ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

応用力の無さ

2007年10月25日 | 戯言
携帯電話のマナーは世界中でマチマチという記事を大分前の新聞で読みましたが、ここ10数年で急速に一般化したために社会一般の受け止め方が醸成されないままになし崩しにマナーらしいマナーも無いままに生活の中に定着してしまった感があります。

別に新しいモノとはいえ、従来の常識の中で判断すればそんなにバカなことは起きないと思うのですが、応用力の無さというか結局は新しさだけがクローズアップされて白紙に勝手に絵を書いたようなものです。

ビジネスの世界での携帯電話の使い方も同様です。
会議や会合中に携帯が鳴ると即座に中座する人のなんと多くなったことか。
「目の前のアナタより今の私にはこちらの方が大切、重要なんです。」と露骨に態度でメッセージしているようなものなのに、得意先に対しては「どうぞご遠慮なく」と言うのが常識と化して、偉そうに評論していながら、自らも長いものには巻かれろでやってしまっているのが現状です。

応用力と言えば、全国小中学校の学力検査で改めて露になった「暗記は得意だが、得た知識を実際に活かすことができない」実態は、まさに大人の求める社会とやってきた教育の拙さです。
オヤジの世代の時でも、かの最高学府東大のセンセが毎年講義ノートを書き直さないと昨年と同じコトをやると今年の学生は理解ができないとこぼしていたと聞いたことがあります。

年金も薬害も大変に重大な課題ですが、10年20年先を考えるとこの教育の問題は日本の浮沈に関わる深刻な問題でしょう。
給食費を忙しくて払えなかったと言い訳しているレベルの先生が教育していたんじゃ、お先真っ暗か・・・
コメント
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