知事選、県議選、市議選の3点セットが終わった福岡市は静かになりました。
それぞれ38.85%、40.88%、40.81%という投票率でした。
投票しないことも一つの意思表明かもしれません。
確かに候補者の主張は大差無く、誰が当選しても大して変りはないと感じたのも事実です。
一方でこういう状況の下では、これだけ票を獲れば当選できるというハードルが下がりますから、意図をもって人を動員することで民意とは異なる人を当選させることも可能になります。
まさか・・・ではありません。組織票については当たり前のように認識されています。
そこに邪な意図を持った組織が画策しないとも限らないのです。
多くの人がそれぞれの意思を持って投票することこそ、民主主義を守る最大の防御策だと思います。
この記事だって日刊ゲンダイ特有の斜め視点ですが、低投票率を見越した邪まな連中が混じっているのは確かです。
税金を無駄遣いにさせるかさせないか、結局は有権者の在り方にかかっているように感じます。
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<統一選2割超が「無投票当選」 笑いが止まらぬ地方議員たち>
ニフティニュース 日刊ゲンダイ配信 http://news.nifty.com/cs/ 2015年4月13日
予想通りのドッチラケ選挙だった。12日に行われた統一地方選の10知事選の確定投票率は47.14%。41道府県議選の投票率も45.05%と、いずれも過去最低を記録。また、無投票当選者は501人に上り、総定数の22%が戦わずに当選している。こちらは過去最高だったから、いかに国民の関心を呼ばない選挙だったかを象徴している。
しかし、国民が見向きもしない選挙で選ばれた連中に、この先4年間、巨額な税金が使われるのだからふざけた話だ。「地方議員を変える国民会議」の調査では、13年4月時点で地方議員には、議員報酬、期末手当、政務活動費、費用弁償として、1年間で約2690億円が支払われているという。都道府県議や政令指定都市の市議ともなると、年収は約2000万円。そのクセ、地方議会の会期は年間90日程度というのだから、無投票で当選した“センセイ”方は笑いが止まらないだろう。
「今の地方選挙は、ほとんどが“届け出制度”と変わらない。街中を一日回って顔を見せて、開票と同時に当確で『バンザイ』。そんな結果が見えているから、有権者も選挙に行かない。一方で、さしたる志もない候補者がラッキーパンチで当選、1000万円以上の年収を得るケースもある。対決構図をつくれない政党にも問題がありますが、やはり有権者はキチンと権利を行使しなければならない。民主主義は崩壊寸前です」(政治評論家の有馬晴海氏)
言うまでもなく、2690億円の原資は税金だ。この日、行われた41道府県議選では、大阪府議会を除く40の議会で自民党が過半数を維持、第1党となった。一体、何のための選挙だったのか。国民はしっかり考えた方がいい。
それぞれ38.85%、40.88%、40.81%という投票率でした。
投票しないことも一つの意思表明かもしれません。
確かに候補者の主張は大差無く、誰が当選しても大して変りはないと感じたのも事実です。
一方でこういう状況の下では、これだけ票を獲れば当選できるというハードルが下がりますから、意図をもって人を動員することで民意とは異なる人を当選させることも可能になります。
まさか・・・ではありません。組織票については当たり前のように認識されています。
そこに邪な意図を持った組織が画策しないとも限らないのです。
多くの人がそれぞれの意思を持って投票することこそ、民主主義を守る最大の防御策だと思います。
この記事だって日刊ゲンダイ特有の斜め視点ですが、低投票率を見越した邪まな連中が混じっているのは確かです。
税金を無駄遣いにさせるかさせないか、結局は有権者の在り方にかかっているように感じます。
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<統一選2割超が「無投票当選」 笑いが止まらぬ地方議員たち>
ニフティニュース 日刊ゲンダイ配信 http://news.nifty.com/cs/ 2015年4月13日
予想通りのドッチラケ選挙だった。12日に行われた統一地方選の10知事選の確定投票率は47.14%。41道府県議選の投票率も45.05%と、いずれも過去最低を記録。また、無投票当選者は501人に上り、総定数の22%が戦わずに当選している。こちらは過去最高だったから、いかに国民の関心を呼ばない選挙だったかを象徴している。
しかし、国民が見向きもしない選挙で選ばれた連中に、この先4年間、巨額な税金が使われるのだからふざけた話だ。「地方議員を変える国民会議」の調査では、13年4月時点で地方議員には、議員報酬、期末手当、政務活動費、費用弁償として、1年間で約2690億円が支払われているという。都道府県議や政令指定都市の市議ともなると、年収は約2000万円。そのクセ、地方議会の会期は年間90日程度というのだから、無投票で当選した“センセイ”方は笑いが止まらないだろう。
「今の地方選挙は、ほとんどが“届け出制度”と変わらない。街中を一日回って顔を見せて、開票と同時に当確で『バンザイ』。そんな結果が見えているから、有権者も選挙に行かない。一方で、さしたる志もない候補者がラッキーパンチで当選、1000万円以上の年収を得るケースもある。対決構図をつくれない政党にも問題がありますが、やはり有権者はキチンと権利を行使しなければならない。民主主義は崩壊寸前です」(政治評論家の有馬晴海氏)
言うまでもなく、2690億円の原資は税金だ。この日、行われた41道府県議選では、大阪府議会を除く40の議会で自民党が過半数を維持、第1党となった。一体、何のための選挙だったのか。国民はしっかり考えた方がいい。