午後5時35分、札幌駅。
長距離バスで釧路から札幌に運ばれた私は、何もしていないのに疲れてしまいました。
北の大都市・札幌は、夕刻を迎えていました。
そろそろ夜景が見られる時間です。
札幌は、じつは夜景が美しい街として知られていました。
そして近年では、「新日本三大夜景都市」のひとつに選ばれました。
残りのふたつは長崎と神戸で、従来の「日本三大夜景」の函館が落選しちゃったんです・・・・・しかし函館は「世界三大夜景」ですから、ね。
そして札幌の夜景を見ようと考えた私は、前日釧路のホテルで夜景スポットを調べていました。
札幌市の西側にそびえ立つ藻岩山。
札幌の中心・大通公園に立つさっぽろテレビ塔。
繁華街すすきのにある商業施設ノルベサの観覧車ノリア。
変化球ではスキージャンプの聖地・大倉山。
クラーク博士が見下ろす羊ケ丘展望台。
これらのスポットは、札幌駅から移動しなければたどり着くことはできません。
バスの到着時刻が午後6時前ということで、札幌駅からいちばん近いスポットを探したところ、いい物件がありました(^^♪
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札幌駅に直結するJRタワー内にある展望室・T38(Tower Three Eight)。
ここは、私がよく参考にさせていただいている「こよなく夜景を愛する人へ」というサイトで「日本夜景100選」に選ばれています。
その名が表す地上38階の展望室へは、入場料720円を支払って入ることができます。
地上172メートルのタワーは、北海道で一番高いビルということで、期待も高まってまいります(^^♪
展望室に到達。
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まずは西側。
建物の明かりが遠くまできらめいています。さすがは北の大都市・札幌です。
そして札幌は明治政府の主導で開拓された計画都市。
道路は碁盤目状に走っていて、車列の光線が規則正しくのびていく様がイイです。
足元から曲がってのびている暗闇の帯は、JR函館本線。
それを挟むかのように広がる漆黒の緑地は、北海道大学のキャンパスです。
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そして山肌に輝いているのは、大倉山ジャンプ競技場です。
展望室の南側に移動しました。
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札幌駅からまっすぐ南にのびる札幌駅前通の車列。
そしてまばゆいくらいに明かりが輝いている場所こそ、北の繁華街・すすきの。
すすきのの右(西)には、商業施設ノルベサの屋上にある観覧車・ノリア。
・・・・・・やっぱり「乗るべさ」「乗りあ」っていうダジャレなんだろうか??
すすきのの左(東)には、さっぽろテレビ塔が立っています。
そしてテレビ塔のところから左右(東西)にのびているのが、大通公園です・・・・・・って、見えづらいですね。
右端(南西)にうっすら見える山は、藻岩山。
札幌の夜景を見下ろすことができる名所です。
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少しだけ角度を変えました。
さっぽろテレビ塔が、多少は見えやすくなったでしょうか。
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テレビ塔を拡大(^^♪
脇を南北に走っているのは、創成川通の車列。
創成川という小さい川を挟んでいる通りです。
東へ移動。
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東側も、街の明かりが遠くまで輝いています。
足下からのびる暗闇の筋は、JR函館本線。
このときはちょうど電車が走っていました。
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少し角度を変えた東の夜景。
サッポロファクトリーが右端(南東)に見えます。
ここでちょっと休憩。
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トイレからも夜景を楽しむことができます(^_^;)
北側の夜景です。
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目の前に鎮座するふたつのビル。
中央の低い方のビルは、札幌第一合同庁舎ビル。
左の高い方のビルは、D'グラフォート札幌ステーションタワーという高層マンションです。
札幌駅の真ん前にあるこのタワーマンションは、北海道で一番高い高層マンションなのだとか。
高さだけでなく、値段の方も高いかもしれませんね。
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角度を変えて、北西を望みます。
相変わらず、Dナントカタワーが真ん前に立ちふさがっていますが・・・(^_^;)
規則正しい光の筋が美しい真北の景色とは違い、北海道大学のキャンパスが漆黒の闇となって夜景にアクセントを加えています。
向こうに見える光の筋に挟まれた黒い帯は、新川という川です。
T38に入ってから30分以上、夜景を眺めていました。
・・・・・・というのは半分ウソで、未熟なスキルでデジカメさんと格闘していました、といったほうが正しいでしょうね(^_^;)
夜景の撮影は、難しいです。
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空はすっかり暗くなり、街の明かりがいっそうの輝きを増しています。
函館の夜景と札幌の夜景はどちらが「日本三大夜景」にふさわしいか。
私ごときがその結論を出すことはできません。
函館も良かったけど、札幌も良かった!
そして・・・・・・ここも本当にふたりで来たかった。