ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

戯言の蒸し返し

2020年01月11日 | 戯言
ヤフーニュース配信朝日新聞デジタル2020年1月11日付「橋・トンネルの老朽化深刻 8万カ所が5年以内に要修繕」を読んで感じたこと。

前回の東京オリンピック、パラリンピックの頃から、新しい社会インフラを作る時代でした。
ジジイが子供の頃から大人になるまでの間は、いろいろなものが新しく作られ、確かに便利になりました。
新幹線、高速道路、高層ビル、大規模地下街、鉄道の高架化、大都市の地下鉄網等々、田舎に行くほど立派な道が整備されている・・・なんてこともありました。

あの頃物心ついたばかりのジジイが年齢の節目を迎えるのですから、それらがそれなりに古くなって劣化が進行していることは明らかです。

新しいものを作るときは無いものが形になるので誰の目にも判り易い。
利便性が明らかに高まって誰もがメリットを実感し易い。
そして何より携わった人の功績として周囲に認識してもらい易い。
名士と言われる方々がモニュメント作りに躍起になるのは、未だに変わらないなと感じます。

一方で一旦作ったものを修理したり、作り直したりする時は、一時的とは言え当たり前になっている利便性が損なわれます。
便利なのは当たり前で、手を入れたのなら何が進化したのかが問われます。
でも多くの場合、その評価は新しいものを作るよりも見えにくく地味です。

国立競技場は新しくなりました。
渋谷の街はもはやジジイが知る渋谷とは異なる様相になっているようです。
身近なところでもJR大阪駅の北側は20年前と全く違います。
目立つところはそれなりに更新されていっています。

でも、問題の深刻さは目立たないけれど大事な場所なんでしょう。
都市部である我が街ですら身近なところで「これ大丈夫?」なんて場所を見つけるのは容易ですから、日本全体を見渡せば、かなり深刻なんだと容易に推察できます。
先日の戯言の蒸し返しになりますが、「ふるさと納税」の返礼分がそこに使われるだけでも大分違うように思います。
戯言とはいえ、それが税金本来の払い方であり使われ方だと思うんですけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする