韓国、クラフトな旅 その1
当方の通っている白金陶芸教室の企画する<韓国陶芸の旅>に出かけました。 白金陶芸教室は出来てからまだ2年半しか経っていませんが、海外の方、建築家、デザイナー、もろもろのアーティスティックな職業の方も含めてバラエティーに富んだ方が集まってきています。口コミでここのうわさが広がって、体験陶芸に訪れて、入会する方もいっぱいいらっしゃいます。先生は、角谷(カドヤ)先生とサブーリ先生(イラン生まれ)のお二人で、芸大仕込みの幅広い技術と高度な芸術性を持っていらっしゃいます。ここの特徴は、まず第一に、多様な生徒さんの要望やセンスに合わせてその方向をサポートしてもらえることです。 生徒さんが自由な発想で進みたければ、そのように、きちんと手本通りに一歩一歩進みたければそのように、そのキャパシティーの広さと、自由の尊重にあります。それが出来るのは、お二人の先生の高度な幅広い技術とセンスによるものです。第二に、色々なイベントが企画されて、パーティーだのお花見だの、今度のような旅行だのが2、3カ月に一回くらい行われます。集まってくる方も、相当、個性豊かで、なにやらそれなりの一物をもつ、色濃い方々に見受けられます。 さて、陶芸教室の話は、また後でぼちぼちすることにして、旅の話にいたしましょう。 今回は、先生方の陶芸仲間である韓国の方(キムさん夫婦)が韓国の陶芸を中心に旅の企画と案内をしていただきました。 普通のツアーにはないちょっとディープな旅です。とはいっても韓国は初めての方もいらっしゃいますから、定番コースも織り交ぜてあり、キムさんの苦心の企画でした。
今回のカメラは、ペンタックスK5、ペンタックス18-135mmズームレンズというシンプル旅仕様。サブとしてリコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mmlimitedまたはフォクトレンダー35mm カラースコパーIIの二台です。写真に表記のない場合はペンタックスK5、ペンタックス18-135mmです。
最初はソウル定番コース、昌徳宮(チャンドックン)からスタートです。その前に朝食。食事が地元の方でないとわからないコストパフォーマンスのよいお店であるところが、この旅のミソです。 今回のベースホテル、HOTEL LAKEの隣にある、ソルロンタンのお店。
HOTEL LAKE
HOTELの目の前にLAKEがあって、ミニ・ディズニーランドみたいなものがあります。
ソルロンタン専門店
真ん中のお二人がキムさん夫婦。こちらでは何でもハサミで切ります。出だしは、皆さんすごい勢いでキムチを食べますが、日に日にその消費量が落ちてゆくところが面白い。 初日に辛い物をワーッと食べると、当方もそうでしたが、人によってはお腹の調子が狂いますから、くれぐれも最初から飛ばさないように。
ソルロンタン(牛の骨、肉、舌、内臓を大きな鍋で10時間以上煮立てて出来がったスープにスライスした肉や筋をいれて、ここでは薬味として刻みネギを好みによって、通常は多量にいれる。塩を好みの量入れて、白飯とともに食す。 大根のキムチ(カクトウギ)が付け合わせとしてばっちりである。スープに白飯や麺を入れて食べてもいい。肉多めの注文だったので、朝から食べきれないほどの肉の量でした。
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited
大量の刻みネギをいれたところ。
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited
角谷先生とカクトウギ、刻みネギ
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited
通常メニューで5~6百円です。
8時ころになると人がいっぱい集まってきます。
ここから、すでに韓国のパターンの収集です。
これがスープをとる大なべ。
大なべは外から見えるようになっています。
昌徳宮(チャンドックン)では、徹底的に韓国パターンの収集です。 ここのパターンが韓国民芸品の根底にあるだろうと予測するからです。 観光旅行的説明写真を意図していないので、それは期待しないでください。
この地図の通りにガイドに連れられて歩きました。結構な距離がありますよ。活動量計は1万歩を記録しています、すなわち4kmはくだらないということです。
1、敦化門(トンファムン)
2.錦川橋(クムチョンギョ)
3.仁政門(インジョンムン)と仁政殿(インジョンジョン)
4.宣政殿(ソンジョンジョン)
5.御車庫(オチャゴ)
6.熙政堂(ヒジョンダン)
7.大造殿(デジョジョン)
8.楽善斎(ナクソンジェ)
9.誠正閣(ソンジョンカク)または内医院(ネウィウォン)
10.芙蓉池(プヨンジ)と芙蓉亭(プヨンジョン)
11.宙合楼(チュハンヌ)
12.英花堂(ヨンファダン)
13.不老門(プルロムン)
14.寄倣軒(キオホン)と倚斗ハム(ウィドゥハム)
15.愛蓮池(エリョンジ)と愛蓮亭(エリョンジョン)
16.演慶堂(ヨンギョンダン)と善香齋(ソンヒャンジェ)
17.尊徳亭(ソンドクジョン)と貶愚謝(ピョムウサ)
18.玉流川(オンニュチョン)
Wikipediaの説明を書いておきます。 1400年は室町時代で、これから戦国時代が始まるという時期です。 豊臣秀吉がこの城の消失に、さらに李氏王朝の滅亡に日本が直接関与していることは目をそむけることが出来ない事実です。 この短い説明はとても奥深い意味があるのです。 今回の旅の根底に流れている意味がこの最初に訪れた宮殿にあります。 <1405年に正宮である景福宮に対する離宮として創建された。李氏朝鮮第9代成宗が正宮として使用している。文禄の役(1592年)では、日本の軍勢が首都に迫る中、国王の宣祖一行が漢城から逃亡すると、治安が乱れて豊臣秀吉軍の入城を前に朝鮮の民衆によって略奪と放火の対象となり景福宮や昌慶宮、付属する庭園(秘苑)などと共に焼失した。王朝末期の1868年に景福宮が再建されると、昌徳宮は再び離宮として使用された。1907年に純宗が大韓帝国の皇帝に即位すると宮殿として使用され、1910年の日韓併合後も李王となった純宗の住まいとなった。その後朝鮮総督府により改築されている。昌徳宮の建造物群は、1997年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。現在の韓国国内の宮殿の内、最も創建時の面影を残している宮殿であり、日本の梨本宮家から嫁ぎ、大韓帝国最後の皇太子李垠の妃となった李方子(まさこ)もこの宮殿で暮らした。正門にあたる敦化門は大韓民国最古の門といわれる。また、敦化門をくぐった先にある錦川橋は大韓民国最古の橋とされる。儀式の執り行われた正殿の仁政殿、国王が執務をしていた宣政殿、王と王妃の寝殿だった大造殿など13棟の木造建築が現存している。宮殿の北に広がる李朝時代の王朝庭園である後苑は秘苑とも呼ばれ、園内には多くのあずまやや人工池などがあり、韓国造園技術の極致といわれる。現在のものは1623年に再建された景観である。>
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited 敦化門(トンファムン)昌徳宮入口の大きな門。太宗12年(1412年)、昌徳宮の正門として創建され、その翌年、太宗(テジョン)の高徳を刻んだ15,000斥の銅鐘をかけたところです。この門はソウルに残っている木造の二層門としては最古のもの。
当方の通っている白金陶芸教室の企画する<韓国陶芸の旅>に出かけました。 白金陶芸教室は出来てからまだ2年半しか経っていませんが、海外の方、建築家、デザイナー、もろもろのアーティスティックな職業の方も含めてバラエティーに富んだ方が集まってきています。口コミでここのうわさが広がって、体験陶芸に訪れて、入会する方もいっぱいいらっしゃいます。先生は、角谷(カドヤ)先生とサブーリ先生(イラン生まれ)のお二人で、芸大仕込みの幅広い技術と高度な芸術性を持っていらっしゃいます。ここの特徴は、まず第一に、多様な生徒さんの要望やセンスに合わせてその方向をサポートしてもらえることです。 生徒さんが自由な発想で進みたければ、そのように、きちんと手本通りに一歩一歩進みたければそのように、そのキャパシティーの広さと、自由の尊重にあります。それが出来るのは、お二人の先生の高度な幅広い技術とセンスによるものです。第二に、色々なイベントが企画されて、パーティーだのお花見だの、今度のような旅行だのが2、3カ月に一回くらい行われます。集まってくる方も、相当、個性豊かで、なにやらそれなりの一物をもつ、色濃い方々に見受けられます。 さて、陶芸教室の話は、また後でぼちぼちすることにして、旅の話にいたしましょう。 今回は、先生方の陶芸仲間である韓国の方(キムさん夫婦)が韓国の陶芸を中心に旅の企画と案内をしていただきました。 普通のツアーにはないちょっとディープな旅です。とはいっても韓国は初めての方もいらっしゃいますから、定番コースも織り交ぜてあり、キムさんの苦心の企画でした。
今回のカメラは、ペンタックスK5、ペンタックス18-135mmズームレンズというシンプル旅仕様。サブとしてリコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mmlimitedまたはフォクトレンダー35mm カラースコパーIIの二台です。写真に表記のない場合はペンタックスK5、ペンタックス18-135mmです。
最初はソウル定番コース、昌徳宮(チャンドックン)からスタートです。その前に朝食。食事が地元の方でないとわからないコストパフォーマンスのよいお店であるところが、この旅のミソです。 今回のベースホテル、HOTEL LAKEの隣にある、ソルロンタンのお店。
HOTEL LAKE
HOTELの目の前にLAKEがあって、ミニ・ディズニーランドみたいなものがあります。
ソルロンタン専門店
真ん中のお二人がキムさん夫婦。こちらでは何でもハサミで切ります。出だしは、皆さんすごい勢いでキムチを食べますが、日に日にその消費量が落ちてゆくところが面白い。 初日に辛い物をワーッと食べると、当方もそうでしたが、人によってはお腹の調子が狂いますから、くれぐれも最初から飛ばさないように。
ソルロンタン(牛の骨、肉、舌、内臓を大きな鍋で10時間以上煮立てて出来がったスープにスライスした肉や筋をいれて、ここでは薬味として刻みネギを好みによって、通常は多量にいれる。塩を好みの量入れて、白飯とともに食す。 大根のキムチ(カクトウギ)が付け合わせとしてばっちりである。スープに白飯や麺を入れて食べてもいい。肉多めの注文だったので、朝から食べきれないほどの肉の量でした。
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited
大量の刻みネギをいれたところ。
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited
角谷先生とカクトウギ、刻みネギ
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited
通常メニューで5~6百円です。
8時ころになると人がいっぱい集まってきます。
ここから、すでに韓国のパターンの収集です。
これがスープをとる大なべ。
大なべは外から見えるようになっています。
昌徳宮(チャンドックン)では、徹底的に韓国パターンの収集です。 ここのパターンが韓国民芸品の根底にあるだろうと予測するからです。 観光旅行的説明写真を意図していないので、それは期待しないでください。
この地図の通りにガイドに連れられて歩きました。結構な距離がありますよ。活動量計は1万歩を記録しています、すなわち4kmはくだらないということです。
1、敦化門(トンファムン)
2.錦川橋(クムチョンギョ)
3.仁政門(インジョンムン)と仁政殿(インジョンジョン)
4.宣政殿(ソンジョンジョン)
5.御車庫(オチャゴ)
6.熙政堂(ヒジョンダン)
7.大造殿(デジョジョン)
8.楽善斎(ナクソンジェ)
9.誠正閣(ソンジョンカク)または内医院(ネウィウォン)
10.芙蓉池(プヨンジ)と芙蓉亭(プヨンジョン)
11.宙合楼(チュハンヌ)
12.英花堂(ヨンファダン)
13.不老門(プルロムン)
14.寄倣軒(キオホン)と倚斗ハム(ウィドゥハム)
15.愛蓮池(エリョンジ)と愛蓮亭(エリョンジョン)
16.演慶堂(ヨンギョンダン)と善香齋(ソンヒャンジェ)
17.尊徳亭(ソンドクジョン)と貶愚謝(ピョムウサ)
18.玉流川(オンニュチョン)
Wikipediaの説明を書いておきます。 1400年は室町時代で、これから戦国時代が始まるという時期です。 豊臣秀吉がこの城の消失に、さらに李氏王朝の滅亡に日本が直接関与していることは目をそむけることが出来ない事実です。 この短い説明はとても奥深い意味があるのです。 今回の旅の根底に流れている意味がこの最初に訪れた宮殿にあります。 <1405年に正宮である景福宮に対する離宮として創建された。李氏朝鮮第9代成宗が正宮として使用している。文禄の役(1592年)では、日本の軍勢が首都に迫る中、国王の宣祖一行が漢城から逃亡すると、治安が乱れて豊臣秀吉軍の入城を前に朝鮮の民衆によって略奪と放火の対象となり景福宮や昌慶宮、付属する庭園(秘苑)などと共に焼失した。王朝末期の1868年に景福宮が再建されると、昌徳宮は再び離宮として使用された。1907年に純宗が大韓帝国の皇帝に即位すると宮殿として使用され、1910年の日韓併合後も李王となった純宗の住まいとなった。その後朝鮮総督府により改築されている。昌徳宮の建造物群は、1997年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。現在の韓国国内の宮殿の内、最も創建時の面影を残している宮殿であり、日本の梨本宮家から嫁ぎ、大韓帝国最後の皇太子李垠の妃となった李方子(まさこ)もこの宮殿で暮らした。正門にあたる敦化門は大韓民国最古の門といわれる。また、敦化門をくぐった先にある錦川橋は大韓民国最古の橋とされる。儀式の執り行われた正殿の仁政殿、国王が執務をしていた宣政殿、王と王妃の寝殿だった大造殿など13棟の木造建築が現存している。宮殿の北に広がる李朝時代の王朝庭園である後苑は秘苑とも呼ばれ、園内には多くのあずまやや人工池などがあり、韓国造園技術の極致といわれる。現在のものは1623年に再建された景観である。>
リコーGRX+マウントA12+ペンタックス15mm limited 敦化門(トンファムン)昌徳宮入口の大きな門。太宗12年(1412年)、昌徳宮の正門として創建され、その翌年、太宗(テジョン)の高徳を刻んだ15,000斥の銅鐘をかけたところです。この門はソウルに残っている木造の二層門としては最古のもの。