ちょっと間があきましたが、ミシンに続き、ハーネス製作で使われる工作機械もご紹介します。
まずは旋盤。ウチでは八馬力型汎用タイプを使っています。電源は普通の工業用200V三相です。
こいつはさる場所から貰い受けたもので、少し壊れていたので自分で修理して使っています。
バイトも一通りそろっているので、自分で都合の良いバイトを製作しながら使っています。
次はボール盤。穴を開けるだけの単純なものですが、パイプのど真ん中に穴を直ぐに開けられるように、治具を取り付けています。
こいつも電源は200V三相を使っています。
ちなみに、ドリル歯は自分で全て研いでいます。
最後は高速カッター。アルミパイプや丸棒をカットする時に使っています。
主に以上の器具でハーネスの金属部品を作っています。
具体的にはRXC(レーサータイプ)のピッチトリマー、メインラインのスライダー、そしてスライドレール、その受け金具。更に前後のバックプレートの間のジョイント金具などです。
スポーツハーネスX-SPORT のフレーム内にあるジョイント金具も、実はこれらの器具だけで製作しています。
機会があれば、その工作過程もご紹介いたします。
ハーネスは現在高等化して、昔みたいにミシンだけでは作れない時代になりました。
現在のハーネスは専用金具も必要になっているため、金具も自分で作れないとダメです。
それだけに、現在のハーネスを作るには、いろいろな技術と知識、経験、そして設備が要求されます。