鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

東北本線・新白河の関

2019-06-26 | 鉄道の旅


平 成 3 0 年 ( 2 0 1 8 年 ) 9 月 1 日 ( 土 )

午 後 4 時 3 6 分

宮 城 県 白 石 市

J R 白 石 駅



「白石リベンジ」をほぼ達成し、



JR白石駅に戻ってきました。
これより、わが本拠地・柏への帰路に就きます。
その途上で「城攻め」を随時こなしていくわけですが・・・



最初の電車は、16時49分発 東北本線 快速電車「仙台シティラビット6号」 福島行きです。
発車標でもわかるとおり、福島方面の上り電車は1時間に1本程度と、意外と本数がありません。
しかも次発の17時48分発の電車は柏へ行ける最終電車で、柏駅到着は午前0時すぎになってしまいます。



ホームに入ると、「片倉小十郎と真田幸村 歴史秘話の地」という垂れ幕がかかっています。
たしか8年前にはそのようなものはなかったかと・・・おそらくは大河ドラマ「真田○」の影響でしょうか。


「2代目小十郎」片倉重長は、大坂夏の陣のおりに、真田信繁(幸村)の娘・阿梅と次男の大八を捕らえました。
信繁は幕府への反逆者なので、その子も連座して処断されるのが普通ですが・・・
重長は阿梅を侍女に取り立て、さらには自分の側室にしてしまいました。
さらに、大八を片倉守信と名乗らせて家臣にしてしまいました。
のちに伊達家は幕府より詰問状を受けることになりますが、
「彼は真田信尹(のぶただ)昌幸の弟)の孫です」
と言いぬけてしまったそうです。





小十郎、阿梅と大八が生活したであろう白石城。
小十郎が「うまい、うまい」と舌鼓をうったであろう白石温麺が描かれた階段を上ります。



跨線橋から見える白石城三階櫓【再建・白石市指定文化財】に別れを告げ、3番線ホームへ。



16時49分、快速電車は定刻どおり発車、あとはひたすら東北本線を南下します。
17時20分、定刻どおり福島駅へ。
電車は2番線に到着しました。



福島駅からの電車は、17時24分発 東北本線 普通電車 新白河行きです。
新白河行きですか・・・栃木県の黒磯駅まで行ってくれないんですねぇ。
発車するホームは2番線・・・って、さっきの電車と同じ車両じゃないか!
だったら「福島行き」じゃなくて「新白河行き」と表示すればいいじゃないか!



新白河行きの電車もまた、定刻どおりに発車。
18時13分、郡山駅に到着し、ここで2両増結。
そのまま東北本線で、南へ進みます。



白石駅から郡山駅までは、ほぼ寝てました~。
しかし郡山駅から小山駅までの東北本線区間は、「城攻め」の空白地帯。
ということで「城攻め」アプリを起動し、この日最後のひと仕事ですな。


18時33分、須賀川駅須賀川城(須賀川市)を攻略、



二階堂盛義だ! ひょえ~!
あと二階堂盛隆、石川昭光も登用しました。

二階堂盛義は、「信長の野望」シリーズの顔芸武将筆頭です。
史実では、須賀川城主として会津の蘆名氏と抗争するも敗れ、子の二階堂盛隆を人質に出して降伏します。
のちに蘆名氏の後継者に盛隆が選ばれると二階堂氏は復権し、最盛期を迎えました。

石川昭光は伊達晴宗の四男で、石川郡三芦城の領主として、蘆名氏や佐竹氏と協調し、甥の伊達政宗とは敵対します。
政宗が蘆名を滅ぼし奥州に覇を唱えると、昭光は降伏して須賀川城に入りました。
のちも伊達家の家臣筆頭として、重きをなしたといいます。


18時39分、鏡石駅長沼南古館(須賀川市)と三芦城(石川郡石川町)を攻略。
18時44分、矢吹駅国神城(西白河郡矢吹町)を攻略。


そして新白河のひと駅前、白河駅へ。



ライトアップされた白河小峰城三階櫓【再建】です!・・・小さいですが。



日本100名城・第13番、白河小峰城攻略!
白川城(白河市)と高助館(西白河郡西郷村)も攻略できました。
「白河」と「白川」、まぎらわしいですねぇ。



蘆名義広、関盛信、河東田清重、関一政、小峰義親の5名を登用しました。


19時03分、新白河駅に到着しました。




午 後 7 時 0 3 分

福 島 県 西 白 河 郡 西 郷 村

J R 新 白 河 駅


白石から乗り続けた電車は、新白河駅の7番線ホームに到着しました。
到着した電車の進行方向の先にはどんづまりが設置され、宇都宮方面からの線路と分断されています。
以前はこんなものなかったんですが・・・

新たに設けられた「新白河の関」のため、ここでは必ず乗り換えが発生することになります。



今度の電車は6番線から、19時18分発 東北本線 普通電車 黒磯行きです。



宇都宮側の6番線の駅名標。
次の駅が「白坂」の表示しかなく、線路が分断されていることを示唆していますね。



新白河駅の電車。
う~む、柏市民の私はほぼ毎日目にしているような・・・。



あ、そのまま持ってきている・・・。

平成30年(2018年)にデッドセクション(無電流部分)の移設工事があったそうです。
これにより新白河駅が新たに乗換必須の駅になり、交流・直流双方に対応できる常磐線の車両が東北本線に持ち込まれたようです。



常磐線・・・じゃなくて東北本線 黒磯行きは、定刻どおり発車。



19時21分、白坂駅白河関(白河市)と芦野城(栃木県那須郡那須町)を攻略。

・・・白河の関って、城ですか?
そう思っていましたが、土塁や空堀など城郭の遺構も残っているそうです。



19時41分、黒磯駅に到着。




午 後 7 時 4 1 分

栃 木 県 那 須 塩 原 市

J R 黒 磯 駅


今度の電車は、



19時51分発 宇都宮線 普通電車 宇都宮行きです。

そろそろお夜食をいただきたい時刻。
黒磯駅は乗換必須駅なので、立ち食いそばのお店があったはずですが・・・見当たらない。
どうも閉業してしまったようですね。



私の食事がままならぬ中、電車は発車。


20時01分、西那須野駅真木城(那須塩原市)を攻略、



大田原資清・晴清を登用。
晴清は資清の孫にあたります。

20時07分、野崎駅佐久山城(大田原市)を攻略、



福原資保、大関高増、山田辰業、福原資孝の4名を登用しました。
大関高増と福原資孝は大田原資清の長男と次男にあたります。

20時11分、矢板駅矢板城(矢板市)を攻略、塩谷義綱を登用。
20時17分、片岡駅乙畑城(矢板市)を攻略。
20時26分、氏家駅勝山城倉ヶ崎城(いずれもさくら市)を攻略。
20時31分、宝積寺駅岡本城(宇都宮市)を攻略。
20時36分、岡本駅飛山城(宇都宮市)を攻略、芳賀高継を登用。



那須家の家臣団と宇都宮家の部将たちを配下に加え、



20時42分、宇都宮駅に到着しました。




午 後 8 時 4 2 分

J R 宇 都 宮 駅


今度の電車は、



20時49分発 上野東京ライン・東海道線直通 普通電車 国府津行きです。



20時42分、宇都宮駅宇都宮城を攻略、壬生(みぶ)綱房、蒲生秀行、壬生綱雄、宇都宮広綱、宇都宮国綱、梅津政景を登用しました。
宇都宮駅&宇都宮城ということで、6人中4人は宇都宮家の関係者ですね。
梅津さんもルーツは宇都宮家臣なのですが、政景さん自身は佐竹義宣に仕え、秋田の久保田藩の財政を支えた名吏です。
蒲生さんはお城業界でよく名が挙がる蒲生氏郷の嫡男なのですが、氏郷死後に会津から宇都宮に減転封された経歴があります。



20時49分、電車は発車。


20時55分、雀宮駅横田城(宇都宮市)を攻略。



21時01分、石橋駅児山城薬師寺城(下野市)を攻略。
薬師寺城が、この日最後の城攻めとなりました。そして、



この日最後の武将、今泉高光を登用しました。



途中、運行トラブルに見舞われたため、



12分遅れの22時45分に上野駅に到着。



ここからはいつものルートですね。
22時49分発 常磐線 快速電車 土浦行きに乗車。



23時18分、柏駅に到着。



【今回の乗車記録】

JR東日本 白石駅 3番線 16時49分発
東北本線 快速 仙台シティラビット6号 福島行き 4両
福島駅 2番線 17時20分着

福島駅 2番線 17時24分発
東北本線 普通 新白河行き 4両
郡山駅 6番線 18時13分着 2両増結
新白河駅 7番線 19時03分着

新白河駅 6番線 19時18分発
東北本線 普通 黒磯行き 5両
黒磯駅 4番線 19時41分着

黒磯駅 1番線 19時51分発
宇都宮線(東北本線) 普通 宇都宮行き 4両
宇都宮駅 10番線 20時42分着

宇都宮駅 7番線 20時49分発
宇都宮線(東北本線) 普通 上野東京ライン東海道線直通 国府津行き 15両
[JU02]上野駅 7番線 22時45分着(遅れ12分)

[JJ01]上野駅 6番線 22時49分発
常磐線 快速 土浦行き 15両
[JJ07]柏駅 4番線 23時18分着

*所要時間 6時間29分 (移動時間 5時間49分 乗換時間 40分)
*移動距離 332.3km
*運賃 18きっぷ使用(使用しない場合、5,620円)




翌 日

本 拠 地 に て


 

エキソンパイ! うまい!
ままどおる! ミルクたっぷり ママの味~




仙台銘菓・萩の月! うまい!!



日本100名城・続100名城登城の旅・第18弾「白石リベンジ」 完

ホーム画面に戻る。


萩の月が食べたくて

2019-06-26 | グルメ


平 成 3 0 年 ( 2 0 1 8 年 ) 9 月 1 日 ( 土 )

午 後 4 時 2 8 分

宮 城 県 白 石 市

白 石 駅 へ の 帰 り 道 に て



白石城【白石市指定史跡】を登城し、武家屋敷 旧小関家【宮城県指定文化財】を訪問することができました。
片倉小十郎景綱の墓参りに行けなかったりと取りこぼしはあったものの、平成21年(2009年)「福島二千円の旅」以来の「白石リベンジ」を達成したといっていいでしょう。


帰路、白石駅へ自転車を駆っていると、



かしょ~ さぁんぜ~~ん
かつて仙台に住んでいた私の脳内に、メロディとともに再現される菓匠三全



私が仙台に行くと必ず口にするずんだシェイクを販売しているずんだ茶寮は、菓匠三全が運営しています。
そして菓匠三全といえば、なによりも・・・



仙台銘菓萩の月
仙台が全国に誇る銘菓といっていいでしょう。
仙台のみやげは、これを買っていけば間違いはない!というくらいの定番中の定番です。



コクのあるカスタードクリームを、ふんわりとしたカステラ生地で包んだ「萩の月」。
「萩の月」はビニールで包装され、さらにデザインに凝った化粧箱に1個ずつ入っています。
化粧箱に入っている「通常版」は1個200円、なかなかに高級です。
しかし直営店では化粧箱なしバージョンがあり、1個166円で販売しています。

ただ単に萩の月が食べたい私は、化粧箱なしバージョンを5個購入。
そして1個だけ化粧箱ありバージョンを買うことにしました。



おまけで、ずんだあめをもらいました。
はじめは普通の飴ですが、中に枝豆の成分が入っていて、徐々にずんだの味が出てくる不思議な飴です。
私はずんだは大好物なので、たいそうおいしくいただきました。





店を出てすぐ、白石駅に到着。
駅ロータリーには片倉家の旗印にちなみ、梵鐘がシンボルとして置かれていたんですね。



駅構内の観光案内所にて、レンタサイクルを返却。
名残惜しくはありますが、あとは本拠地・柏に戻るだけです。