鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

本土最東端の旅・第5章~続・最東端コレクション

2017-07-07 | チャリ旅


2 0 1 6 年 9 月 1 9 日 ( 敬 老 の 日 )

午 後 1 時 4 5 分

北 海 道 根 室 市

歯 舞 小 中 学 校



日本最東端の学校・根室市立歯舞小中学校に立ち寄りました。



学校沿いを通る道道989号・豊里歯舞線をたどって、



道道35号・根室半島線に復帰しました。
この道道を進みJR根室駅まで戻るのですが、途中にある「最東端」と冠するものをひたすらめぐる「最東端コレクション」のチャリ旅を続けます。


交差点のすぐ近くにある3棟の公共施設。



納沙布岬寄りにある根室市立歯舞診療所、こちらは本土最東端の医療機関



その隣りは根室警察署歯舞駐在所、こちらは本土最東端の警察機関ではありません。
納沙布岬のすぐ近くに納沙布駐在所があるようですが、私はスルーしてしまいました。



根室市街寄りにあるのは根室市消防署歯舞消防分遣所、こちらは文句なく本土最東端の消防機関



さらに進むと、セイコーマートうちやま歯舞店
こちらは日本最東端のコンビニエンスストアです。
セコマはこんな最果ての地の一歩前のようなところにもあるんですねぇ~。



最東端のセコマから少し進んだところにあるフラリ(ふらり)バス停
ここのバス停だけ妙に小ぎれいな感じがします・・・根室交通さん、絶対“狙って”ますねぇ~。
根室交通さんの思惑に乗せられた私は、こうして「ふらりバス停」を撮影してしまいました。

「ふらり」とは、当然このあたりの地名です。
漢字では「婦羅理」という珍妙な表記。
由来はアイヌ語「フラ・ルイ」で、「臭う所」という意味なのだそうです。
なぜ臭うのかというと、近くの浜辺に打ち捨てられた昆布が腐り、悪臭を放つのだそうです。
また、かつては根室拓殖鉄道という鉄道があって、このあたりには婦羅理駅があったそうです。



ふらりの集落を過ぎると家々はまばらになり、進行方向左手に太平洋が見えてきます。



引臼橋を渡ります。
このあたりになると、太平洋はすぐそば。



太平洋とは反対側の進行方向右手には、ヒキウス沼という小さな沼がひろがっています。
根室半島を進むとこういった沼地がときおり現れ、ままちゃりライダーの目を楽しませてくれます。


橋を渡ってしばらく進むと、漁港のある小さな集落に入ります。



集落にある双沖漁港
その先に見える出っ張りは、トシモリ岬というそうです。



集落が終わるところにある小学校は、根室市立共和小学校跡です。
こちらもすでに廃校になってしまい、歯舞小中学校に統合されています。


小学校跡を通過すると、まわりはいよいよ寂しくなってきます。



振り返って撮影した、とある青看。
道道1064号・友知(ともしり)牧之内線との交差点です。
道道って1000番台もあるんですねぇ~、さすがはでっかいどうです。



なのになのに、友知牧之内線の六角形(ヘキサゴン)には64とあります!!
ヘキサゴンに4ケタは表示できないんでしょうか?




ときおり太平洋を望みながらも、



草原を突っ切る道道35号。



ついに湿原地帯へ。



「シカ注意」!
・・・・・・心して進みますが、残念ながらこの日はシカさんには会えませんでした。





進行方向右手に大きな沼が見えてきます。オンネ沼という沼です。



なかなか画になる湿地帯ですねぇ~(*^_^*)
このあたりの湿原は根室湿地群のひとつで、「日本の重要湿地500」のひとつに挙げられているそうです。



水辺の周りをオオワシが飛んでいました。



少し進むと、今度はやや小さめの沼。
こちらはタンネ沼というそうです。名称が似ていてなかなかややこしい。




タンネ沼が見えなくなってくるあたりで、道道35号は残り3km。

 

いよいよ根室市街へ。
これより道道35号は千島町通りと呼ばれるようです。

進行方向右側には、





本土最東端の高等学校北海道根室高等学校が現れました。

しかしこの日は敬老の日。
日本最東端のJKに遭遇することはありませんでした(T_T)



【今回の行程記録】



[A]本土最東端の小中学校・歯舞小中学校  13時45分発
道道989号・豊里歯舞線、道道35号・根室半島線経由
[B]本土最東端の医療機関&消防機関・歯舞診療所&歯舞消防分遣所  13時47分着
[C]本土最東端のコンビニ・セイコーマート うちやま歯舞店  13時50分着
[D]旧共和小学校  14時15分着
[E]オンネ沼  14時29分着
[F]本土最東端の高等学校・北海道根室高等学校  14時44分着

*所要時間 59分
*移動距離 約13.5km





本土最東端の旅・第4章~最東端コレクション

2017-07-03 | チャリ旅


2 0 1 6 年 9 月 1 9 日 ( 敬 老 の 日 )

午 後 1 時 0 0 分

北 海 道 根 室 市

本 土 最 東 端 ・ 納 沙 布 岬



本土最東端の地・納沙布岬
一般人が行くことができる日本国の最東端に立ち、さらに東の国土である北方領土を望んできました。



午後1時04分、本土最東端のタワー?望郷の塔(オーロラタワー)から出てきました。

岬に立ったときに垣間見せた青空は消え、灰色の雲が天を覆ってきました。
天気予報によると、この日の根室地方の天気は曇り一時雨。
私の普段の行いが良かったためか、私の晴れ男特性のためか、ここまで一滴の雨も降っていませんでした。
しかしながら、これからも雨は降らないという保証はありません。
レンタサイクルでここまでやって来た私は、20km以上先のJR根室駅まで、自力で戻る必要があります。

というわけで雨が降る前に、根室駅へ。
「北日本完全制覇!?」の旅はこれより帰路となります。



オーロラタワーから道道35号・根室半島線に出ます。
根室半島をぐるりとひと回りするこの道道は、いうまでもなく北海道最東端を走る道道であり、日本最東端を走る地方主要道です。



道道35号は、納沙布岬で90度に曲がります。
この青看は、おそらく日本最東端の青看でしょうか。


普通に根室駅に戻るのではつまらないので、このように最東端のものをコレクションしながら進んでいきます。



アディオス、納沙布岬・・・。



交通量は少なく、歩行者はほぼ皆無ながら、両サイドに歩道が整備されている道道。
草ぼうぼうというところもなく、自転車にとっての快走路がのびています。
わが地元のC県の道路とは大違いです(^_^;)



納沙布岬から約2.5km、進行方向右側に学校が現れました。
広場で子供が遊んでいます・・・今日は休校日だったような?



こちらは根室市立珸瑤瑁(ごようまい)小学校
本土最東端の小学校だったところです。
平成24年(2013年)3月末で廃校となり、歯舞(はぼまい)小中学校に統合されています。

 

散発的な「返せ!北方領土」コールの飛び交う珸瑤瑁地区を進みます。
それにしても「珸瑤瑁(ごようまい)」って、初見では読めないですよね・・・私は最初「ごようぼう」と読んでいました。
三国志に蔡瑁(さいぼう)って武将がいますし・・・。



旧珸瑤瑁小学校から1km弱、進行方向右側に郵便局が現れました。
珸瑤瑁郵便局です。



こちらは現在も営業していて、正真正銘の日本最東端の郵便局です。
郵便局のそばにはポストも立っていますが、このポストは日本最東端のポストではありません。
(最東端のポストは納沙布岬にある土産屋「請望苑」の脇に立つポストです)
この日は祝日のため、お休みでした。



珸瑤瑁郵便局から500mほど、これまた進行方向右側。
こちらは浄土真宗大谷派・真宗寺です。
おそらく本土最東端のお寺さんだと思われます。



根室半島の海岸段丘を行く道道35号、時折このようなアップダウンが登場します。
真宗寺近くのこちらの横断歩道、おそらく本土最東端の横断歩道です。
これより東の旧珸瑤瑁小学校のところにも横断歩道があったようですが、廃校の影響でしょうか、削られて廃止されていました(T_T)



短い坂を上り、進行方向左側を見ると、本土最東端の港湾施設珸瑤瑁漁港が見えます。

 

すぐ近くに立っている珸瑤瑁バス停
こちらは最東端のバス停ではありません。(最東端はもちろん納沙布岬)
時刻表を見てみると、バスは1日8本運行されているようです。




歯舞地区に入りました。



海を見やると、名も知らぬ島がひとつ。
そういえばこちら側は根室半島の南側、見渡す海は太平洋でしたね。



道路沿いに立つ白い鳥居、歯舞神社です。
こちらは本土最東端の神社・・・といいたいところですが、最東端はこちらではありません。
オーロラタワーの脇に鎮座する金刀比羅神社という小さなお社が、日本最東端の神社となります。
私の不注意ですっかりスルーしてしまいました。



本土最東端と推定されるガソリンスタンドエクソンモービル石油・歯舞SS



大地みらい信用金庫 歯舞支店
本土最東端の金融機関・・・と当時は思っていましたが、珸瑤瑁郵便局(ゆうちょ銀行)の存在を忘れていました。
というわけで、本土最東端の金融機関ではなく、本土最東端の信用金庫ということになります。


そして、納沙布岬から約8km。



道道989号・豊里歯舞線と分岐する交差点。
こちらの交差点は、日本最東端の都道府県道が分岐する交差点となります。
道道989号はこのまま北上し、納沙布岬から西へと回り込む道道35号に合流するのですが、Google Mapで確かめたところ、こちらの交差点がより東側にあると確認できました。



この交差点の脇にある押ボタン式信号機。
おそらく本土最東端の信号機であろうと思われます。


ここで少しばかり寄り道。
この交差点を曲がり、道道989号に入ります。



進行方向左側、さっそく最東端物件登場。
本土最東端の保育所はぼまい保育所です。
本日はお休み。



交差点からそれほど進んでいないところで、信号機に遭遇。
あれ? ひょっとしてこっちの方が東にあるんじゃねぇか?
そう思いGoogle Map先生に確認したところ、どうやら交差点の信号機の方が東に位置しているようでした。



信号機の前にあるのが、歯舞小中学校です。
歯舞地区周辺の小学校と、もとからあった歯舞中学校が統廃合され、創立された学校です。
本土最東端の小学校、中学校、小中学校(小中一貫校)となっています。



ここまでに「最東端」と冠打てる場所をいくつか回ってきました。
再び道道35号に引き返し、「最東端コレクション」はさらに続きます。



【今回の行程記録】



[A}望郷の塔(オーロラタワー)  13時00分発
道道35号・根室半島線経由
[B]かつての本土最東端の学校・旧珸瑤瑁小学校  13時15分着
[C]日本最東端の郵便局・珸瑤瑁郵便局  13時21分着
[D]推定・本土最東端の寺院・真宗寺  13時24分着
[E]本土最東端ではありませんが歯舞神社  13時36分着
[F]本土最東端のガソリンスタンド・エクソンモービル石油 歯舞SS  13時37分着
[G]日本最東端の信用金庫・大地みらい信用金庫 歯舞支店  13時40分着
[H]推定・本土最東端の信号機  13時41分着
道道989号・豊里歯舞線経由
[I]本土最東端の保育所・はぼまい保育所  13時43分着
[J]本土最東端の小中学校・歯舞小中学校  13時45分着

*所要時間 45分
*移動距離 約8.3km