まるみのあっちこっち巡り

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三陸復興国立公園 唐桑半島 巨釜・半造

2024-06-27 00:51:27 | お出かけ 東北



気仙沼の東側に突き出す断崖状の
変化に富んだ海岸線をもつ唐桑半島は、
豪快な海と断層が織り成します。







八幡岩、折石、トド岩、トンネル岩など
海食洞の奇岩怪石が並ぶ
名勝巨釜・半造の見どころは、
遊歩道を歩いて行きます。







「安倍貞任」を追って来た「八幡太郎源義家」が
この岩に飛び移り、岩上にあった二つの丸い大岩を
手玉にとったという言い伝えがある八幡岩。
その岩は地震や高波で海中に落ち、今は見えません。







折石のある岬と半造に囲まれた「前田浜」が、
釜のような丸い形をしており、
波の荒いときなどはお湯が沸き立つさまを大きな釜、
「巨釜」と称するようになったというのが定説。







北の海に住むトドが潮流に乗って南下し、
この岩の上で体を休めている姿をしばしば見かけ、
トド岩と呼ばれるようになったとか。







折り重なる岩の根本に波がぶつかると、
岩の隙間から妙音とともに潮が噴き上げ、
太陽を背にしながら見ると虹がかかるという潮吹岩の
現象も今は海が荒れた時しか見られないそうです。







遊歩道の地下を通って潮吹き岩と
繋がっている東風穴があり、
東風が吹くと風波が大きくなり、
穴から吹き上げる空気も強くなります。







鮑などがたくさん採れ馬を放牧したりと繁盛し、
なまって「はんぞう」となったとか、
神様が半分だけ造ったとか、
「半造」の名がつけられた説は色々あるようです。

宮城県気仙沼市唐桑町

2023.11.2


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