拾う神あり

後ろから「お兄さん」と声をかけられ、自分は決して「お兄さん」じゃないという自覚は有りつつ、明らかに声の方向がオヤジに向かってに聴こえたので振り返りました。

Uber Eatsのバッグを背負った中国語訛りのお姉さんがなんとオヤジの財布を手にしているではありませんか。
「落としましたよ。」と差し出された財布を反射的に受け取り「ありがとうございます。」とお礼を言って、お姉さんを見送って背中のバックパックを下すとなんとファスナーが全開・・・。

帰りがけに有名食パン屋でパンを買った後に帰路を急いだあまり締め忘れていたようです。
それなりに注意散漫になっていた言い訳はありますが、チコちゃんに叱られる「ボーっと生きていた」がための粗相です。

もし、声をかけてもらえなければ間違いなく阪急電車に乗るまで気付かず、乗ってから真っ青になるところでした。
そして拾った人がもし邪な心を持っていたら・・・今更ながら想像するだけで背筋が冷たーくなります。

元町界隈を時に傍若無人に自転車で走り回ってオヤジを苛立たせるUber Eatsですが、今日ばかりは後光が射してました。
素直にありがとうございます。

おかげで平穏な週末を迎えることが出来ます。
台風も予想よりも南寄りかつ早めに関西から去るようですし・・・