牛丼に限りません。どこの業界にもありがちなチキンレース。
何しろ価格戦略は即効性があります。
オヤジが働く業界も程度の差こそあれ同じ状況です。
シクミが整っていなくてもエイヤっ!でとりあえずぶちかませば一時の成果は上がるだけに、判っちゃいるけど止められないというところでしょう。
中味の違いがそれほど感じられなければ安い方が勝ちです。
牛丼もそれだけ食べる人にはどこの牛丼も美味さとしては大差ないと感じられているということ。
シクミも持続性が可能なものかどうかがキーです。
その点、深夜のワンオペは持続性の点で課題があったといえます。
もう一つはあまりに頻繁に価格競争をし合ったために、本当の価値が見えなくなってしまったように思います。
実際、オヤジも牛丼の相場が300円台が高いのか安いのか解りません。
200円台に慣れた人には高くなったと感じられても業界の自業自得です。
価格が300円台に上がった(戻った・・・)ことで、また値下げの余地が生まれたと捉えられる業界。
凄いというか、厳しいというか・・・。
かつて若い頃に比べるとお世話になる頻度が減ったとはいえ長年お世話になっているオヤジから見て、今のサービス水準は全体的に下がっているように思えてなりません。
それも価格競争の結果なんでしょうかね。
--------------------------------------------------------------------------
<『すき家』牛丼値上げで再び始まる価格競争チキンレース>
ニフティニュース 週刊実話配信 http://news.nifty.com/cs/ 2015年4月18日
牛丼チェーン最大手の『すき家』が4月15日から値上げした。これで大手3社が300円台後半で足並みをそろえたことになる。つい数年前まで各社は壮絶な値下げ競争に明け暮れ、「体力の消耗戦」と揶揄された。その先陣を切って一時は最大の勝ち組に躍り出たすき家の“大変身”は、一体何を意味するのか。
「すき家にとって最大の生命線は、深夜の1人勤務(ワンオペ)です。去年はバイトなどの造反で取りやめる店舗が続出した。これを完全復活するには、人件費を引き上げて高給優遇するのが早道です。その資金稼ぎこそ、牛丼の値上げに他なりません」(証券アナリスト)
ただ、一足早く値上げした吉野家にしても客足は鈍く、2月の来客数は前年比18%も落ち込んだ。すき家が、その二の舞いを演じるようだと目も当てられない。何せ、ワンオペ体制が袋だたきに遭った結果、親会社のゼンショーHDは今年3月期の最終赤字が102億円(前期は11億円の黒字)の見通しで、従来予想(75億円の赤字)よりも悪化する。すき家の場合、全国約2000店舗のうち、スタッフ不足で深夜営業の再開にこぎ着けない店舗が3月末でまだ616店舗ある。
「すき家は昨年8月に牛丼価格を一部値上げしました。それでも大手3社では、唯一の200円台だったのですが、期待に反して客足はサッパリでした。当時は商品内容を見直さず、価格だけを引き上げたからと言われました。その反省から今回は牛肉やタマネギを2割増量しましたが、客足が急回復する保証はありません。だからこそ業界には『再び価格競争の体力勝負を仕掛けないとも限らない』と警戒する声さえ渦巻いています」(関係者)
世間からどう陰口されようと、すき家の真骨頂はワンオペと価格の安さを全面に出した戦略である。その結果として業界のトップに躍り出ただけに、そのうち“伝統”の血が騒ぐかもしれない。
何しろ価格戦略は即効性があります。
オヤジが働く業界も程度の差こそあれ同じ状況です。
シクミが整っていなくてもエイヤっ!でとりあえずぶちかませば一時の成果は上がるだけに、判っちゃいるけど止められないというところでしょう。
中味の違いがそれほど感じられなければ安い方が勝ちです。
牛丼もそれだけ食べる人にはどこの牛丼も美味さとしては大差ないと感じられているということ。
シクミも持続性が可能なものかどうかがキーです。
その点、深夜のワンオペは持続性の点で課題があったといえます。
もう一つはあまりに頻繁に価格競争をし合ったために、本当の価値が見えなくなってしまったように思います。
実際、オヤジも牛丼の相場が300円台が高いのか安いのか解りません。
200円台に慣れた人には高くなったと感じられても業界の自業自得です。
価格が300円台に上がった(戻った・・・)ことで、また値下げの余地が生まれたと捉えられる業界。
凄いというか、厳しいというか・・・。
かつて若い頃に比べるとお世話になる頻度が減ったとはいえ長年お世話になっているオヤジから見て、今のサービス水準は全体的に下がっているように思えてなりません。
それも価格競争の結果なんでしょうかね。
--------------------------------------------------------------------------
<『すき家』牛丼値上げで再び始まる価格競争チキンレース>
ニフティニュース 週刊実話配信 http://news.nifty.com/cs/ 2015年4月18日
牛丼チェーン最大手の『すき家』が4月15日から値上げした。これで大手3社が300円台後半で足並みをそろえたことになる。つい数年前まで各社は壮絶な値下げ競争に明け暮れ、「体力の消耗戦」と揶揄された。その先陣を切って一時は最大の勝ち組に躍り出たすき家の“大変身”は、一体何を意味するのか。
「すき家にとって最大の生命線は、深夜の1人勤務(ワンオペ)です。去年はバイトなどの造反で取りやめる店舗が続出した。これを完全復活するには、人件費を引き上げて高給優遇するのが早道です。その資金稼ぎこそ、牛丼の値上げに他なりません」(証券アナリスト)
ただ、一足早く値上げした吉野家にしても客足は鈍く、2月の来客数は前年比18%も落ち込んだ。すき家が、その二の舞いを演じるようだと目も当てられない。何せ、ワンオペ体制が袋だたきに遭った結果、親会社のゼンショーHDは今年3月期の最終赤字が102億円(前期は11億円の黒字)の見通しで、従来予想(75億円の赤字)よりも悪化する。すき家の場合、全国約2000店舗のうち、スタッフ不足で深夜営業の再開にこぎ着けない店舗が3月末でまだ616店舗ある。
「すき家は昨年8月に牛丼価格を一部値上げしました。それでも大手3社では、唯一の200円台だったのですが、期待に反して客足はサッパリでした。当時は商品内容を見直さず、価格だけを引き上げたからと言われました。その反省から今回は牛肉やタマネギを2割増量しましたが、客足が急回復する保証はありません。だからこそ業界には『再び価格競争の体力勝負を仕掛けないとも限らない』と警戒する声さえ渦巻いています」(関係者)
世間からどう陰口されようと、すき家の真骨頂はワンオペと価格の安さを全面に出した戦略である。その結果として業界のトップに躍り出ただけに、そのうち“伝統”の血が騒ぐかもしれない。