鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

3年連続!今井の桜・後編~桜VS女王

2020-05-30 | 公園・庭園


令 和 2 年 ( 2 0 2 0 年 ) 3 月 2 8 日 ( 土 )

午 前 7 時 4 5 分

千 葉 県 白 井 市

今 井 の 桜



ふたたび今井の桜



前回の訪問から約1週間たち、桜は8分咲きくらいまで開花しています。
しかしこの日は、あいにくの小雨。
助手席の女王様は、柏ナンバーのかわいいクルマからまったく降りようとしません。





私ひとりがクルマから下りて、お花見。
悪天候に加え、女王様が車中でお待ちということもあるので、迅速に行動しなければなりません。



手掘りの水路・金山落(かなやまおとし)の水面に映る桜も、今回は楽しめそうにありません。





ところどころに満開の花が見られます。
美しいといえば美しいのですが、やはり蒼天の下の桜には及びませんね。



いつもの撮影スポット・今井二号橋
助手席の女王様は橋のところでクルマの窓を開け、桜の画をスマホに収めていました。



遠くの方では菜の花が咲き誇っているようです。




今井二号橋からひとつ下流の橋へ。
たしか「今井一号橋」だったかな?



天候は小雨から霧雨へ。
金山落の水面に、木々が映って見えるようになりました。



このあたりは、桜のほかに笹などの草木が繁茂しています。
人の手がほとんど加えられていない中の桜の花の風景こそ、今井の桜の魅力です。


この日はクルマで足早に花見をしているので、時間にも余裕があります。
そこで、さらなる下流の手賀沼まで行ってみましょう。
手賀沼といっても、小さいほうの手賀沼、下手賀沼です。




金山落の最下流に架かる橋に到着しました。


ここで助手席に座っている女王様が、ご機嫌斜めなご様子。
「いつまでここにいるのか」
「同じような風景なんだから、もういいのではないか」

「早く戻って、ファミレスのモーニングを食わせろ」
このような趣旨のお言葉をいただき、私は荒ぶる女王様をなだめつつ、この日最後の今井の桜へ。


 

下流では、桜の木の間隔がやや広がっているように見えます。
特に橋の下流側は、植物があまり生い茂っていませんね。

 

橋の上から見ると・・・このあたりはすっかり護岸工事がなされています。



橋を渡って振り返ると・・・今井三号橋?!
橋名標には確かに「三号」とあります。
だったらさっきの「一号」と勘違いしていたあの橋は・・・名も無き橋だったのでしょうか?


さきほどの「名も無き橋」の橋名標を確認したいところではありますが・・・
ここであんまり時を費やすと女王様をなだめきれなくなるので、本日はこれにて終了。



お花見2020・第4話「3年連続!今井の桜・後編~桜VS女王」 完

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3年連続!今井の桜・前編~一家総出

2020-05-30 | 公園・庭園


令 和 2 年 ( 2 0 2 0 年 ) 3 月 2 2 日 ( 日 )

午 前 8 時 2 5 分

千 葉 県 白 井 市

今 井 の 桜



あけぼの山の桜を見て、翌日。
またしても、柏ナンバーのかわいいクルマでおでかけです。
今回は私、女王様だけでなく、大王陛下&太后さまもご一緒。

サザエさんでいうなら・・・
私・マスオさんが車を運転して、女王様・サザエさんと、大王陛下・波平さん、太后さま・フネさんをお連れしている、という状況。

そして向かったのは、、柏のはずれにある今井の桜
私にとっては3年連続3回目の今井の桜ですが、今回はなんだかいつもと違う雰囲気です。




今井2号橋付近でクルマを停めました。
この日は残念ながら2分咲き、といったところ。



思い思いに散策する、女王様ご一家。



金山落(かなやまおとし)に映り込む桜の木々も、やはり花を咲かせておりません。
それでも、人の手がほとんど加えられていない水路は、令和の御代になっても健在。
昭和の御代から、そのまま時の流れに取り残されていったかのような雰囲気が、たまらなく趣深いですね。









桜がほとんど咲いていなかったということで、女王様ご一家はあまりご満足いただけなかったご様子。
今井2号橋の周囲をぶらりとしたところで、



古ぼけながらも、いまなお両岸を結び続ける橋を渡って、この日のお花見は終了。



お花見2020・第3話「3年連続!今井の桜・前編~一家総出」 完

お花見2020・第4話「3年連続!今井の桜・後編」へ続く。

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あけぼの山の桜・後編~桜と庭園

2020-05-30 | 公園・庭園


令 和 2 年 ( 2 0 2 0 年 ) 3 月 2 1 日 ( 土 )

午 前 9 時 3 0 分

千 葉 県 柏 市

布 施 弁 天 駐 車 場



船橋市民から柏市民になって3年。



柏の名刹・布施弁天(東海寺)を初めて参拝しました。
しかしこの日の本来の目的は、あけぼの山の桜を見ることです。


駐車場から、布施弁天とは反対方向へ。
小高い丘を、階段をつたって上っていくと・・・







あけぼの山の桜!・・・・・・です。







この日の桜は、まだまだ咲き始めたばかり。
花見には早すぎたようですね。



あけぼの山を下りて、駐車場に戻ります。



日本庭園があるようなので、ちょいと寄り道。



木戸をくぐると、両側に繁っている竹林・・・と呼ぶには小規模ですが、「陰」の世界から始まります。



庭園の中央、池泉の広がる「陽」の世界。



耳の愉しみとなる、泉水のせせらぎ。



池泉から望む、「陰」の竹林。
小さい庭園ではありますが、陰陽の対比が見事に表されているようですね。



悠然と泳ぐコイを眺めつつ、この日のお花見はおしまい。



お花見2020・第2話「あけぼの山の桜・後編~桜と庭園」 完

お花見2020・第3話「3年連続!今井の桜」へ続く。

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あけぼの山の桜・前編~布施弁天詣で

2020-05-30 | 寺院仏閣


令 和 2 年 ( 2 0 2 0 年 ) 3 月 2 1 日 ( 土 )

午 前 9 時 1 3 分

千 葉 県 柏 市

紅 龍 山 東 海 寺 ・ 布 施 弁 天



令和2年。
赤き帝国から端を発した災厄は、全世界を混乱の渦に巻き込んでいます。
大いなる災厄があったとしても、春は確実にやってきて、桜はいつもと変わらぬ美しい花を咲かせます。

この日は女王様をお勤めの場にお送りし、帰りに少しだけ寄り道をしました。

わが本拠地・柏で桜の名所というと、利根川にほど近いあけぼの山というところがあります。
あけぼの山の桜の様子をチラッと見ていこうというわけです。

そしてあけぼの山の傍らにあるのが、「布施弁天」紅龍山東海寺
柏市随一の名刹なのですが、私は今まで参拝したことがありませんでした。
そこでこの機会に、布施弁天さんにも参拝していきましょうというわけです。



柏ナンバーのかわいいクルマを駐車場に停め、



段葛?から参拝開始。
鳥居が立っていますが・・・でもここってお寺ですよねぇ?





楼門【千葉県指定文化財】をくぐります。



楼門はけやき造りの二階建てで、階上に釈迦三尊、階下に四天王が安置されています。
扁額の文字は「最勝閣」
軒下の龍、麒麟などの彫刻も見事です。
楼門の前に構える白い枠のようなものも楼門の一部分で、あたかも竜宮城の門のようなかたちをしています。
現在はコンクリートでできていますが、建築当時は白漆喰で塗り固められていました。



東の持国天



南の増長天



西の広目天



北の多聞天
四天王を拝礼して、境内へ。




境内はそれほど広くなく、早速本堂が見えてきます。



手水舎で手水を・・・・・・



時節がら、今回は手水なし。




本堂【千葉県指定文化財】でお詣り。

「世を脅かす災厄が、一刻も早く取り除かれますように」
もちろん「女王様のご多幸」も忘れずに祈念しましたよぉ~。



本堂には、皇室の象徴「菊花紋」が掲げられています。
傍らの灯籠にも、菊の御紋が施されています。
これは、弘仁14年(823年)東海寺が嵯峨天皇によって勅願所に定められたことに由来します。



布施弁天がおわすこの地は、江戸時代中期には沼田藩(現在の群馬県沼田市周辺)を治める本多氏の所領(飛び地)となりました。
藩主の本多正矩は布施弁天を篤く信仰し、各地の大名から寄進を求め、享保2年(1717年)に現在の本堂を完成させました。
本堂内陣(本尊をお祀りする空間)の天井には、寄進した諸大名の家紋が描かれているそうです。




本堂の傍らには、鐘楼【千葉県指定文化財】が建っています。
この鐘楼、かなり珍しいかたちをしています。



屋根が△、上層が〇、土台が□の多宝塔のようなかたちをしています。
このような形式の鐘楼は、全国的にもまれなのだとか。
そして土台は□というよりも多角形、正確には八角形です。



棟札によると文化15年(1818年)建立で、筑波の名主を務めた飯塚伊賀七という人物が設計しました。
伊賀七は「からくり伊賀」と称される発明家で、この鐘楼の設計図は現在も残っているのだそうです。




三重塔
こちらは昭和48年(1973年)の建立。




布施弁天参拝、〆は東海寺の高台の際にお立ちのfont color="blue">布施観音像。
この日は天気がとても良く、筑波山がくっきりと見えました。



お花見2020・第1話「あけぼの山の桜・前編~布施弁天詣で」 完

お花見2020・第2話「あけぼの山の桜・後編」へ続く。

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山陰本線を往く・第2章~砂の国へ

2020-05-30 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 無 月 十 九 日 ( 土 )

午 後 三 時 十 五 分

兵 庫 県 豊 岡 市

全 但 バ ス 出 石 営 業 所





出石城【豊岡市指定史跡】を登城し、「但馬の小京都」・出石の城下町を後にします。



全但バス出石営業所に戻ってきました。
ここからは、15時33分発 豊岡駅・豊岡病院行きのバスに乗車します。




出石の城下町を後にしたバスは、しばし出石川ぞいを進んでいきます。
この日はあいにくの雨、出石川の水量もかなり増えているようでした。

出石川は、やがて本流の円山川に合流します。



バスは円山川を渡り、豊岡の市街地に入ります。
かなり強い雨が降っています。
山陰本線は運行しているのでしょうか・・・。


悪天候の中、全但バスさんはほぼ定時運行で進み、
「次は、豊岡駅前です」
私は「とまります」のブザーを押し、バス停で下車しました。



おおぅ、全但バスさんは豊岡駅のロータリーで停まっています。
どうやら「豊岡駅前」「豊岡駅」は別のバス停だったようです。



豊岡駅前バス停から、雨の中を歩いて豊岡駅に到着しました。



【今回のバス乗車記録】

全但バス 出石営業所 15時33分発
出石豊岡線 出石特別支援学校・神美(かみよし)経由 豊岡病院行き
豊岡駅前バス停 16時09分着

*所要時間 36分
*運賃   590円




午 後 四 時 十 五 分

J R 豊 岡 駅


豊岡駅から先へは・・・



山陰本線でさらに西を目指します。
乗車する列車は、次発の17時ちょうど発 普通列車 浜坂行きになります。
先発の特急列車は、2駅先の城崎温泉止まり。
城崎温泉に立ち寄って日帰り入浴をしていこう・・・なんて気力は失せてしまったので、40分ほど豊岡駅でじっと待つことにしました。



とりあえず豊岡駅で「城攻め」をし、豊岡城久美浜陣屋を攻略。



田結庄是義(たいのしょうこれよし)宮部継潤(けいじゅん)を家臣に加えました。
田結庄是義は「山名四天王」と称される山名家の重臣のひとりで、同じ「四天王」の垣屋続成(つぐなり)と争ってこれを殺害しますが、のちに子の光成によって滅ぼされてしまいました。
宮部継潤ははじめ浅井長政に仕えましたが羽柴秀吉に帰順し、山陰地方の攻略や九州征伐に大功を挙げた武将です。

時刻は夕方、車窓を楽しむにも限りがある時間帯。
やれることといったら「城攻め」をこなしていくこと・・・それくらいでしょうか。



16時40分前、浜坂行きの列車が入線してきました。
今回乗り込む車両はキハ47形という気動車です・・・って、私にはさっぱりわからないんですけどね。
座席はボックスシートなので、窓際でゆったり車窓を眺められます。
見えるかどうかはともかく、私は日本海を見たかったので、進行方向右側の座席に腰を下ろしました。




午 後 五 時 ち ょ う ど

豊 岡 駅 を 発 車




列車はしばし、但馬地方を潤す円山川にそって進みます。









円山川の下流域は、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)に登録されている湿地なのだそうです。
このあたりは、絶滅危惧種に指定されているコウノトリの良好な生息地となっているそうです。



17時17分、城崎温泉駅に到達。
ここでは下車せず、先を急ぎます。



大谿(おおたに)と、両岸に立つ柳。
風情のある城崎温泉の旅館街を、チラリと垣間見ることができました。



城崎の温泉街から外れたところにある池は、桃島池というそうです。
この池も、円山川の下流域としてラムサール条約に登録されている湿地とされています。
この池の下流には、どうでしょう班が宿泊した「大西屋水翔苑」というお宿があるそうですが、山陰本線からは見えませんでした。


17時31分、城崎温泉の隣駅・竹野駅を過ぎたところで・・・

 

日本海だぁ~~~!
「北日本完全制覇!?」の小樽へ向かう函館本線以来、3年ぶりに日本海さんにお目通りすることができました。
しかしながら時はすでに日の入りを過ぎ、車窓から光が失せていきます。




17時38分、佐津駅到着前。
佐津川という川にかかる佐津川橋のライトアップが始まっています。




17時43分、柴山駅付近。
リアス式海岸を構成している小さな柴山湾の風景を、辛うじて見ることができました。




17時49分、香住駅に到着。
改札口に架かっているカニさんはベニズワイガニで、香住近辺で漁獲されるものは特に「香住カニ」というそうです。




18時00分、山陰本線随一の車窓・・・を誇る余部橋梁を通過。
車窓を楽しむのは、ここが限界のようです。



18時11分、



この列車の終点・浜坂駅に到着しました。




午 後 六 時 十 二 分

兵 庫 県 美 方 郡 新 温 泉 町

J R 浜 坂 駅


「ケビン・コスナーじゃん」
「エアーウルフだね」「トップガンみたい」


浜坂駅のあるこの地は「新温泉町」。
読み方はいたって普通の「しんおんせんちょう」。
温泉町という名前の通り、この町には湯村温泉があります。
湯村温泉・・・どうでしょう藩士にとっては有名な、かの大泉洋ヘリ嘔吐事件の地でもあります。

「・・・君は、トップガンにはなれないね」

現在はヘリコプターの運航は行っておらず、ヘリ嘔吐事件の現場となった湯村温泉ヘリポートも廃止されています。



この日最後となる列車にお乗り換え。
18時16分発 山陰本線 快速列車 鳥取行きで、はじめての山陰地方上陸へ。



浜坂から4駅、鳥取県に入って2駅目の岩美駅にて、

 

この日最後となる「城攻め」で、桐山城二上山城を攻略し、



二上山城の城主であった垣屋光成を登用できました。
光成さんは父を討った田結庄是義を逆襲して滅ぼし、以後は時流を的確に読んで織田信長羽柴秀吉につき、垣屋家の所領を守り抜きました。
光成の死後、子の恒総(つねふさ)は関ヶ原の戦いで西軍についてしまったために滅亡し、桐山・二上山の2つの城は廃城となったそうです。



19時03分、



列車は定刻どおり鳥取駅に到着しました。



【今回の鉄道乗車記録】

JR西日本 豊岡駅 3番線 17時00分発
[E][A]山陰本線 普通 浜坂行き 2両ワンマン
浜坂駅 3番線 18時11分着

浜坂駅 1番線 18時16分発
[A]山陰本線 快速 鳥取行き 2両ワンマン
鳥取駅 1番線 19時03分着

*所要時間 2時間03分(移動時間 1時間58分 乗換時間 5分)
*移動距離 81.9km
*運賃   秋の乗り放題パス使用(使用しない場合、1,520円)



【今回の「城攻め」成果】

[E][A]山陰本線(豊岡駅~浜坂駅)
16時22分 豊岡駅  豊岡城久美浜陣屋を攻略。
          田結庄是義宮部継潤を登用。
17時07分 玄武洞駅(豊岡から1駅)  轟城を攻略。
17時49分 香住駅 (豊岡から6駅)  大野城を攻略。

[A]山陰本線(浜坂駅~鳥取駅)
18時19分 浜坂駅  温泉城を攻略。
18時38分 岩美駅 (浜坂から4駅)  桐山城二上山城を攻略、垣屋光成を登用。