前回ご紹介したX-SPORTハーネスのブラケットは、実はこのようなアルミの丸棒から作られています。
具体的には、アルミの材質は7N01というもので、レース用のオートバイのフレーム等に使用されているものです。
高強度ながら材質に粘りもあり、割れたりすることもほとんどなく、しかも加工性も優れているため、ハーネスのフレームに使うにはもっとも適した材質だと思います。
X-SPORT のブラケットは、この7N01材の丸棒をカットしたり削ったりして作っていくのです。
このような物の作り方を、工業用語では「削りだし」という言い方をします。
削りだしで作られた部品は、精度が高く高強度、そして美しいというメリットがありますが、反面コストがかかるという欠点があります。
さて、ブラケット作りは、まず、アルミの丸棒を高速カッターで所定の長さにカットして、真ん中にボール盤で穴を開ける作業から入ります。
なぜ、真ん中に穴を開けるのか?
それはこの後のお楽しみです…。