日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

巻頭言

2008-11-23 08:05:45 | メッセージ
先週の「応答ノート」から:ルカ19:1-10 (中高科クラスより)

この箇所のキーワード:孤独、アンダースタンド(下に立つ:理解する)
・ザアカイは徴税人で人々から余分に税金をとってポケットに入れていた。
・ザアカイは背が低いからイエスが見えない。周りの人も見せないようにした。
・なぜ、イエスはザアカイの名を知っていたのか?以前、レビ等、罪人や徴税人と 交わりを持っていたので、聞いて知っていた。

・「孤独」という言葉から何を想像しますか?
A、一人で誰もいない時。
B、一人だからというのではなく精神的に孤独というのはある。
☆それぞれ孤独についての感じ方が違う。 ザアカイも気持の飢え渇き、心の中にポッカリと穴が空いている感じがあったのではないか。

・礼拝の話を聞いて、又聖書等から。
A、ザアカイがイエスに会おうと必死に努力したことから、彼が孤独であるということを感じた。
B、神さまにお祈りをする時は全部その思っていることを出せる。ともだにも話せるが、ケンカした時や理不尽な事を言われた時には出せない。
C、「アンダースタンド」の話で思い出したことで、1年前、子どもを小学校にお迎えにいった時、サザエさんの歌をうたいながら18歳の男の人(障がいを抱える方)が来た。その人の横に同じ年くらいの方がサポーターになって一緒にうたっていた。ふつうならはずかしいと思うが、その人は寄り添ってうたっていた。
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連盟総会に出席して思ったこと

2008-11-16 07:57:02 | 巻頭言
連盟総会に出席して思ったこと

 今年も連盟の定期総会が14日(水)~16日(金)まで伊豆・天城山荘で開かれた。出席教会は197と昨年より10教会増加したが、まだ3分の1の教会が欠席ということに痛みを覚えた。今回は22の議題すべてが可決された。昨年の総会もすべての議案が可決されたようだが、それは確かに問題もなく素晴らしいように思える。
 しかし、否決を奨励するつもりはないが、もっと継続審議となる案件もあっておかしくないと思った。かえって全部の議案が可決されていくことに不自然さというか違和感を覚えた。総会が1年ごとの開催、又3日間という限られた内で協議しなければならない制約もあろうが、どこかそれらの事情が、ともに語り合い、協議するという事柄よりも優先されてしまうなら、何のための総会ということになりかねない。
 継続審議や否決となることは、確かにすっきりしないかたちとなるが、しかしそれはそのままマイナスでなく、真剣な協議の中でこういう道筋が出ることもあり得る。                               

 例えば、今回の議案の中で「全国支援・地域協働プロジェクト支援の件」が可決されたが、継続審議としてもっとその内容について時間をかけて検討し、整えられていく事柄があるのではないかと率直に思った。
 というのはこれが最初のケースとなり、バプテスト教会の消滅と合同(合併)という事柄について、プロジェクト支援側(連盟)と当該教会の理念づけや規約の整備がまだ不十分なまま、船出していいものかと思ったからだ。かえってそのことが(先になすべきことをなさず)後になって合同の前の状態の方がよかったなどという事になっても、もう後戻りはできないだろう。もっと時間をかけて審議してもよいのではないかと思った。

 そういう中でうれしいニュースもあった。今回3つの教会(神戸新生教会、郡山コスモス通り教会、別府国際教会)の連盟加盟が承認されたこと。このために時間をかけて十分な審議がなされた。それぞれの教会の歴史や特色を見せて戴いたり、又教えられたり励まされたりと、豊かな時となった。
 こういう分かち合い、開かれていく時を共有できるのがやはり総会の醍醐味ではなかろうか。やはり、連合や連盟、又対外的な集まりに足を運ぶことによって、自分の立ち位置に気づき、刺激を受けて新鮮にされる事は多い。(俊)
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「BWA女性部合同祈祷会」に参加して(I.Y)

2008-11-09 08:11:27 | 巻頭言
「BWA女性部合同祈祷会」に参加して(I.Y)

 11月4日、世界バプテスト連合(BWA)女性部合同祈祷会が、バプテスト同盟・大阪神愛教会で開かれた。参加はバプテスト連盟7教会12名、バプテスト同盟18名と、こじんまりした集会ではあったが、とても有意義で満たされたものとなった。
 今年のテーマは「新しい視点で神の恵みと慈しみを見る」。神愛教会の牧師のメッセージは、ヨハネ福音書4章1~30節より語られた。サマリヤの女がヤコブの井戸に水を汲みにやってきて、その場で休んでおられたイエス様が水を飲ませて欲しいと頼んだ箇所である。全てをご存じであられたイエス様との対話の中に、サマリヤの女は水くみの桶をその場に置いたまま、町の人々に語るのである。福音を伝える伝道師としての役割を担った女性。
 イエス様がサマリヤの地に入られたこと、そして、女に水を飲ませて欲しいと頼まなければ始まらなかった出来事。「教会はいつも助けるという側から捉えるが、まわりの人々がどのような助けをなしてくれているのだろう!そのことが新しい視点である。魂のつながる語り合いがなされたことありますか?」などと語られた。
そして、ご自分の体験から、釜ヶ崎で今も働いておられるI姉との出会いをお証し下さった。憩いの家でのおにぎり作りに参加しながら、A.I姉の働きを通して、路上生活を余儀なくされておられる方々との信頼、やさしい声かけ・・・。
 この大阪教会も過ぎし日、A.I姉をお迎えしての特伝を持ったこと、又おにぎり作りに参加した日々があったことを懐かしく思い出していた。
今このようにして、釜ヶ崎から遠い十三の地でお聞きすることに、ふしぎな感じがしたのである。この貴姉のお働きと健康を祈らずにおれない。
 小さな、または大きなグループで集まり、苦難にあえぐ世界のために執り成し、神の豊かな祝福を全世界の女性達が同じ日を決め、世界規模の祈りが集められた日。私たちの小さな祈りもきっと聞いて下さると信じて・・・。
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平和を築く

2008-11-02 08:27:35 | 巻頭言
    平和を築く

 一昨日は大江健三郎著書「沖縄ノート」差し止め訴訟・控訴審判決が大阪高裁で出されました。原告側の訴えは先の大阪地裁に続き棄却され、沖縄戦の歴史は曲げられずにすんだ形となりました。又、昨日は関西地方バプテスト教会連合の「人権デー」(社会委員会主催)として大阪国際平和センター(ピースおおさか)を見学することで、戦争の傷跡を見て、平和について考える時となりました。
 ピースおおさかには、大阪空襲、15年戦争等の資料や遺品が展示されていましたが、過去の歴史に目を向けることで、改めて戦争の悲惨な、戦争は武力や核兵器では決して解決しないことを思い知らされました。同時にこれは怖いですが、日本が15年戦争を始めた状況と、今日の国内外の経済・社会状況が凄く重なる事に気付きました。
 戦後から築かれてきた日本の平和、戦争をせずにこれたのは「平和憲法」というものがあったからです。しかし知らねばならないのは、今も沖縄にはこの平和憲法が適応されていないという現実であります。その沖縄に目を向けることなく「平和」について考えることはできません。
 あの湾岸戦争やアフガニスタン空爆やイラク戦争の際に沖縄の米軍基地から多くの戦闘機が交戦のため飛び立っていきました。沖縄の人達はいつ戦闘地域として戦禍に巻き込まれるのかという不安や恐怖と隣り合わせに過ごしています。殊に沖縄戦を経験された方々はそのような危機感を強く持っておられるでしょうし、そういった方々に耳を傾けていくということが、ほんとうに大切だと思います。過去に学び、教訓とすることが、平和を築いていくうえで欠かせないことですし、未来を担う子ども達や学生の方々にも知ってほしい、そんなことを戦争の傷跡を見るなかで考えさせられました。
 イエスは「平和を実現する人々は幸である、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」と言われました。この国の、そして世界の平和を祈り求めてまいりましょう。(俊)
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