小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

風景写真/水を撮る  その3 (最終回)

2012-09-09 19:59:18 | 日記
風景写真/水を撮る  その3 (最終回)
~リコーGXRマウントA12とペンタックス・ズームを組み合わせるとどうなるか~


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm

この組み合わせは意外な絵を作るでしょう。 ただし、スローシャッター撮影は出来ないのです。KIPONのアダプターの絞りには目盛りが無く、自由がききません。 いちいちレンズを外して、絞りを絞り込んで、レンズをはめ直して、シャッターを切るということになります。 自分で前もって目盛りを刻んでおけば、ある程度対応できるかもしれません。実はマジックで書いておいたのですが、現場でいつの間にか消えてしまったのです。もっとしっかり刻まないといけません。ズームレンズやDレンズには絞り目盛りは通常付いていないので、これに対応するKIPONのアダプターは、レンズの絞りをいったん開放にして、アダプターの絞りがその時の絞り値になります。


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm
途中で食べた、やまめと野菜の天ぷらとおむすび、それにビールで一杯です。向かいの夫婦はカレーにビールでした。壁にはってある天ぷらのメニューに気付かなかったに違いない、こっちの方がいいのに、余計なお世話か。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

だんだんスローシャッターに慣れてきました。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

近々カヌーの競技があるそうです。みんな練習に余念がありません。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

夕暮れの最後の写真を撮って、御岳駅からかえります。駅前のこんにゃく屋さんで手作りこんにゃく(刺身こんにゃくになります)を買いました、安くて(400円)とてもおいしい、推薦です。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

駅から見る山肌はばっさりと木がきられていました。がけ崩れがあったのか、人手で伐採されたのか。とても危険な状態に見えます。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

奥多摩線は単線です。ドアはボタンで開けます。新宿まで1時間半でつきます。 なんだか、行きはボーっとしていた頭と心が帰りには結構シャキッと復調していました。

リコーGXR+マウントA12と単焦点レンズはずっと撮ってきました。今度はズームを付けてみました。 多くのデジタル専用レンズは絞り目盛りが付いていないので、このようなレンズに対応するには、絞り内蔵のKIPONアダプターを使う必要があります。このアダプターは前述のように、それなりの苦労がありますが、細かいこと言わなければ十分使えます。本日はペンタックス18-135mmをつけました。ごらんのように結構つかえます。 

  ペンタックスの新製品K30は売れているようです。この成功をバックに、早いところ645Dミラーレスを発売してください。当方は半ばあきらめて、ニコンD800用のレンズを買う用意をしています。 まずはリコーGXR+マウントA12にニコンのズームを付けてみましょう。ニコンの古いズームなら1万円前後で買えます。フルサイズにも使えます。ニコンD800にはいいレンズをつけろといいますが、高いのはみな1Kg以上ありますから、風景写真にはつかえません。ズームは風景写真用に買うのですから、どこのレンズでも軽いものしか買うつもりありません。ニコンの高級ズームは単焦点よりいいといいますが、重たいのはいやだから風景写真以外は単焦点でゆきますよ。ここのところうろうろマップカメラや北村カメラを徘徊していましたが、お金が乏しいので、まずはニコン、オールドズームから展開します。レンズがそろったら、ニコンD800を買うか、フジフィルムX Pro-1を買いましょう。いずれにもニコンオールドレンズを使えるわけですから。オートフォーカスを無視して考えることができるのは、ミラーレスのEVFを使ってMFで焦点を容易に合わせられるからです。出来の悪いAFよりましであるという所から来ています。 チープ路線でも楽しめます。みなさん意外とEVF-MFという路線の重要性に気付いていなのでないでしょうか。何度も言いますが、 カメラが勝手に焦点を合わせる場所を決めるなどということは、報道写真、スポーツ写真、飛んでいる鳥の写真以外では考えられないことです。
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風景写真/水を撮る  

2012-09-08 19:08:01 | 日記
風景写真/水を撮る  
~リコーGXRマウントA12とペンタックス・ズームを組み合わせるとどうなるか~
その2


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

岩の肌と水の肌の対比を見てください。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

シャッタースピードを上げると、細かいしぶきが全面に現れます。 眼で見ているとこうは見えません。 どのスピードが見た目に近いかというと、近いスピードというのは無いのかもしれません。目と写真は同じでないのです。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm

川辺で椅子とパラソルを用意してのんびりしているカップルがいました。 水につかっている人も、裸で本を読んでいる人も、ただボウゼンとしている人も、いろいろいます。


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

花はマクロで撮影です。 マクロで撮っているときは、故郷に帰ったようにほっとします。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

この絵だけはRAW現像しました。やっぱりRAWの方がいいようです。他のは面倒なのでJPEG撮りっきりです。



ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

シャッタースピードを1/200から0.3秒まで変化させました。1/30くらいが人の目に近いかもしれません。高速シャッターはどうもいい結果がでません。ダイナミックさを表現するにはどこまでも高速にするのは間違いのようでした。今後気を付けなければ。
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風景写真/水を撮る その1

2012-09-07 16:55:27 | 日記
風景写真/水を撮る
~リコーGXRマウントA12とペンタックス・ズームを組み合わせるとどうなるか~
その1

2012年9月5日水曜日
渓流撮影の勉強に御岳渓流に行ってみました。気温は33℃。最近なぜか寝不足でやる気が出ないにもかかわらず無理やり出かけました。とにかく努力するしかないという気持ちが体を動かします。 新宿から中央線快速で青梅まで、そこから奥多摩線で軍畑(イクサバタ)でおりました。 すぐに御岳渓流遊歩道路に入ります。今日は最軽量の道具立て。ペンタックスK5+ペンタックス55-300mm とリコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm この後者の組み合わせは、ちょっと前の新宿御苑で試みた組み合わせで、意外に面白い絵を引き出すことがわかったので、今日も試してみました。 当方の風景はパターンだから望遠かマクロが中心になるだろう。 ちょっと違った視点が必要になった時に、広範囲をカバーできるレンズを一本、サブカメラに装備しておくという考えです。 この2つの組合せに、ペンタクス 100mm macroをしのばせました。 水を撮るには三脚は必須です。水の流れを高速で写してダイナミックに表現するのか、スローシャッターで写して幻想的表現をするのか、何段階にもシャッタースピードを変えた場合の印象の変化はどうだろうか。


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm


リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm

画質をCTにすることで、だいぶリコーの画質に対する抵抗感がへりました。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

スローシャッターの効果を試します。ここで、意外なことに気付きました。明るすぎてめいっぱい絞っても十分シャッター速度が落ちません。 ISOを最低の100にしてもまだ不十分。こういうときはNDフィルターが必要なのだと気付きました。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm




ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

この写真は特に面白くないのですが、この時に風景はズームでないといけないと気付きました。盛り上がる円状の波を撮ろうとしたのですが、ちょうどいい大きさに画面にいれるにはズームしかないのです。この時100mm macroを使っていました。花を撮るには絶対マクロですが、風景ではこの円が切れてしまいます。円が切れたら絵にならない。その下の77mmに切り替えれば撮れますが、そんなことを毎回やっていたらとても神経がもちません。よって、単焦点の時はこの写真は撮らないという選択になるのです。撮れる所だけで撮って行くことになりますから、絶好のチャンスをあきらめることになります。その精神的ストレスは計り知れない。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm

シャッターの速度を変えると表情が変わります。


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm


ペンタックスK5、ペンタックス55-300mm
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風景写真イロハニホヘト その5

2012-09-04 21:20:19 | 日記
風景写真イロハニホヘト その5

城ケ島の続きです。


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


ペンタックスK7 シグマ8-16mm


ペンタックスK7 シグマ8-16mm

今日はなんてひどい撮影なのだ。 波をとるにはライブビューも三脚も役に立たない。撮る場所を固定して、波の動きをまってシャッターを押すことを試みたが、波が動きまわると、採光しているポイントの明るさがどんどん変化するので、カメラがついて行かない。露出がバラバラになる。しかたなく、手持ち望遠で波を追いかけると、手ぶれがもろに出る。空が色ノイズでめちゃくちゃだ、なぜだろう。ペンタックス55-300mmの絵はどうしても信頼できない。久しぶりにズームをつかうと、どれも気に入らなくて、まったくわけわからない。また悩みこんでしまう。  山岳写真の撮り方という本はあるが、海の撮り方という本は無い。今日は、絶望だ。 しかし、希望はある。 城ケ島は写真の練習場として使えることがわかった。 今日の問題点をどう克服するか。プロの風景写真の本を読んでわかったことはただ一つ、かれらは何かに取りつかれて、どこかに通い詰めたという経験をもっている。 彼らの言っていることはみな違う、水の流れはスローシャッターで撮れというプロもいれば、スローシャッターで情緒に流れるのはいい加減にして、高速シャッターで水の力強さを表現しろというプロもいる。  何度も同じ場所を撮る、 これが答えであると理解した。何度も城ケ島へ行こう。

さて、ペンタックスフォーラムで聞いた種明かし。全ての原因はライブビューの使い方にある。1)ライブビューは熱を発生するので、炎天下で撮っていると直ぐに発熱の警告がでて、そのうちライブビューが作動しなくなる。当方はそれを知らずに、何か変なピンクのバーがでているなと思いつつ、ライブビューをつかったり、なぜ止まってしまうのだなどとブツブツいいながらだましだまし使っていた。このような状態だと、色ノイズが出ても不思議はないそうだ。だからスターレンズでもガサガサの絵になったわけだ。2)ライブビューを見ながらシャッターを切ると、いったん上がっていたミラーが下がって、そこから仕切り直しで、通常のようにミラーが上がって撮影し、ミラーが戻って終了するわけです。 ですから、ライブビューから出発すると、ファインダーで見ながら撮影する場合より一行程多いわけで、シャッターをおした時の露出で撮影されると(じつは本当にそうか聞きわすれました)、露出測定と撮影のタイミングがずれてそのあいだに波が動いて、もろに露出が狂ってしまうわけです。ですから、ライブビューで焦点を合わせたら、ライブビューを切って、通常通りファインダーで撮影する必要があるのです。
  ペンタックスフォーラムに行ったら、富山の方(米田さん)が個展を開いていました。 予備審査に合格すると、場所はタダで貸してくれるのですが、2部屋、写真でうずめると印刷代と額代で100万円を自己負担しているとのことでした。 黒部川の下流に住んで、毎日撮影しているそうです。色々賞をとっているベテランの方でなかなかいい写真でした。

当方が三浦半島でさんざんケチをつけたペンタックス55-300mmズームを多用しているとのことでした。カメラも当方と同じペンタックスK7とK5の2台を持ってゆくそうです。ようは機材でなくて、情熱だなと思いました。 いろいろおしえてもらいました。三脚をつかって、ミラーは上げたままでシャッターを切らないと写真がぶれる。三脚を使うときは手ぶれ補正を切らないと、よけいぶれる。 55-300mmは絞り込んで使えば問題ない。645の600mmレンズをAPS-C、K5に使っている。理由は、APS-C用を買い足すとまたお金がかかるからだそうで、メリットはわからないが特に問題はないとのこと、焦点距離は1.5倍になる(2倍だと思っていたのですが)。広角側は17-70mmを多用して、問題ない。 ペンタックスフォーラムのお兄さんは、18mm-135mmの方がAFはスムースだが、図のゆがみなどは17-70mmの方が少ない、55-300mmにおいて周辺のゆがみは出るかもしれない、50-200mmの方がましだろうとのことでした。すると、17-70mmと50-200mm あるいは★16-50mm と55-300mmがズーム撮影の基本となる。後者は当方が三浦で試した組あわせで、どちらも持っているから一銭もかからないですむ。重さはさすがに前者の方が230g軽い。三脚を入れて前者で約4kg、後者で約4.23kgとなる。シグマ8-16mm、と予備電池をいれると5kgになる。 230gといえどもばかにならない。 富士フィルムX-Pro 1とSonny Vario Sonner 16-80mmの組み合わせにするとさらに340g軽くなる。今日のお話はここまで。 風景写真撮影に対してだんだん話が煮詰まってきた感じがします。 ようは通い詰める情熱だよ。
   追加:秋までにニコンを震え上がらせる商品を発表しなければ、ペンタックスを見限ると以前のブログに書きました。いよいよ秋になりました。 相変わらずペンタックスは眼先の収益にこだわっています。 解りますよ、その内部事情は。 しかし、ユーザーは内部事情などどうでもいいのです。 当方はいつの間にか、ニコンD800 と フジフィルムX -Pro 1に焦点を絞っています。本気で風景写真を撮ろうと思うと、ペンタックスはレンズがありません。ペンタックスにおいて単焦点limitedレンズは存在価値があると思います。しかし、ペンタックスは本気になると報道写真でも風景写真でも対応するレンズがありません。現状はともかく、未来に向けたベクトルが見えれば救われるのです、現在は何も見えません。ペンタックスもこれまでかと思い始めています。


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風景写真イロハニホヘト  その4

2012-09-03 19:19:10 | 日記
風景写真イロハニホヘト  その4

諸磯のマリーナに降りたけれど、何の店もなく、バス停まで1.5kmはありそうだ。 仕方なく、このくそ暑いなかを歩く。 


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm

またもや次の湾にでる。ここにも何もない。
やっとバス停を見つけて、運よく、ちょうど来たバスに乗る。 


城ケ島へいちばん近いバス停でおりて、渡し船に乗ってみる。 ほんのちょっとの船旅だが、200円でバスより安いからまあいいだろう。 城ケ島はリアス式海岸のすごみが残っていて、思ったより写真を撮る練習にはいいところだ。



ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


ペンタックスK7 ペンタックス55-300mm


この写真のように背景の雲を考えるようになったのは、本を読んだ成果である。
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