飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

上富田での日々…。2日目

2025-01-04 14:55:37 | 旅(freedom person)

故郷、上富田(かみとんだと読む)での二日目です。

今日はまず、まだ知らなかった郷土の名所に行って見たいと思います!

 

その前に、なかなか帰ってこれないので、再びご先祖様のお墓に出向き、般若心経を唱えます。

お寺から降りたところで…。

明治22年、紀伊半島南部を襲った豪雨で、増水した水位を記した記念碑がこのお寺にはあります。

この当時の住職が、その時の水位を覚えていたため、こうして記録に留めることが出来ました。

実は、この界隈にある別のお寺のいくつかにも、同じようにこの時の水位を記録したものがあったそうですが…。

その記録が今の時代になって、コンピュータ解析にかけることにより、このときの水害の正確な状況が再現できたそうで

す。

その時出来ることを、後世のためにとにかくやっておく…。

それが100年後の時代に、大きな成果となったようです。

ちなみに…。

北海道札幌の少し北に「新十津川村」という町がありますが、これはこの時の水害の時、この近くの奈良県南部の十津

川村の人たちが、壊滅した田畑を捨てて北海道に移住し作った町なのだそうです。

 

さて、今日の目的の場所に移動したいと思います。

田辺市の北東に位置する場所に、上秋津というところがありますが、ここには隠れた名所があります。

比企岩群!

1000万年ほど前に海に積もった土砂が、その後隆起して、地層が傾き出来上がったものだそうです。

NHKで、「日本100低山」という番組を放送していますが、それにも紹介された低山です。

酒場詩人、吉田類さんが紹介していたのですが、その番組を見て無性に登りたくなり来てしまいました!

故郷ながら、機会がなくて一度も登っていなかったんです…。

比企岩の比企とは、ヒキガエルのヒキのこと。

岩山の姿がヒキガエルに似ているから、こう名付けられたのだそうです。

簡単に登れる割には絶景でした!

 

比企岩群の次に向かったのは、奇絶峡!

高尾山という山の谷あいにある峡谷です。

硬い岩盤に、仏様が彫られています。

実は、木に隠れてもう二体の仏様がいらっしゃいます。

江戸時代くらいに掘られたものなのかと思っていたのですが…。

実は、私が生まれて間もなく彫られた、比較的新しい仏様のようです。

実はここの岩盤、よ~く見ると火山性のものなのです。

私も日本中を旅して、いろいろな火山地帯も旅しているうち、数年前に故郷にもそれと同じ岩があることに気付きまし

た。

この奇絶峡のある高尾山、そして、その隣にある槙山、これらの直線上に位置する分領山も同じ火山性の岩盤で出来てお

り、これらは昔、この辺の山は溶岩の隆起で出来たことを物語っていると思えます。

その証拠に、これらの山の線上には、鮎川温泉、南部温泉などの温泉が湧きだしています。

今は紀伊半島には火山はありませんが、昔は実は火山だらけだったようですね!

本日も再び白浜温泉の松の湯に浸かり、その後ちょっと時間があったので…。

熊野白浜空港。

以前はDC9という旅客機を使っていましたが、確かこの飛行機引退したはずだなと思い…。

今この狭い滑走路で、どの飛行機を使っているのかな?と、興味があり来てみました。

ボーイング737を飛ばしていたんですね!

60年近く前に初飛行していながら、未だに生産されている名機です。

時代が進むとともにエンジンの直径も大きくなり、今は無理やり主翼に直付けしてますね!

 

このあと…。

このブログにコメントを下さるケロちゃんさんが帰ってきていないかな?と、見てみたのですが…。

元旦には少しだけ早かったせいか、まだ帰られていませんでした。

残念!

酒のつまみをとれとれ市場で買って帰ります…。

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