まるみのあっちこっち巡り

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-奇跡の名橋-錦帯橋のライトアップ

2014-01-05 00:26:54 | お出かけ 山陰・山陽

ライトアップされた錦帯橋の写真を撮影するため、
夕食後に外出しました。





ホテルからも錦帯橋が見えるという近さ
錦帯橋に再び行くことがあればこのホテルに
宿泊したいという願いが叶いました。





錦川の清流にかかる日本三名橋の一つで
岩国のシンボルといえる錦帯橋。





5つに連なるアーチ型の木橋で、全長193.3m。
釘を1本も使わず、木の組み合わせで構築した
建築学上、貴重な橋です。





錦帯橋とともに岩国城もライトアップ。

関ヶ原の戦いにより吉川家が岩国を守ることになり、
横山の山頂に城を築き錦川を天然の
外堀として両岸を中心に城下町を造営したため
橋が必要になったのです。





清流錦川に水面に映える錦帯橋ですが、
橋を架けることが難しい錦川に流されない橋を架けるため、
中国から「西湖遊覧志」を取り寄せてヒントとなった
絵図を見つけ、創建へと向かうのです。





その絵図には小島から小島へ次々と渡される石橋が
描かれているのですが、これを見て3代領主吉川広嘉が
小島のような頑丈な橋脚を作り、
その橋をまたぐ橋を思いついたのだそうです。





完成したのは1673年10月1日ですが、
翌年には洪水で流され、新たな工夫を加えながら
技術の伝承により架け替えを繰り返し、
276年間不落を誇りました。





平成16年の架け替えを経て現在に至っています。





友人がその年に錦帯橋へ行ったのに渡れなかったと
残念そうにしていたのを思い出すまるみです。





24時間橋を渡ることができますが、
日中は渡るのに大人300円、小学生150円かかります。
(夜は渡り放題となりますが、人は少ないです)





浮かんで見えるのが岩国城です。





錦帯橋の美しさは、江戸中期には評判になり、
山陽道から外れた場所に造られたのにもかかわらず、
参勤交代の大名達もわざわざ迂回して錦帯橋を見物し、
江戸へ向かったと伝えられています。





藩の絵師だけではなく、歌川広重、葛飾北斎など
有名な絵師によっても描かれた錦帯橋。





世界で唯一、構造力学上も純粋な
木造アーチ橋で、約340年もの永きにわたり
岩国の人の手で護り伝えられている錦帯橋は、
「世界遺産」の仲間入りを目指しています。

山口県岩国市

2013.10.11
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