ハラスメント雑感

ハラスメントは受け手がハラスメントを感じたかどうかが最大の決め手です。

正直なところオヤジはハラスメントが盛んに言われるようになった当初、受け手が一方的に判断基準となることに釈然としない印象もありました。
今は受け手主体で判断するからこそ、ハラスメント行為についての意識が高まり、ハラスメントを行なうリスクのある立場の者の自制が効くようになると理解しています。

その点で霞が関辺りで感覚がズレている方がまだまだいらっしゃるというのは肯けます。

でもね・・・

ネットで世の中に自分の意見を表明することが手軽にできるからでしょうか、ハラスメントの問題でなくても、全体の文脈や背景には斟酌せず言葉の一部分のみを切り取って、自分がケシカランと感じたからと自らは匿名の鎧を付けて辛辣な言葉で批判を発信することが多くなってきたように感じます。

多様性の社会と言われながら、むしろ自分と異なる考え方、意見を受け止める度量が狭くなってきている印象です。
何か厳格な自分にとっての「正しい」ものが存在し、その枠から外れると相手の立場を考えることなく一方的にケシカラン、あるいはオカシイ、あるいは有り得ないハナシ等と断定する感じです。

前職の会社がＣＭでお世話になっている女優さんも本人にとっては「日々雑感」のつもりだったのでしょうが、批判を浴びて記事を削除したり謝罪記事を発信したりと大変だったようです。（ニフティニュース配信アサ芸プラス2018年5月11日付「石田ゆり子、同情する声も続出した『過剰接客炎上』騒動の全やりとり！」）

有名人としての宿命なのでしょうか。
いやいやオープンに発信している以上、吹けば飛ぶような一般人オヤジのこのブログについても同様のリスクがあることを自覚して、オヤジなりに気を使って「日々雑感」を発信しているつもりです。

最近は特に、投稿前に何度も読み返してから発信しています。
投稿記事が短い時はそういう時間が取れなかった時・・・ってことですし、投稿してから改めて読み返して「これは勢いで言い過ぎた、マズイっ！」と後から記事を差し替えたりすることもありますよ。（汗）