ビール飲みオヤジの日々雑感

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大阪都構想

2020年10月25日 | 時事
お隣の大阪では現在大阪市を廃止して4区の特別区を設ける大阪都構想の是非を巡って来週日曜日に2回目の住民投票があります。
ちょっと前まで世論調査で賛成派が優勢だったものが、直近の調査では反対派が僅かに上回ったとのこと。
(ヤフーニュース配信毎日新聞2020年10月25日付「大阪都構想 反対が賛成上回る 9月上旬の前回調査から賛否逆転 世論調査」)

所詮、大阪市に住んでいないオヤジには他人事なのですが、総じて賛成派は大阪市を廃止すればこんなに良いことがあるとアピールし、一方の反対派はとんでもないことになるとアピールしている、ただそれだけという印象を受けます。
結局、シクミを変更することで今まで出来なかったことが出来るようになる、今まで出来たことが出来なくなるということが出てくるでしょうから、その上で大阪市を廃止して何をしようとしているのか、一方で今のシクミを変えずに何をしようとしているのか、ここを大阪市民は感情論に流されずに見極めることが大事になるのかなぁと思います。

大阪府の中で大阪市の人口が占める割合は約31%です。面積となると約11%。

ちなみに政令指定都市で最大人口のとなる横浜市が神奈川県における人口の占める割合は約41%で、面積では約18%。
大阪のお隣の京都府では京都市の人口の占める割合はなんと過半数、約57%にもなります。面積では約18%、
我が兵庫県においては神戸市の人口が占める割合は約28%で、面積では約7%弱でした。

知事と市長の仲が必ずしも良いとは言えない印象の愛知県。
名古屋市の人口が占める割合は奇しくも大阪とほぼ同じ約31%です。面積では僅かに約6%ほど。

特別区と言えば元祖東京都。
概ね旧東京市に当たる23区の人口は東京都の人口の約70%を占めています。面積だと約29%弱。
昭和18年に国主導で東京市が廃止されて特別区制に移行したそうですが、そのちょっと前の昭和15年の統計を見ると東京都の人口について東京市の占める割合はなんと90%を超えていたんです。
初めて知りました。時代が違うとはいえ、こりゃ文字通り二重行政です。

で、羅列したのは政令指定都市とその所在する都府県の規模感について京都府やかつての東京市はともかくその他は似たり寄ったりなんです。
なのに何故大阪だけこういった「行政一体化」の議論が沸騰して都構想議論が活発化し具体化したのか。
必ず「故」があったはずです。
さて、大阪市民の選択は如何に???
コメント
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