まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 リチャード・ジュエル

2020-02-03 00:34:30 | 映画(劇場鑑賞)

クリント・イーストウッド監督が贈る、
アトランタ爆破テロ事件の真実を描いたサスペンスドラマ。

1996年、五輪開催中のアトランタでのコンサート中、
警備員のリチャード・ジュエルが、不審物を発見。
多くの人々の命を救い一時は英雄視されるものの
第一容疑者として捜査が開始され、メデイアも実名報道、
リチャードを取り巻く状況は一転してしまいます。

FBIは徹底的な捜査を行い、メディアによる連日の加熱報道、
彼の経歴が明らかになるにつれ、貶められていく中、
旧知の弁護士ブライアントが立ち上がり、
苦闘する主人公と弁護士の姿が綴られていきます。

真実味を加えるキャスティングがこの映画の醍醐味。
特に母親を演じるキャシー・ベイツの演技力が素晴らしく、
スピーチは涙を誘うものでした。
オスカー女優ですが、この作品では助演女優賞を狙います。

先入観や情報が真実を見難くしてしまうものですが、
日本でこのようなテロ事件が起きたらと思うと不安です。
オリンピックは楽しみですが、
懸念することも多いのだと改めて思います。

監督:クリント・イーストウッド
脚本:ビリー・レイ
出演:ポール・ウォルター・ハウザー/
サム・ロックウェル/キャッシー・ベイツ
2019年/131分/アメリカ

ヒューマントラストシネマ渋谷

2020.1.20
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映画 フォードvsフェラーリ

2020-01-30 00:25:33 | 映画(劇場鑑賞)



1966年、世界を熱狂させたといわれる
ル・マン24時間レースをめぐる実話を映画化した
裏側にあった企業同士の意地と
男たちのプライドを懸けた挑戦の物語。

映画をあまり観ないモータースポーツファンの
ツレを誘っての映画鑑賞です。
マット・デイモンとクリスチャン・ベイルの共演で
面白くないわけないと誘う私も自信たっぷり。

期待を裏切らない面白さで、153分があっという間。
気づけば隣でお休みモードになるツレも
最後まで画面に吸い込まれていたかのようです。

カーレースシーンはスピード感、迫力も満点、
絶対王者フェラーリに挑み、
クルマ創りに賭ける男達の愚直な情熱に圧倒され、
そこに愛を感じるのでした。

クルマの売り上げを気にするフォード経営陣、
エンジニアをマット・デイモン、
レーサーをクリスチャン・ベイル。
申し分ないキャスティング、アメリカらしい映画。

1991年、日本のメーカーとして初めて
総合優勝を果たしたマツダ、
2018年、悲願の初優勝を飾ったトヨタも
同じように挑んだはずです。

どれだけ大変なことだったかと考えもしませんでしたが、
これからちょっと見方も変わると思います。
今年は、久し振りに富士スピードウェイも行こうかしら?

トヨタは、社長がレーサーでもあるので、
フォードのようなことはなかったのかもしれませんが、
2年連続の優勝など、トヨタがモータースポーツの
世界でも席巻も今年はどうなることでしょう。

王者に挑む者は後を絶たないのですから。

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン/クリスチャン・ベイル
2019年/153分/アメリカ

ユナイテッド・シネマ豊洲

2020.1.19
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映画 ダウントン・アビー

2020-01-27 00:30:02 | 映画(劇場鑑賞)

英国貴族と使用人たちが織り成す人間模様を描き、
世界200以上の国と地域でヒットした傑作ドラマの
「ダウントン・アビー」の劇場版です。

ドロドロした部分も多く全てを見たわけではありませんが、
舞台や衣装、小道具までもその華麗さを堪能できるので、
歴史好きにはたまらないドラマで、
終了してしまったのは残念に思っていました。

テレビドラマであったこともあるのか、普段とは違う観客層、
サービスデーでもないのに観やすい席は満席でした。

歴史ある重厚な屋敷、豪華な衣裳を纏い、
ドラマの最終回の数年後を舞台に、
ロイヤルファミリーの訪問に大邸宅での
ロマンスや陰謀、スキャンダルを映し出します。

おなじみの面々が集結し、
新たにイメルダ・スタウントンが出演。

ウィットに富んだ会話も多く、
イギリス映画に欠かせない大女優のマギー・スミスと
イメルダ・スタウントンと従姉妹同士を演じる
共演も見どころでしょう。

遺産問題など今後の行方も気になるところですから
次回作にも期待したところです。

監督:マイケル・エングラー
脚本:ジュリアン・フェロウズ
出演:ヒュー・ボネヴィル/マギー・スミス/ジム・カーター/
ミシェル・ドッカリー/エリザベス・マクガヴァン
2019年/122分/イギリス・アメリカ合作

ヒューマントラストシネマ渋谷

2020.1.24
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映画 家族を想うとき(Sorry. We missed you.)

2020-01-04 00:16:52 | 映画(劇場鑑賞)

「わたしは、ダニエル・ブレイク」で2度目の
カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した
イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品が始まり、
見逃せないと映画館へと足を運びました。

フランチャイズの宅配ドライバーとして独立し、
過酷な労働条件に振り回されつつも家族のために
懸命に働き続ける父と介護士の母、
高校生の息子と小学生の娘のイギリス、
ニューカッスルに暮らすターナー家。

現代の働き方と時代の波に翻弄される家族の姿が描かれ、
失われつつある家族の絆に胸を揺さぶられます。
家族が一緒に顔を合わせる時間が奪われる中、
事件に巻き込まれてしまうのです。

“名ばかり自営業”の実態は、あまりにも理不尽で、
イギリスの問題だけではなく、日本にもあり得る問題のよう。
あまりに過酷な生きざまに映画を観ては泣く私も
涙を流すことさえできなくなりました。

現代社会の片隅で苦しむ人々に心を寄せるのは、
簡単なことではないけれど、
誰もがもう少し家族を想うことで、
変わることもあるような気がしています。

監督:ケン・ローチ
出演:クリス・ヒッチェン/デビー・ハニーウッド/
リス・ストーン/ケイティ・プロクター
2019年/100分/イギリス・フランス・ベルギー合作

ヒューマントラストシネマ渋谷

2019.12.27
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映画 ラスト♡クリスマス

2019-12-25 00:11:22 | 映画(劇場鑑賞)



Last Christmas

I gave you my heart
But the very next day you gave it away

1984年の発売以降、クリスマスの定番ソングとして
全世界で愛されている「ワム!」の「ラスト・クリスマス」
この曲をモチーフにしたオリジナル・ストーリー。

前半はラブコメと思わせもするのですが、
イギリスが抱えるホームレス問題、移民問題、
LGBT問題までも描きつつ、クリスマスを題材に
ヒロインの自分探し、他者に寄りそうことの大切さ、
家族の再生、命あることの尊さまでも描いていきます。

それがワム!とジョージ・マイケルの楽曲の数々と
相乗し、ロマンティックでちょっと切ないけれど、
心温まるクリスマス映画になっています。

クリスマス気分と音楽を楽しむのも良いなと
軽い気持ちで観たものの予想以上で、得した気分に。
クリスマスに奇跡が起きますように。

監督:ポール・フェイグ
出演:エミリア・クラーク/ヘンリー・ゴールディング/
ミシェル・ヨー/エマ・トンプソン

2019年/イギリス/103分

WHITE CINE QUINTO

2019.12.17
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映画 シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢

2019-12-21 00:03:54 | 映画(劇場鑑賞)

1879年~1912年の33年間、9万3000時間を費やし、
たった一人で築き上げた「シュヴァルの理想宮」は、
“素朴派唯一の建築物”と高い評価を受け、
1969年にフランス政府の重要建造物に指定されています。

ピカソも驚嘆したという建造物を造りあげたのは、
フランス南東部の自然豊かな村をまわる
寡黙で風変りな郵便配達員のシュヴァルです。
その歩行距離は、地球を5周以上もされたとか。

寡黙な男性なので、セリフはとても少なく、
映像から感じ取ることになりますが、
シュヴァルを理解することはできても
この男性の妻には絶対になれないと思いました。

シュヴァルには、夫を傍らで見守り支える妻がいて、
パパを慕う娘、子どもの頃に別れた息子、後には孫も。

村人には偏屈と思われ、過酷な運命も襲い掛かかるも
理想宮を完成させることができたのは、妻フェロメーヌの存在。
妻は、彼女でなければならなかったのです。
これもまた奇跡的な出会いと言えるでしょう。

観客も疎らな劇場でしたが、泣き出す人も多く、
まるみも遠慮せずに泣くことができました。

口下手で人付き合いが苦手なシュヴァルの
たくさんの想いを込めて、途方もないと思える
西洋と東洋が融合するような理想宮が完成

ジャングルの中にあるアンコールワットのような
アントニ・ガウディの作品群のような
絵はがきや新聞などの写真から着想されているようですが、
建築家としては素人であるものの驚愕の見てみたい建造物です。

ほぼ全編を通し、現存する理想宮で撮影を敢行された
実話を映画化したヒューマンドラマ。
シュヴァルが郵便配達で歩きまわるフランスの
田舎の風景の美しさにも魅了されました。

監督:ニルス・タベルニエ
出演:ジャック・ガンブラン/レティシア・カスタ/
ベルナール・ル・コク

2018年/フランス/105分

YEBISU GARDEN CINEMA

2019.12.13
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映画 エンド・オブ・ステイツ

2019-12-03 14:05:22 | 映画(劇場鑑賞)

「エンド・オブ・ホワイトハウス」、「エンド・オブ・キングダム」に続く、
ジェラルド・バトラーがアメリカ大統領専属シークレットサービスの
マイク・バニングを演じる人気アクションシリーズ第3弾!

今やハリッウッド屈指のアクションスターとなった
ジェラルド・バトラーを代表する作品。

歌唱力もありミュージカルもOKのバドラー様ですが、
歴戦の負傷は彼の体を蝕んでいたという役柄のためか
随分と老け込んでしまったようにも見えます。

大量のドローン爆弾に襲われる圧巻のシーンなど
バドラー様が殺されるわけはないと思ってはいても
やはり肩も凝る緊張の戦闘・爆破シーンが続くのでした。

しかも、容疑者となってしまうのですから
ハラハラドキドキ目に涙
それでもあっという間の2時間でした。
第4弾もあるといいなぁ

監督:リック・ローマン・ウォー
出演:ジェラルド・バトラー/モーガン・フリーマン/
   ニック・ノルティ/ジェイダ・ビンケット=スミス
2019年/121分/アメリカ

新宿バルト9

2019.11.27
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映画 アナと雪の女王2

2019-11-30 13:45:48 | 映画(劇場鑑賞)

アニメーション映画史上最高の世界興収を記録した
前作は、空前の社会現象を起こしましたが、
この作品もオープニング興収は、最高の出足を記録。
上映スクリーンもとても多くなっています。

前作は字幕を観てから吹き替えを観ましたが、
今回は吹き替えで鑑賞してから字幕と思っています。

オラフの登場場面には、
子どもたちの可愛らしい笑い声も。

エルサが不思議な歌声に導かれ、
アナとクリストフ、
オラフとともに秘密を解き明かす冒険へ。

なぜエルサに魔法の力が
与えられたのかを探るために。

前作に比べると映像の進化は目を見張るものがあり、
表情も動作もより自然に、
実写に近くなっている気がします。
幻想的な風景もうっとりするほどでした。

監督:クリス・バック ジェニファー・リー
2019年/アメリカ/103分

ユナイテッドシネマとしまえん

2019.11.25
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映画 ロボット2.0

2019-10-31 14:06:13 | 映画(劇場鑑賞)

スマホが人間を襲う
人類を救うのは、世界最強の“おじさんロボット”
インド史上最高の製作費7900万ドル
インド映画史2位の大ヒット

その宣伝文句にボリウッド映画に興味津々のまるみは、
2012年日本公開の『ロボット』の続編ですが、
前作を観なくてもそれなに楽しめるだろうと映画館へ。

無数のスマートフォンから生まれた巨大怪鳥が暴れる中、
科学者が“おじさんロボット”を復活させて戦いに挑むお話。

インド映画界屈指のスター、ラジニカーント主演、
鳥類学者は、「パッドマン」のアクシャイ・クマール。
「パッドマン」を演じた人と同一人物とは、
信じがたいメークで登場、その演技力も脱帽もの。

スマホ社会への警鐘、電磁波の生物へ多大な影響など、
鳥類学者の言うことはもっともだと思いますが、
抗議のために自殺し、悪霊となるというのは・・・。

中盤には、睡魔が襲い、もう分かったから
次に進んでと思う程でしたが、
アメコミ映画に対抗するような巨大スケールの
バトル・ムービーとなって行くのでした。

歌と踊りはエンド・クレジットの1曲のみでしたが、
これがないとボリウッド映画を観た気がしないじゃないと
ゴージャスな踊りに大満足のまるみでした。

監督:シャンカール
出演:ラジニカーント/アクシャイ・クマール
エイミー・ジャクソン

2018年/147分/インド

渋谷シネクイント

2019.10.28
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映画 英雄は嘘がお好き

2019-10-28 13:21:38 | 映画(劇場鑑賞)

名家のご令嬢とチャーミングな噓つき男の
19世紀のブルゴーニュを舞台にした
オトナのロマンチックコメディー。

妹のために姉がついたうそが思わぬ騒動に発展。
『アーティスト』でオスカー受賞のジャン・デュジャルダンが
白馬にまたがり、赤い軍服姿で登場します。
これがもうハマるハマる彼以外考えられないというくらいに。

コメディーの脚本も書くジャン・デュジャルダンですが、
嘘の手紙から生まれた偉大なる英雄を演じています。
彼の表情、所作の一つ一つに見入ってしまう、
そして、ニヤリ、ウフフ、クスクス・・・。

現代には通用しないことが多いのですが、
ナポレオン戦争の時代のことですから
嘘を見抜けないのも仕方がないのかもしれません。
富裕層の間ではこのような時を過ごしていたのかも

フランスの風景にホンモノのお城を使用してのロケ、
華やかなドレス、豪華絢爛で非日常を味わえます。
「ダイヤモンド鉱山のねずみ講」の話は
でも、こうして財産を失う人も少なくはなかったのでしょう。

フランスの古城巡りをしたことがありますが、
城の一つ一つに面白いエピソードがあるものです。
どこまで本当なのかはわかりませんが・・・。

監督:ローラン・ティラール
出演:ジャン・デュジャルダン/メラニー・ロラン
2018年/91分/フランス

ヒューマントラストシネマ渋谷

2019.10.24
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映画 パリに見出されたピアニスト

2019-10-12 13:21:01 | 映画(劇場鑑賞)

パリの駅に置かれた1台のYAMAHAのピアノ。
誰でも自由に弾くことができるそのピアノを弾くのが、
楽しみなピアニストとしの天賦の才能を持つ
主人公マチューの物語です。

NHKの「ドキュメント72時間」でも
同じようなシュチエーションがありましたが、
それぞれリアルでドラマティックで印象に残ります。

映画は、ファンタジーでもあり、
このように誕生するピアニストがいたら素敵と
憧れるような夢見るような物語でした。

主人公マチューを演じるのは、フランス映画界の新鋭の
ジュール・ベンシェトリが満を持して初主演。
何しろ家系がスゴイ、波乱万丈な人生を送りそうな気配も。

セーヌ川やノートルダム大聖堂などパリの美しい街並み、
そして、本編を彩るクラシックの名曲の数々。
バッハにショパンにラフマニノフ・・・
こんなサクセスストーリーがあっても良いわ。

監督・脚本:ルドヴィク・バーナード
主演:ジュール・ベンシェトリ/ランベール・ウィルソン/
クリスティン・スコット・トーマス
2018年/フランス・ベルギー/106分

ヒューマントラストシネマ有楽町

2019.10.7
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映画 アイネクライネナハトムジーク

2019-10-06 15:00:11 | 映画(劇場鑑賞)

「アイネクライネナハトムジーク」と言えば、
モーツアルトの曲の中でも特に好きな曲の一つですが、
ドイツ語の【小さな夜の音楽】という意味で使われ、
モーツアルトの曲が流れてはきません。

10年の時を超えてつながる<恋>と<出会い>の物語。
主演は三度目の共演の三浦春馬&多部未華子。
なんだかイイ雰囲気と思っていたら
映画を観た翌日に多部ちゃんの結婚発表に驚きました。

NHKドラマ「これは経費で落ちません!」も
彼女にピッタリの役柄で毎週楽しみにしていました。

彼女が出演しているのならと観ましたが、
ほっこりとした気分に浸りました。

あの時、あの場所で出会えたのが君で本当に良かった。

そう思えることが大きなテーマとなっている群像劇、
それが斎藤和義の主題歌「小さな夜」に表現され、
舞台は仙台、多くは語らないけれども
良い音楽であり、良い映画であったと思えます。

小さな夜 数え切れないほど 抱えきれないほど 積み重ねた
小さな夜 劇的じゃないけれど キミのとなりなら
それも“悪くないよ” それが“悪くない”んだよ

作詞・作曲・歌 斉藤和義

監督:今泉力哉
出演:三浦春馬/多部未華子/矢本悠馬/森絵梨佳
貫地谷しほり/原田泰造
2019年/119分/日本

渋谷シネクイント

2019.9.30
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映画 ヒンディー・ミディアム

2019-09-23 12:31:03 | 映画(劇場鑑賞)

ヒンディー・ミディアムとは、インドで
“ヒンディー語で授業を行う公立学校”のことを指すとか。
英語は、良い仕事を得るための必須スキルで、
教育の質を測る上で重要視されている現代のインド。

父親が学位しか持っておらず娘の入学が拒否された
実際の出来事をもとに高等教育を受けることができなかった
親たちへの丁寧なヒアリングを経て制作された映画です。

主演を務めるのは、「アメイジング・スパイダーマン」など
ハリウッド映画に出演するイルファーン・カーン。

英語は話せないけれど、仕事は成功、
美しい妻と娘に恵まれ幸せな生活を営んでいますが、
妻は娘の将来のことで頭がいっぱいで・・・。

インドの壮絶なお受験事情を垣間見られますが、
今まで観たインド映画のようには泣いたり、
笑ったりはできませんでした。
(シャームさん一家には

映画はフィクションですが、格差社会のインド。
スラム街の生活がウソ臭く感じてしまって、
旅先で見かけたり、聞いたりしただけのインドですが、
スラム街の生活はもっともっとキビシイはずです。

「金持ちは、貧乏人から何でも奪う」

考えさせられる問題が、インド映画の中に多々あり、
その解決方法に感動することが多いですが、
今回は期待程ではなかったと思うまるみでした。

監督:サケート・チョードリー
出演:イルファーン・カーン/サバー・カマル他
2017年/インド/132分

ヒューマントラストシネマ渋谷

2019.9.20
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映画 ロケットマン

2019-09-14 10:50:42 | 映画(劇場鑑賞)

ゴールドディスク獲得26枚、グラミー賞5度受賞、
世界80か国以上で4,000公演以上、
「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」など
数々の名曲を生み出したエルトン・ジョン。

珠玉の名曲にのせて描く彼の半生を描いた伝記ドラマ、
主演は『キングスマン』シリーズなどの
タロン・エガートン。

制作総指揮としてエルトン・ジョン自身も参加、
自分を演じられるのはタロン・エガートン以外ないと太鼓判。
歌唱力も抜群で、エルトンの声より良いなぁと・・・

エルトンの曲は良いけれど、ルックスも声も
CDも1枚も持っていませんが、名曲揃いで
タロン・エガートンが歌っている
サントラ盤が欲しくなりました。

両親からの愛を受けず、疎まれていた少年が、
音楽の才能に恵まれてスーパースターとなる過程や
パートナーとの関係、ドラッグやアルコール中毒、
そこからの復活など光と闇を綴る
ミュージック・エンターテイメント。

エルトンの少年時代を演じる男の子が、
あまりにもそっくりなことにビックリでした。
「他人の空似」ってあるのですよね。

監督:デクスター・フレッチャー
出演:タロン・エガートン/ジェィミー・ベル/
リチャード・マッデン/ブライス・ダラス・ハワード
2019年/121分/アメリカ・イギリス合作

ユナイテッドシネマ

2019.9.10
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映画 トールキン 旅のはじまり

2019-09-13 13:01:31 | 映画(劇場鑑賞)

「ホビットの冒険」「指輪物語」



あの壮大な冒険物語は、愛と友情、
そして勇気から生まれた。


作家J.R.R.トールキンの知られざる
激動の半生を描いた実話です。

原作も夢中になって読破し、映画『ロード・オブ・ザ・リング』
『ホビット』3部作も楽しみにして劇場鑑賞しましたが、
作家J.R.R.トールキンがオックスフォード大学の
教授をしていたということくらいしか知りませんでした。

こんなにも波乱万丈な人生を駆け抜けていたとは・・・。

子ども時代を過ごしたイギリスの田舎、母との別れ、
学生時代の親友4人で結成した“秘密結社”、
最愛の女性エディスとの運命の出会い、
多くの仲間を失った第一次世界大戦の従軍・・・

英国らしさがしっかりと表現され、俳優陣の演技も
幻想的な映像も美しく見逃せないもので、
英国カルチャー好きにはたまらない内容です。

人生に起こることに無駄になることはなく、
一つの線となって繋がれると言われたりしますが、
あの緻密で壮大な冒険物語に繋がるのだと
感動を新たにし、改めて本も読みたくなりました。

「ホビットの冒険」文庫本で10巻、
売らなければ良かった

監督:ドメ・カルコスキ
出演:ニコラス・ホルト/リリー・コリンズ/
コルム・ミーニイ/デレク・ジャコビ
2019年/111分/アメリカ

渋谷シネクイント

2019.9.9
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