奥州藤原氏の二代基衡、三代秀衡が造営、
中尊寺とともに平泉観光の名所である毛越寺。
モウツウジと読みますが、越は慣用音でオツ、
モウオツジがモウツジになり、
さらにモウツウジに変化したそうです。
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11月1日~3日は、秋の藤原まつりで、
毛越寺の本堂の前では、
奥州市指定無形文化財「行山流角懸鹿躍」の
躍動感のある踊りが披露されています。
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「行山流角懸鹿躍」は、岩手を代表する
郷土芸能の一つで鹿の頭をかぶって
勇壮に踊られるものです。
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かつて中尊寺をしのぐ華麗さを誇った毛越寺ですが、
再三の火災で創建時の伽藍は焼失しました。
当時の堂宇、土塁などが遺されていて、
平安の伽藍様式を知る上で貴重な遺構です。
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毛越寺一山の本坊である本堂も
紅葉に彩られていました。
本尊薬師如来(平安時代作)
脇士日光・月光両菩薩を安置しています。
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浄土を表したという大泉が池を中心とした
浄土式庭園が往時を伝えています。
以前来たことがあるのですが、
私の記憶に残っていたのがこの池と船です。
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毛越寺を開かれた慈覚大師円仁(794~864)を
お祀りする開山堂には、両界大日如来像、
藤原三代の画像を安置しています。
慈覚大師の「入唐求法巡礼行記」は、
「東方見聞録」、「西域記」とともに
三大旅行記として高く評価されています。
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基衡が万宝を尽くして建立した勅願寺の
金堂円隆寺跡で、本尊は運慶作の
丈六の薬師如来であったとか。
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庭園の遣水に盃を浮かべ、流れに合わせて
和歌を詠む、平安時代の遊びを再現した
「曲水の宴」は、5月第4日曜日に行われます。
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この鐘楼は、1975年にもともとの鐘楼が
建っていた場所のすぐ東側に再建されました。
京都の平等院にある鐘と似通っています。
平等院は毛越寺と同時期の12世紀に建てられました。
岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58
2023.11.1
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