手で、
素直で明るい青年を爽やかに好演、
ヒロインの母を演じる森口瑤子さんにも共感、
感情移入するのに抜群のキャスティング。

ろう者が主役になり耳が聴こえない方にも
映画に参加出来る事を世界に向けて発信するために企画。
音のある世界が当たり前の人々にとっては、
日々の暮らしに気づきを与えてもくれるでしょう。

監督: 榎本次郎
出演:梶本瑞希/織部典成/岡田結実/森口瑤子/
忍足亜希子/三浦剛

2021年/86分/日本

ヒューマントラストシネマ渋谷

2021.7.9

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映画 Mr.ノーバディ

2021-06-28 00:52:24 | 映画(劇場鑑賞)

家庭にも職場にも居場所のない平凡な中年男性が主人公。
ある夜、自宅に強盗が押し入った際の対応を家族に失望され、
同じ職場の義弟にも隣人にも警官にも嘲笑され、
彼の中のスイッチが入ってしまうのでした。

路線バスで出くわした不良たちの挑発に
たたきのめす事件をきっかけに、
謎の武装集団やロシアンマフィアから命を狙われ、
激しい戦いを繰り広げる姿を描いた
痛快ハードボイルドアクション。

主人公の覚醒に驚きますが、
老人ホーム入居中の父親も覚醒、
親子揃って戦闘スキルがなんと超弩級、
こんなテクニックがあったのと目を見張ります。

この存在感のある父親は、
1985年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で
ドクを演じたクリストファー・ロイド 。

名曲「What a Wonderful World」が流れたり、
音楽の選曲も好みでした。

冒頭のシーンで強盗に果敢にタックルした息子、
きっとアクションの素質あり、“血は争えない”展開の
ユーモラスな味わいの続編があっても良いかも

監督:イリヤ・ナイシュラー
出演:ボブ・オデンカーク/コニー・ニールセン
/クリストファー・ロイド
2020/92分/アメリカ

ヒューマントラストシネマ渋谷

2021.6.22

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映画 花束みたいな恋をした

2021-05-02 13:00:00 | 映画(劇場鑑賞)

偶然の出会いからあっという間に恋に落ち、
まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付けるような
切なさに包まれたラブストーリー。



菅田将暉&有村架純の実力派俳優による初のダブル主演。
1月29日に公開され、興行収入28 億超の大ヒット。
誰もが共感できるような内容なのでしょう。

これほどにロングランなのか気になっていたので、
緊急事態宣言を前に思い切って見に行くことに。
案の定、観客の平均年齢は下がります。
入口に置いてある除菌シートで座席を拭くのも私だけ



「恋愛あるある」共感できる部分が満載。
一つ一つのセリフも細かい描写も脚本が秀逸、
親の登場場面も絶妙で、セリフは少ないものの
二人がどのように育ってきたのかも垣間見れるようです。

キャスティングが良いのも大ヒットの要因、
他の人が演じたらここまでヒットはしなかったのでは?

見て良かったと映画館を後にしましたが、
街から消える前に個性あるガスタンクの写真を
私も撮っておくべきだったと悔しい思いも。

監督:土井裕泰
脚本:坂元裕二
出演:菅田将暉/有村架純/清原果那細田佳央太/
オダギリジョー/戸田恵子/岩松了/小林薫
2021/124分/日本

ヒューマントラストシネマ有楽町

2021.4.23

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映画 テスラ エジソンが恐れた天才

2021-04-28 11:30:06 | 映画(劇場鑑賞)

電気や電磁波を用いる技術の歴史を語る上で
重要な人物である天才発明家ニコラ・テスラの半生を
イーサン・ホーク主演で映画化。

2020年総額がトヨタ自動車を抜き、自動車業界のトップ、
「テスラ」の社名はこのニコラ・テスラにちなむなど、
イーロン・マスクはもちろん、オバマ元大統領、
故スティーブ・ジョブズもリスペクトを受けています。

電流戦争で発明王エジソンに勝利、
大財閥J・P・モルガンの娘アンと交流し、
モルガンから莫大な資金を得て“無線”の実現に挑み、
研究一筋の繊細なテスラですが・・・。

1856年に生まれたテスラが遺した技術開発にまつわる
資料類はユネスコの記憶遺産にも登録されており、
彼がいなければ世界は100年遅れていたとも。

発明王エジソンの傲慢で尊大で嫌な人間ぶり、
モルガン財閥の創始者で大富豪のJ・P・モルガン、
ミュシャ、ラリック、ロートレックを魅了した
ミューズサラベルナールも登場したりと楽しめました。

「Everybody Wants to Rule the World」を歌うテスラ、
史実ではありえないことも映画はエンタメ、
でも、テスラの想いでもあるような。

監督・脚本:マイケル・アルメレイダ
出演:イーサン・ホーク/カイル・マクラクラン/
イブ・ヒューソン
2020/103分/アメリカ

ヒューマントラストシネマ有楽町

2021.4.20

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映画 きまじめ楽隊のぼんやり戦争

2021-04-09 15:10:01 | 映画(劇場鑑賞)

こんな映画、見たこともない!
なにコレ〜って思いながらも最後まで釘付け。

キャスティングが絶妙で、
バイプレーヤーの圧倒的な存在感を見せつけて、
間延びした演技・棒読みの応酬も実力あるからこそで、
素人では成り立たないものだと改めて思うのです。

いつの時代でもないある町で、何十年も向こう岸の町と
目的も分からず戦争をしているというお話は、
あくまでファンタジーであるのですが、
ドキュメンタリーより真実味を感じさせてコワイ。

第21回 東京フィルメックス審査員特別賞作品です。

監督・脚本・編集・絵:池田暁
出演:前原滉/今野浩喜/橋本マナミ/矢部太郎/
片桐はいり/嶋田久作/きたろう/石橋蓮司
2020年/105分/日本

テアトル新宿

2021.4.2

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映画 素晴らしき世界

2021-03-10 00:16:36 | 映画(劇場鑑賞)

第56回シカゴ国際映画祭で観客賞と
最優秀演技賞<役所広司>の2冠を達成した作品。

実在の人物をモデルとした佐木隆三著「身分帳」を原案に、
舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、
主人公の数奇な人生を通し、
社会の光と影をあぶり出そうとしています。

キャスティングが見事で、その演技に吸い込まれ、
2時間がとても短く感じたほどです。
出番は短くも自然で、存在感ある演技の数々に

違和感を感じるところもあるのですが、
日本を日本人をよく描いていると思います。

躓いてしまった人への不寛容な風潮が、
どれほど社会を危険なものに陥れてしまうのか。
結局のところ救えるのは、社会制度ではなく人の力。
人との繋がりを再認識させられました。

とかくに人の世は住みにくい、
でも、まだまだ捨てたものではない。
コロナ禍の今だからこそ考えなければならない
課題を突きつけられたようにも思います。

監督・脚本:西川美和
出演:役所広司/仲野太賀/六角精児/北村有起哉/キムラ緑子/
長澤まさみ/安田成美/梶芽衣子/橋爪功
2021年/126分/日本

ヒューマントラストシネマ渋谷

2021.3.5

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映画 ザ・プロム

2021-01-08 00:37:24 | 映画(劇場鑑賞)

ブロードウェイミュージカルの映画化。
メリル・ストリープにニコール・キッドマンが出演。
暮れの上映を見逃したので、とにかく映画館へ。

アメリカなどの高校で学年の最後に開かれる
フォーマルなダンスパーティーのプロム。
プロムが登場する作品は多いですが、
女子高生エマがガールフレンドとの参加を禁止され・・・。

メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、
ジェームス・コーディらベテラン陣も
それぞれに問題を抱えているものの
偏見に立ち向かうエマをサポートしながら
大きな変化が訪れるというエンタメミュージカル。

女子高生ヒロインを演じた
ジョー・エレン・ペルマンの
純真な存在感も輝きを放っていて、
さすがのキャスティング。

笑いを取り入れつつもホロリとさせられ、
本場のミュージカルも垣間見ながら
LGBTはデリケートなことですが、
許容し合う方が楽しい!と、教えてくれます。

最後は館内に

監督:ライアン・マーフィー
出演:メリル・ストリープ/ジェームズ・コーデン/
ニコール・キッドマン/ケリー・ワシントン
2020年/132分/アメリカ

ヒューマントラストシネマ渋谷

2021.1.2

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映画 家なき子 希望の歌声

2020-11-25 00:12:46 | 映画(劇場鑑賞)

エクトール・アンリ・マロが1878年に発表した
児童文学「家なき子」を原作にしたヒューマンドラマ。

南フランスの農村で貧しいながらも幸せに暮らす少年レミ、
10年ぶりに戻った養父に旅芸人に売られ、
一座に加わったレミが歌の才能を発揮、
仲間と旅を続けながら様々な出会いや困難が、
渦巻く冒険の果てに、待ち受ける運命とは・・・。

オーディションで選ばれたマローム・パカン少年が
健気で、無垢な可愛らしさがあり、
抱きしめたくなる感じです。

フランス映画を代表する俳優ダニエル・オートゥイユ、
リュディビーヌ・サニエなど実力派俳優が揃い、
犬と猿の演技も抜群で、涙を誘うというものでした。

レミが大自然の中で歌声を披露する場面など、
壮大に広がる南フランスの風景、親方のヴァイオリン、
波乱万丈の冒険にハラハラドキドキしつつも、
まだまだこの物語の世界にいたい、
もう終わってしまうの~。

映画のシーンを思い出しながら
児童文学の金字塔の原作を読んでみようかしら。
秋の夜長に。

監督:アントワーヌ・ブロシエ
出演:マロム・パキン/ダニエル・オートゥイユ/
ジャック・ペラン/ビルジニー・ルドワイヤン/
リュディビーヌ・サニエ
2018年/109分/フランス

YEBISU GARDEN CINEMA

2020.11.20


この日封切られたのですが、観客は10人足らず、
たくさんの人に見てもらえたらと思う作品ですが、
上映館も少ないのが残念です。
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映画 博士と狂人

2020-10-30 14:18:07 | 映画(劇場鑑賞)

全米で大反響を呼んだベストセラーノンフィクション。
待望の映画化で構想から20年以上、メル・ギブソンの渾身作
世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」誕生に
隠された真実の物語を描いています。

辞書の編纂といえば、2013年の
映画「舟を編む」を思い出します。
原作の本も読み、映画も感動しましたが、
スケールが違いました。

立案から完成まで約70年を要したOEDは全10巻、
414,825語、1,820,000以上の用例があります。
第一版は広辞苑の5倍の量とか。
19世紀、権威ばかりか売れる辞書を作ることも要求。

独学で言語博士となりOEDの編集主幹就任なる
マレー博士、南北戦争従軍がきっかけで心を病み、
常に狂気と贖罪意識を抱えて揺れ続けるマイナー博士。
孤高の学者と、呪われた殺人犯。

今まで語られてこなかった感動的な真実と
歴史をも動かした強い信念は、
2時間の枠に入れるのは困難なことでしょう。

メル・ギブソン目当てのまるみでしたが、
特異な人物像に説得力を持たせた
ショーン・ペンの演技に釘付けでした。
圧巻の演技とはまさにこのことでしょうか。

『おみおくりの作法』で主演したエディ・マーサンも
脇役ながら存在感のあるいい味をだしていました。
重厚な映画ですが、もっと深く知りたいです。

監督:P・B・シェムラン
出演:メル・ギブソン/ショーン・ペン/ナタリー・ドーマー/
エディ・マーサン/スティーブ・クーガン
2018年/124分/英・仏・氷・愛

ヒューマントラストシネマ渋谷

2020.10.26

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映画 スパイの妻<劇場版>

2020-10-25 13:23:42 | 映画(劇場鑑賞)

第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞。
予測不能のミステリーをヴェネチアが絶賛した
ミステリーエンターテインメント。

誰もが知る史実の裏にあったかもしれない、
太平洋戦争前夜、愛と正義を賭けたある夫婦の物語。

夫を愛し寄り添っていく一途な聡子役を蒼井優。
彼女ならではの圧倒的な存在感と演技力で熱演し、
神戸で貿易会社を営む夫を高橋一生が、
静かな炎を燃やすコスモポリタンの優作を体現。

ロケ地、衣裳、美術、台詞回し、
すべてにこだわったというもので、
フィクションだからこそできたものも。

キャスティングが絶妙で、それに応える役者の演技、
最後まで目が離せず、短く感じた115分です。

監督:黒沢清
脚本:濱口竜介 /野原位 /黒沢清
出演:蒼井優/高橋一生/坂東龍汰/東出昌大
2020年/115分/日本

ヒューマントラストシネマ渋谷

2020.10.23
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映画 マイ・バッハ 不屈のピアニスト

2020-10-09 14:45:48 | 映画(劇場鑑賞)

バッハを描いたドラマと勘違いをして映画館へ。
始まってすぐに時代が違うことに気づき、
ドラマの舞台がブラジルであると知りました。

「20世紀最高のバッハの演奏家」と称され、
リオパラリンピックの開会式では
国歌を演奏したピアニスト、
ジョアン・カルロス・マルティンスの
半生を描いたドラマ。

子どもの頃から体が弱かったジョアンは、
ピアノを習い始めると一気に才能を開花させ、
若くして一流の演奏家として、世界を飛び回わりますが、
不慮の事故により右手の3本の指に障害を抱え・・・

血の滲んだ鍵盤が奏でる圧巻の演奏シーンもありますが、
女性好き、サッカー好き、時間にルーズだったり、
ラテン気質ゆえの大らかさも垣間見え、
演奏家にも国民性が出るのね。

本作の中で使用される全ての音源の演奏を、
ジョアン本人が担当しているそうで、
バッハの音楽を楽しむことはできました。

監督:マウロ・リマ
出演:アレクサンドロ・ネロ/ダヴィ・カンポロンゴ/
アリーン・モラエス/フェルナンダ・ノーブル
2017年/ブラジル/117分

シネ・リーブル池袋

2020.10.5
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映画 グッバイ、リチャード!

2020-09-03 16:41:37 | 映画(劇場鑑賞)

久し振りに映画館で見る映画は、
余命半年の宣告を受けた大学教授の生き様を描く
ジョニー・デップ主演のヒューストンドラマ。

残りの人生を自分のために謳歌するべく、
新しい生き方にこれまでにない喜びをも感じ、
デップが演じることで、重々しくなく、
人生の愛おしさを見いだしていく姿もユーモラス。

みんな平等に死ぬ、だから好きな事して生きないとね。
一度きりの人生、後悔しないようにと
学生たちに話したり・・・。

娘に同性愛者、妻には自分の上司との不倫を告白され、
平然と受け止めているように装っていたけれど、
病に侵された身に相当にストレスを
与えたに違いありません。

大切な人にさよならを伝えて、
リチャードは、彼のストーリーを完結

監督: ウェイン・ロバーツ
出演:ジョニー・デップ/ローズマリー・デウィット/
ダニー・ヒューストン/ゾーイ・ドゥイッチ
2018年/91分/アメリカ

ヒューマントラストシネマ渋谷

2020.8.28

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映画 盗まれたカラヴァッジョ

2020-02-16 00:09:52 | 映画(劇場鑑賞)

1969年にイタリアで起きたカラヴァッジョの
「キリスト降誕」盗難事件に迫ったサスペンス。

実在の名画盗難事件の謎に迫るものですが、
主軸は絵画の行方ではなく、
スパイとマフィアと政治家が
せめぎ合う危険な物語。

真実か、フィクションか・・・
う~ん、目が離せない

目を離すと字幕が読めないという現実問題もあるけれど、
危険でゴージャスなサスペンスが興味深いから。

イタリアにも魅力的な俳優さんがいるのですね。
ラックを演じるレナート・カルペンティエリ、
他の作品も観たいと思いました。

都内でも上映しているのは、
「YEBISU GARDEN CINEMA」のみ。
見逃さないで良かったと思える作品です。

監督:ロベルト・アンドー
出演:ミカエラ・ラマッツォティ/アレッサンドロ・カズマン
2018年/イタリア・フランス/110分

YEBISU GARDEN CINEMA

2020.2.7
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映画 9人の翻訳家 囚われたベストセラー

2020-02-12 00:16:52 | 映画(劇場鑑賞)

世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」をはじめとする
ダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズの
出版秘話をもとにしたミステリー映画。

大ベストセラー世界同時出版のため、
原稿の違法流出防止を恐れ、
完全隔離の洋館に集められた9カ国の翻訳家。
ところが、極秘扱いの原稿の一部がネットに流出

105分、あなたは騙され続ける。

騙されるものかと映像に集中、
怪しい人物を特定するものの真相が二転三転、
種明かしと同時に、次々と驚きの展開。
スリラーな部分もあったりして・・・。

トリックのほぼ全てを知る事はできますが、
それが真実かどうかは疑わしくもあり、
作者の意外な正体も、ラストで判明。
確かにこれは・・・・

騙されるでしょう。

監督:レジス・ロワンサル
出演:ランベール・ウィルソン/オルガ・キュリレンコ/
リッカルド・スカマルチョ/アレックス・ロウザー/
シセ・バベット・クヌッセン
2019年/105分/フランス・ベルギー合作

ヒューマントラストシネマ有楽町

2020.1.31


9人の翻訳家は、売り上げの言語順のようですが、
日本語訳者は入りませんでした。
高速プリンターの性能は認めているようですけれど。
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