神々にまつわる伝説の地をめぐり、稲佐の浜停留所に戻ってきました。
ここからバスに乗り、島根半島の西の果て・
13時29分、日御碕行きのバスがやってきました。
定刻より4分遅れの出発ですが、まったくの許容範囲内ですね。
日本海を眺めたい私は、進行方向左側の座席に着席しました。
稲佐の浜を後にして、
浜の近くの漁港・大社漁港を過ぎると、
海岸は砂浜から一変し、崖と岩場の景色へ。
日御碕へ向かう島根県道29号線は、激しいアップダウンを繰り返しながら崖っぷちを進みます。
旅に出る前は、この道をレンタサイクルで行こう!なんて息巻いていましたが・・・いやぁ~、よかったよかった。
こんな道、私のなまくらな脚では自転車じゃ行けません。
バスで行って大正解です。
バスに揺られながらも、巌の海岸風景を愉しみます。
高台から下ったところにあるこちらは、ひろげの浜というそうです。
高台へ。
小さな島?岩礁?がぽつぽつと見えます。
何でしょう? お墓かな?
調べてみるとこれは墓ではなく碑文で、おゆう茶屋碑というのだそうです。
大正時代にこのあたりで、おゆうさんという女性が茶屋を営んでおり、繁盛していたのだとか。
茶屋はなくなってしまいましたが、いつしか有志の方が石碑を立てたのだそうです。
島か、岩礁か。
天におわす天照大御神。
崖っぷち。
やかんのふたのような島。
つぶて島というそうです。
国譲りにて、
2柱の神は稲佐の浜から岩を投げ合い、どちらが遠くに投げられるかを競いました。
その投げた岩が同じ場所まで飛んで積み上がり、つぶて島ができたのだといいます。
13時46分、
日御碕停留所に到着。
乗車時間は20分にも満たないものでしたが、日本海と岩場の海岸の風景を大いに愉しむことができました。
バスを見送り、この旅最後の縁結び祈願へ、
【今回のバス乗車記録】
●一畑バス 稲佐の浜停留所 13時29分発(遅れ4分)
■日御碕線 日御碕・宇竜行き
日御碕停留所 13時46分着(遅れ4分)
*所要時間 17分
*運賃 470円
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