まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

新宿区立林芙美子記念館

2014-01-02 00:35:05 | お出かけ 東京


「放浪記」「浮雲」などの代表作で知られる
作家・林芙美子、
1941年から1951年にその生涯を閉じるまで住んでいた家が、
「新宿区立林芙美子記念館」として
そのまま公開されています。





生存中は、庭一面に孟宗竹が植えられていましたが、
没後、彼女が好きだった木々が植えられ、
四季折々の草花を楽しめるようになっています。





建設当時の建坪制限から彼女名義の生活棟と、
画家であった夫名義のアトリエ棟をそれぞれ建て、
その後すぐにつなぎ合わせました。
(ウラワザを駆使していたのですね)





庭に面した掘りごたつのある茶の間です。
彼女は客間より茶の間、風呂、厠、台所に
十二分にお金をかけるよう考えたそうですが、
そのこだわりを見ることができるでしょう。





茶の間を囲むような広い広縁、庭の眺めも良く、
大きな窓から光が差し込み、温かそうです。
(建物の中に入ることはできません)





庭に突き出したような部屋は、彼女の母親の部屋として使用。
男性の書生がいる時にはその寝室に、
客間がいっぱいになったり、ひき合せたくない客がぶつかると、
客間としても使用された部屋だそうです。





人気作家となり、多くの仕事を抱えていた
彼女にもとには、原稿の受け取りや
執筆依頼の客が毎日何人も訪れていたため、
居留守を使うことも度々だったとか…

アトリエや石蔵ギャラリーで、
資料や写真の展示をしています。

東京都新宿区中井2-20-1

2013.2.24
コメント