まるみのあっちこっち巡り

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映画 永遠の0

2014-01-17 00:52:43 | 映画(劇場鑑賞)
永遠の0-それは、60年の時を超え、
届いた「愛」の物語。


予告を見るたびに泣いたので、タオル持参で映画館へ。
クライマックスは号泣、ラストは永遠に記憶に残りそうです。
映像、音楽、キャストのどれもが素晴らしいものでした。

サザンの音楽(声)は好きではないのですが、
主題歌「蛍」はこの映画にピッタリで、
歌が流れるエンディングで、再び涙が溢れてしまいました。
主人公のゼロ戦パイロットを演じた岡田准一の
シーン(特にラスト)を思い出してはまた涙。

百田尚樹著のベストセラーの映画化ですが、
その原作者が号泣したと大絶賛するほどの傑作で、
見応えのある上映時間144分でした。



原作は小説ですが、悲惨な戦争の中にあっても
軍人や兵士にも愛する家族がいて、家族に会いたい、
家族を愛する気持は口にできずとも皆にあったはずです。

原爆が投下された広島・長崎でも沖縄でも泣きました。
パラオの資料館の遺品の中の正露丸を見ても泣きました。
アジアやオーストラリアを旅したときも戦争の爪あとを感じました。

号泣したのは、鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れたときです。
そこには遺書や遺影とともに書や絵画などの作品もあり、
その素晴らしさに感銘を受けました。

こんなに素晴らしい才能を持った
若く優秀な人を失わせてしまった日本。
十分な訓練も燃料もつまずに…。

「大事な母や妹を守るために特攻に行く」という文章を見つけました。
愛する家族を守るためのこの戦争を終わらせる
そんな気持が綴られていたように思ったものです。

膨大な資料を基にこの小説は出来上がったのでしょう。
経験していなくても理解できることはあります。

生きていれば恋もしたでしょう、
世の中のためになる仕事もしたでしょう。
一人一人の大事な命を失ったことを忘れてはいけません。
遺されていった思いを受け止めることも必要です。

ユナイテッド・シネマ

2014.1.12
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