鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

ひたちなか海浜鉄道

2020-01-05 | 鉄道の旅


平 成 3 1 年 ( 2 0 1 9 年 ) 3 月 3 1 日 ( 日 )

午 後 1 時 3 8 分

茨 城 県 笠 間 市

J R 笠 間 駅



笠間城【笠間市指定史跡】の登城リベンジを果たし、この日の旅の目的は達成しました。
あとは、わが本拠地・柏に戻っても良いのですが・・・

時刻はまだ、午後2時前。
手に持っているのは、乗り放題の「ときわ路パス」

茨城県内の鉄道が某TX以外1日乗り放題なので、まだまだ旅を続行します。
今回乗車する鉄道は・・・18きっぷでは乗れない私鉄or第3セクターで、私がまだ乗ったことのない鉄道・・・ひたちなか海浜鉄道
これに乗って那珂湊に向かい、魚でも食べてこようかなぁ~という考えが浮かんでいたのです。




まずは笠間駅へ。
レンタサイクルをお返しして・・・



今度の電車は、13時59分発 水戸線 普通電車 友部行きです。
友部駅は笠間駅から2駅先にある、常磐線との分岐駅。
水戸まで行ってくれないのに水戸線とはこれ如何に?!
それを云うなら、東神奈川で折り返してしまう某路線がありましたねぇ。





14時08分、友部駅に到着。



今度の電車は、14時11分発 常磐線 普通電車 勝田行きです。
ひたちなか海浜鉄道の起点は勝田駅ですから、この電車で終点まで乗車します。
この日は3月31日、梅の季節でもあったので、普段は停まらない偕楽園駅に停車します。まぁ、スルーしますが。



内原、赤塚、偕楽園、水戸・・・何事もなく通り過ぎ、



那珂川を渡ったら、



終点・勝田駅に到着。




午 後 2 時 3 0 分

茨 城 県 ひ た ち な か 市

J R ・ ひ た ち な か 海 浜 鉄 道 勝 田 駅


勝田駅でお乗り換え。



JR線の改札を出ることなく、そのまま上り線ホームへ。
番号こそ1番をゲットしているものの、端っこに追いやられているひたちなか海浜鉄道湊線へ。



ひたちなか海浜鉄道では交通系ICが使えないので、湊線ホームの直前で精算することになります。
「ときわ路パス」を持つ私はそのまま入り、窓口で改札を受けることとなります。



今度の列車は、14時40分発 阿字ヶ浦行き



どん詰まり撮影。



駅名標も撮影。
海浜鉄道の駅名標はなかなか面白いデザインをしていますなぁ。
なんでも、平成27年度のグッドデザイン賞を受けたものなのだとか。

この勝田駅の駅名標、令和の世となった現在は使われておりません。
「にっこう」=日立工機は外資に買収されて日立グループを脱退し、平成30年6月に工機ホールディングスへと社名変更したのです。
そして令和元年10月、日工前駅は工機前駅となり、駅名標もリニューアルしています。



列車は2両編成のようですが・・・後ろの車両は貸切のようです。
前の車両に乗り込んで、ひたちなか海浜鉄道の旅、スタート。




のどかな画です。



中丸川という小さな川を渡ります。
この橋梁は通称「高田の鉄橋」と呼ばれ、すぐそばに高田の鉄橋駅があるのです。




高田の鉄橋駅から2分ほどで、那珂湊駅に到着。
後ろの車両はこの那珂湊駅で切り離され、1両の列車は終点の阿字ヶ浦へと向かっていきました。



上り列車が入線していました。
構内踏切で線路を横切り、駅舎へ。
中では、貸切列車の関係者と思われる人たちが駅を占拠していました。
どうやら那珂湊駅で撮影があるようでした。




なんらかのロケ地となっているレトロな駅舎を後にして、海の方へと歩いていきました。



【今回の乗車記録】

JR東日本 笠間駅 1番線 13時59分発
水戸線 普通 友部行き 5両
友部駅 3番線 14時08分着

友部駅 2番線 14時11分発
常磐線 普通 勝田行き 10両
勝田駅 3番線 14時30分着

ひたちなか海浜鉄道 勝田駅 1番線 14時40分発
湊線 普通 阿字ヶ浦行き 2両ワンマン(1両貸切)
那珂湊駅 2番線 14時54分着

*所要時間 55分 (移動時間 42分 乗換時間 13分)
*移動距離 37.4km
*運賃 ときわ路パス使用(使用しない場合、846円(JR線IC運賃 496円 ひたちなか海浜鉄道 350円))





笠間城リベンジ・後編~荒れ果てた石垣

2020-01-05 | 城郭【続日本100名城】


平 成 3 1 年 ( 2 0 1 9 年 ) 3 月 3 1 日 ( 日 )

午 後 1 2 時 3 5 分

茨 城 県 笠 間 市

笠 間 城 天 守 曲 輪



笠間城【笠間市指定史跡】の登城リベンジ。
ふもとの山麓公園にレンタサイクルを停め、山を登り始めてから約25分。

 

スタンプの絵柄にもなっている天守台に達しました。
スタンプの画角はよく捉えることができたと思いますが、石垣を覆うビニールシートがとても残念ですね・・・。

東日本大震災の影響で石垣が崩れたのだそうですが、その修復がすすんでいないことを見るにつけても、復興が道半ばなのだと感じざるを得ません。





天守台の石垣は、安土桃山時代に城主となった蒲生郷成によって普請されたものです。
近江出身の蒲生氏によって、この地に石垣を造成する技術がもたらされたのでしょう。
それに加え、笠間の地が現在も花崗岩を産出するという、採石に恵まれた地であったこともあり、笠間城は茨城県で唯一、本格的な石垣を備えています。









石垣が、荒れるに任せた状態になっている?
巨石が崩れ落ちそうで、ちょっと怖いですね。



天守跡に鎮座する佐志能神社拝殿
足元の石垣もあやうい感じがしますが、拝殿自体もなんだか荒れてしまっているように見えます・・・。





本丸に戻りました。





本丸から二の丸へと下る石段。
ここにも蒲生時代の石垣が残っています。



二の丸
草木が生い茂り、往時の広さは感じられません。



二の丸から石段を下り、舗装路に出ました。
このあたりで見られる石の造形物は、蒲生時代の石垣ではないようです。



すぐ近くのロータリーのような道。
このあたりは帯曲輪だったそうです。

 

ロータリーから見下ろすと、前回の登城の最終到達地点であった大手門跡です。
これでいちおう笠間城の登城リベンジは達成!・・・ということにしましょう。



まだまだ寒い春先。
さすがにやぶ蚊の大群はいませんでしたが、ユスリカの小さな群れはすでに発生していました。
ユスリカは蚊とは違って吸血しないのですが・・・・・・やっぱり鬱陶しいですね。



帰り道、



笠間のお稲荷さんに登城の達成を報告し、笠間の地を後にしました。





笠間城リベンジ・前編~佐白山登頂

2020-01-05 | 城郭【続日本100名城】


平 成 3 1 年 ( 2 0 1 9 年 ) 3 月 3 1 日 ( 日 )

午 前 1 1 時 3 5 分

茨 城 県 笠 間 市

J R 笠 間 駅



笠間城【笠間市指定史跡】のリベンジを果たすべく、ふたたび笠間の地に下り立った私。



駅を出て右にある観光案内所でレンタサイクルを借ります。



今回の自転車は、いたって普通のママチャリ。
料金は300円で、電動アシストつきのものと比べると200円お安くなっています。
前回の登城の経験を踏まえ、今回は山麓のハイクングコースから一気に本丸を衝くこととしたので、電チャリはいらないと判断したのです。


駅からの道は緩やかながらも上り坂でしたが、己の健脚で走破。



笠間稲荷神社の鳥居を通過し、急ぎ笠間城へと向かいましたが・・・



笠間稲荷といえば、やはりお稲荷さん!・・・ということで、店頭の淑女に誘われて「きむらや」さんへ。
くるみ稲荷、そば稲荷、そぼろ稲荷・・・どれも130円。
そば好きの私としては、ここはぜひともそば稲荷を食べたいところですが・・・

なんと! そば稲荷には我が天敵のキューカンバーが入っているのか!



5個で650円のお稲荷さん。



くるみ稲荷、甘酸っぱくてうまい!
最初はそば稲荷をオーダーしたのですが、くだんの理由でくるみ稲荷に変更。
淑女は「キュウリ抜きもできますよ」とおっしゃっていたのですが、新たに作る時間を考えて、オーダーを変えました。



続100名城スタンプがもらえるかさま歴史交流館 井筒屋
ここでチャリを停めてお稲荷さんを食し、さらにハイクングコースについての情報を確認し、笠間城へと向かいます。



【笠間駅→井筒屋のルート】



JR笠間駅 11時36分発
かさま歴史交流館 井筒屋 11時48分着

*所要時間 12分
*移動距離 1.8km 



井筒屋からは・・・



そばにある丁字路を佐白山方面へ右折。



右手に大石邸址と、大石内蔵助像が見えます。
前回の登城以降に整備されたようで、すっかり小ぎれいになっています。



大石邸址そばの丁字路。
前回の登城ではここを直進したのですが、今回はここを右折します。
ややきつい上り坂がありますが・・・



ホテルなんとか・・・の分かれ道は左折。
すると左手側に開けた土地が見えてきます。



佐白山麓公園に到着。
笠間城主下屋敷の跡地であり、ハイキングコースのスタート地点でもあります。
レンタサイクルを停めて、ここからは徒歩で進みます。



【井筒屋→笠間城主下屋敷跡のルート】



かさま歴史交流館 井筒屋 11時56分発
笠間城主下屋敷跡 12時06分着

*所要時間 10分
*移動距離 0.5km 





山麓公園内に建つ時鐘楼【復元】。
江戸時代から用いられてきた時鐘【笠間市指定文化財】が掛けられています。



ふたつの碑の間から上っていく階段道。
笠間城の山登り、ここに開幕。




午 後 1 2 時 1 2 分

佐 白 山 ハ イ キ ン グ コ ー ス を 上 る


上り始めて、初っ端から分かれ道。



ここは「城址公園」の看板がさし示す右が正解。



整備されたハイクングコースで段差がそれほど大きくありません。
まぁ、疲れますけどね。



上り始めて約5分、ガードレールが見えてきました。
ここでハイキングコースと公道と交差します。





このポイントで、多くの登城者が迷うのだとか。
パッと見だと、山麓公園からの階段道、左右の公道の3方向の道があるにもかかわらず、方向をさし示す看板は2方向だけ。
しかも看板の表示が、山麓公園では「城址公園」なのに、ここでは「佐志能神社」となっているのです。
佐志能神社は笠間城の天守台に鎮座する社なので、笠間城址へ向かうには佐志能神社の方向へ進めばいいのです。
しかし佐志能神社を指している方向・・・これが非常に誤解されやすいのです。



この画からだと、佐志能神社の方向はコンクリートの公道だと誤解してしまうでしょう。



じつは、斜向かいに上りの階段道がひっそりとたたずんでいます。
この階段道こそ、佐志能神社への正解の道。



よ~く見るとこの立て看板、不自然な方向を指しています。
古ぼけて傾いているようにも見える看板ですが、佐志能神社のさす方向の延長線上に・・・



この階段道があるのです。

多くの登城者を混乱の渦に陥れてきた立て看板。
これは改めたほうがいいんじゃないですかねぇ。




再び始まる坂道。



時折「石垣かな?」と思わせるものも見受けられます。
(実際には石垣ではないようです)



公道との交差ポイントから上ること約8分、本丸に到達しました。
ハイクングコースは終始緩やかな階段と坂道で整備されていて、上りやすかったです。




午 後 1 2 時 2 5 分

笠 間 城 本 丸




ハイキングコースという搦め手をたどって、一気に本丸を衝きました。



本丸では、家族連れが一足早いお花見をしていました。



本丸の中にある高台に上ってみます。



高台には八幡台櫓という櫓が建っていました。



八幡台櫓【茨城県指定文化財】は現在、笠間市内の真浄寺に移築されています。




八幡台櫓の高台を下り、本丸の隅からさらに山登り。



こちらはハイキングコースではないので、いささか上りづらい石段。



「笠間城天主跡」の石標が見えたら、石段もあと少し。


本丸から約3分、



天守曲輪に到達しました。





天守台を上り、天守跡に鎮座する佐志能神社へ。
佐白山、標高205メートル、登頂しました!





益子・笠間の遠回り

2020-01-05 | 鉄道の旅


平 成 3 1 年 ( 2 0 1 9 年 ) 3 月 3 1 日 ( 日 )

午 前 9 時 1 0 分

栃 木 県 芳 賀 郡 益 子 町

坂 東 3 3 箇 所 2 0 番 札 所 ・ 西 明 寺



坂東33箇所霊場第20番札所・独鈷山西明寺



笑い閻魔を詣で、



鎌倉時代作の仏像群を詣で、境内を出ました。




杉木立の参道。



のどかな風景。



午前10時前、益子駅に戻りました。



西明寺城? 今回はパス・・・。




午 前 9 時 5 8 分

真 岡 鐡 道 益 子 駅


次の目的地は、やぶ蚊の大群の前に退却を余儀なくされた笠間城です。



出発地の益子から目的地の笠間までは、直線距離で約30kmほど。
県境を挟んで隣同士なので、サクっと行きたいところ。
しかし益子から笠間までの交通機関は、1日1本のバスのみ。



バスの時刻までは相当時間があるので、下館駅経由で向かうしかありません。
移動距離は約60kmと、ほぼ倍になります。



この日は「ときわ路パス」先生がご一緒なので、なんのためらいもなく鉄道に乗るんですけどね。




「SLもおか号 乗車90万人達成」ですか・・・今回の旅では乗らないでしょうね。



今度の列車は、10時04分発 真岡鐡道真岡線 普通列車 下館行きです。
ちなみにSLは15時01分発・・・今回は乗れませんね。



朝に乗車したものと同じモオカ14形気動車がやってきました。



列車は、定刻どおりに益子駅を発ちました。



益子から2駅、西田井駅
味のある木造の駅舎です。



SLを模した真岡駅の駅舎。



久下田駅で下り列車と行き違い。
真岡鐡道は、個性的な駅舎が多いですね。



「ぐち」しか見えませんが、久下田駅の隣駅・ひぐち駅です。
漢字で書くと「樋口」なのですが、埼玉県の秩父鉄道にも樋口駅があるため、混同を防ぐためにひらがな表記にしているのだそうです。


ひぐち駅の次は、折本駅



下りのSLもおかが入線しています!
SLもおかは年末年始を除く土日祝日に運行し、起点の下館駅と終点の茂木駅を1往復します。
停車駅は普通列車よりも少ないのですが、下館・益子間で比較すると普通列車よりも10分ほど多くかかります。
観光列車のため、各駅の停車時間が長いからでしょう。



上りの普通列車が先に発車しました。
振り返ると、折本駅に停車中のSLがものすごい勢いで蒸気を立てていました。


下館二高前駅を過ぎ、



JR水戸線が見えてきたら、そろそろ終着です。



10時49分、定刻どおり下館駅に到着しました。




午 前 1 0 時 5 2 分

茨 城 県 筑 西 市

下 館 駅


下館駅で、JR水戸線にお乗り換えです。



今度の電車は、11時03分発 常磐線直通 普通電車 勝田行きです。
発車時刻まで少々時間があるので、



駅の外に出てみました。
駅舎には5枚のステンドグラスが埋め込まれていて、しゃれたデザインですね。
駅舎前の裸婦像は・・・???

さてこの日は手持ちのお茶だけでここまで来ましたが、そろそろ食べ物を口にしたい頃合い。
待ち時間で飲食店を探して食事することはできそうにないので、駅に隣接するNEW DAYSで・・・



朝食!・・・・・・う~ん、ショボイ。
ですがこれから訪れる笠間城は山城。
ある程度のエネルギーは摂取しておかなければならず、贅沢は言ってられないのです。



少々残念な朝食をとって数分後、電車がやって来ました。



残念といえば、この日の車窓。
曇天のため、筑波山が全く見えないのです。



なんらかの湿地帯?
調べてみると、大池という農業用のため池なんだそうです。



大池からほどなく、大和駅に到着。
奈良県(大和国)でも、神奈川県(大和市)でもない、茨城県の大和駅です。







のどかな風景ですが、筑波山にお目にかかれないまま・・・



11時32分、笠間駅に到着しました。



【今回の乗車記録】

真岡鐡道 益子駅 1番線 10時04分発
真岡線 普通 下館行き 1両ワンマン
下館駅 1番線 10時49分着

JR東日本 下館駅 2番線 11時03分発
水戸線 普通 常磐線直通 勝田行き 5両
笠間駅 1番線 11時32分着

*所要時間 1時間28分 (移動時間 1時間14分 乗換時間 14分)
*移動距離 52.2km
*運賃 ときわ路パス使用(使用しない場合、1,256円(真岡鐡道 760円、JR線IC運賃 496円))





笠間駅の外へ。



駅を出て右にある観光案内所から、笠間城の登城は始まります。