ホントに勝ったのは・・・

自民党は負けるべくして負けたところがありますが、民主党は勝つべくして勝ったとは素直に言えません。
年金に本当に建て直しが期待できるでしょうか、格差解消と言いながら頑張ったことが報われない悪平等にならないでしょうか、国民の生活と言いながら国家の存立基盤が弱体化しないでしょうか、結構オヤジはこの結果に不安だらけであります。

一方で安倍さんの強気な続投宣言はどこに勝算があるのでしょうか。
単に気が読めないだけなのか、それとも壮大な戦略に基づいているのか、まあこの期に及んで後者だったら、何で負けたのって笑っちゃいます。

ただ、福田さんだの、麻生さんだの、谷垣さんだのと年齢回帰の名前が取り沙汰されるのも自民党の本質未だ健在なのか、１年前のやり直しのつもりなのか、そんなに自民党は若い世代に人材がいないのでしょうか。
その点では相変わらず小沢、菅、鳩山の民主党もイイ勝負です。

衆議院と参議院の逆転ネジレは、安易な議会運営に一石を投じる一方で、お互いの妥協の中で本質を見失う危険も孕んでいます。

老若男女を問わず、私の一票で何も変わらないと投票を放棄している人は、その積み重ねでこういう変化が起きるという事実からも参政権の重みを感じて欲しいと思います。
私の日常生活には関係無いなどと軽く考えていると、恐ろしいことになりますよ・・・