約58.3haの広さを誇る新宿御苑には、
風景式庭園、整形式庭園、日本庭園と異なる
3つの庭園が匠にデザインされています。
ゆるやかな池の流れに沿った、池泉回遊式の日本庭園。
大木戸門近くにある玉藻池のある
徳川家康の家臣・内藤家の庭園「玉川園」の
面影が残る日本庭園とは少し違った雰囲気です。
フジの花期は5月、特にGWなどは「藤棚」が、
鑑賞・観光の対象になりますね。
海外で藤の花をじっくりと見ているのは、
日本人くらいなのだとか。
古くは鴨場として作られ、昭和のはじめに
日本庭園として改装されました。
新宿御苑は、新宿区と渋谷区に属していますが、
もともと千駄ヶ谷の辺りは湿地帯でした。
標高26m~36mと標高差11mもあるのです。
水の流れにそってデザインされた庭園ですが、
上の池、中の池、下の池、池の多くは渋谷区側です。
あら、紅葉している?
日本庭園には、和服姿の方々が目立ちました。
確かに和装のほうが絵になりますね。
11月には皇室ゆかりの菊花壇展が開催されます。
卒業式のシーズンは、袴姿の女子学生の姿も多いです。
敷地が広大なだけではなく、標高26m~36mと
標高差11mもある新宿御苑なので、
履きなれた草履で歩くのが良いと思います。
セイヨウシャクナゲが咲いていました。
「花木の女王」と呼ばれているシャクナゲは、
高山の奥深くに咲いているために手に入れるのが困難で、
「高嶺の花」の語源にもなったと言われる花です。
新宿高島屋から撮った新宿御苑ですが、
右端に見えるのが国立競技場です。
新宿門から入園して日本庭園を
散策するだけでも1時間半は必要でしょうか。
東京都新宿区内藤町11
2021.4.24