ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

がれきの問題

2012年05月22日 | 時事
受け入れ反対の立場の方々からすれば、被災地のがれきの放射能レベルは安全水準であるワケがないという大前提から議論が始まっているように感じます。
加えて自分達の住む街の行政の言うことは信用できないという不信感が重なっています。

時に被災地の雇用の問題を持ち出す方もいますが、とどのつまりは厄介事をこちらに持ち込まないでくれということ。
立場が逆の時に同じことが言えるのでしょうか。
所詮は他人事だということです。

持ち込まれたがれきの放射能レベルが安全だということをどうすれば全ての市民が納得するか、現実的には理屈ではない危機感をもって反対している人もいるでしょうから難しいと思います。

とはいえ、現地で反対するだけならまだしも、被災地に抗議をする人の正義感はなかなか理解し難いものがあります。
先日読んだ貫井徳郎さんの「乱反射」を思い出しました。
オヤジが理解し難くとも、その人たちの中にはそれを正しいこととする理屈が成立している、ここが社会の難しさだと感じます。

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<【放射能漏れ】北九州搬入で宮城県に抗議電話殺到 50件超す>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2012年5月22日

 宮城県石巻市のがれき搬入を北九州市の反対派市民らが一時阻止した問題で、宮城県に22日、「汚染がれきの拡散には反対」などの抗議の電話が殺到、50件を超えたことが、同県への取材で分かった。

 県震災廃棄物対策課によると、寄せられた抗議の多くが女性。北九州市の件に触れ「(放射性物質による)汚染がれきの拡散には反対だ」「被災者の雇用につながるので宮城で処理を」などと広域処理を批判する内容だった。「被災地を責める気はないが」と前置きをして抗議する人もいたという。

 同課は職員二十数人で、この日の抗議には5、6人で対応したが、関係者からは「対応に追われ、ほとんど業務ができない職員もいた」と困惑する声も出た。
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