明治期を代表する回遊式林泉庭園の清澄庭園。
全国の名石を配した池を巡れば、
四季折々の表情が楽しめます。
三菱グループの創始者・岩崎彌太郎が、
久世大和守の下屋敷跡と周辺の3万坪を購入、
社員の慰安と貴賓の招待の場として造園され、
1880年に「深川親睦園」として開園。
その後も隅田川の水を引いた
大泉水をはじめ築山、名石を配し、
1932年から「清澄庭園」として公開され、
東京都の名勝に指定されています。
庭園の要ともなる大泉水は、
三つの中島を配した広い池です。
水面に島や数寄屋造りの建物、
樹々の形を映し出します。
現在は、雨水でまかなわれている
大泉水に外来種のカメが何匹も。
池の端に石を点々と置いて、
歩けるようにしているのが磯渡りです。
歩みを進める度に景観が
変化するように配慮されています。
紅葉する木は少ないので、
6月初旬の花菖蒲の頃が一番のおススメです。
東京都江東区清澄3-3-9
2021.12.16
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