大学の4年間を過ごした地、仙台。
2011年3月の東日本大震災から1年たったこの日、大学時代の知人に会う用事ができたことを奇貨として、東北各地をぐるぐる回るつもりであった。
有給申請をしたが、シフト勤務のつらいところか、休暇は連続4日のみしか取れなかったため、南東北のみとなった。
月日は百代の過客にして~
名取川を渡て仙台に入る。~
行脚の一徳、存命の悦び、~
扶桑第一の好風にして~
三代の栄耀一睡の中にして、~
岸をめぐり岩を這て仏閣を拝し、~
いちおうメインは城攻め!
・・・のつもりが、いつの間にか「おくのほそ道」ゆかりの地めぐりになっていた。
さて、今回は時系列の記録が残っているので、いつもどおり東京からスタートとする。
手荷物は、厳選した下着にノートPC、デジカメなどを手提げかばん2つにまとめ、財布の中には現金と青春18きっぷ。
毎回のことながら、新幹線には乗らず、鈍行だけでの旅行となる。
JR上野駅5番線 6時59分発
◆宇都宮線(東北本線) 普通 宇都宮行き
宇都宮駅10番線 8時40分着
JR宇都宮駅9番線 8時42分発
◆宇都宮線(東北本線) 普通 黒磯行き
黒磯駅3番線 9時35分着
JR黒磯駅4番線 9時39分発
◆東北本線 普通 郡山行き
郡山駅2番線 10時40分着
郡山駅までの途中の車窓で、
白河駅から見える白河小峰城の御三階櫓【復元】。
寛政の改革を指揮した老中・松平定信の居城であった。
定信は、白河に南湖公園を造り、広く民衆に開放した。
南湖公園は、日本最初の公園とされる。
JR郡山駅5番線 11時06分発
◆東北本線 普通 福島行き
福島駅2番線 11時54分着
郡山駅での待ち時間を利用して、おみやげをチェック。
コーナーの一画にあった「かんのや」でゆべし(柚餅子)を確認。
ゆべしは、東北地方各地や山陽地方にある餅菓子で、直方体のものが多い。
(仙台で売っているゆべしは直方体である)
福島県でゆべしというと、こしあんをくるんで、三菱のマークのような形をしているものを指す。
⇒かんのやのサイトはこちらをクリック。
「水曜どうでしょう」では、「対決列島」で魔神チーム(チームびっくり人間)が早朝に奇襲しておみまいした餅菓子として恐れられている。
バラのゆべしを2個ほど買うと、おまけでもう1個もらえた。
3個のゆべしを列車内でいただいた。
JR福島駅3番線 12時00分発
◆東北本線 普通 白石行き
白石駅2番線 12時33分着
東北本線の車中で、忘れ去られし御方に再開。
地上波デジタル放送移行のお知らせが中吊り広告に。
岩手・宮城・福島の3県だけは、東日本大震災の影響で、地デジ化が延期されていた。
地デジに切り替わるのは、3月31日午後12時。
図らずも、地デジへの切り替わりを2度体験することになるのか?
JR白石駅3番線 12時37分発
◆東北本線 普通 仙台行き
仙台駅2番線 13時26分着
約2年ぶりにやってきた仙台。
前回と同様まず小腹を満たす。
立ち食いそば界では有名な「杜」の唐揚げそば。
360円で、かなり大きめの唐揚げが2個入っている。
てっとり早く腹を満たすには十分なボリューム。
駅の改札を出て、駅1階にある「ずんだ茶寮」でずんだシェークを買い、最初の目的地・仙台城へ行くバスを探す。
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