日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

わたしは必ずあなたと共にいる

2009-01-11 08:44:02 | メッセージ
本日の宣教 「わたしは必ずあなたと共にいる」 出エジプト3・1~15

モーセは成人した頃、同胞であるヘブライ人に関わることとなった2つの出来事(2章11節以降)によってエジプトの地から逃亡しました。それは単にエジプトの王ファラオから命を狙われるという理由からではなく、同胞から排斥され、自分の立ち処や居場所失い、又自分の存在すら見失ってしまったそのところから生じたものでした。
そしてモーセはシナイ半島南東部のミデアンの地に流れ着くのです。モーセはあのエジプトでの出来事以来、ずっと「自分は一体何ものなのか」と問い続け孤独であったことでしょう。しかし彼はこのミデアンの地で自分を受け入れてくれた人たちとの出会いを通して、どれほどのなぐさめを得たことでしょう。けれどもまだ「自分は何ものなのか」との答えを見つけたわけではなかったのです。
ある時、モーセは神の山ホレブで、燃え尽きない柴を目の当たりにする中で神と出会うのです。神はこの場所でモーセを出エジプトのためにお立てになられるのです。モーセは「道をそれて、この不思議な光景を見届けよう」としました。「道をそれて」との言葉にはモーセがエジプトから逃亡しミデアンの地にたどり着くまでの道のりを象徴しているようです。モーセは神に「わたしは何ものでしょうか」と神に問います。「このような罪深い者がどうして神の業に用いられるでしょうか」という畏れがあったからです。しかし神はモーセに「わたしは必ずあなたと共にいる、それこそあなたへのしるし(わたしがあなたを遣わすしるし)」だとおっしゃるのです。モーセの根本的な問題の解決は、まさにこの「わたしは必ずあなたと共にいる」というお方を受け入れ、従っていくところにありました。本日のキーワードは「道をそれて」と「わたしは必ずあなたと共にいる」です。人間の根源的な問いの中で葛藤するモーセを神はこういうかたちで導き、解放し、神の業に参与するあかし人としてお立てになるのです。インマヌエル
(俊)
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