俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

亀鳴く

2019-03-26 | 俳句・春・動物




亀鳴くや池に一艘舟ありて




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春も夕暮れの頃、雄亀が雌亀を慕って鳴くというが、実際に

は鳴かない。







情緒的な季語。







藤原為家の題詠歌「河ごしのみちのながぢのゆふやみに

なにぞときけばかめぞなくなる」(『夫木和歌抄』)に

よるといわれる。







春の夕暮れの感じと相俟って俳人に好まれる季語である。







池の隅に一艘の舟が繋がれてあった。

岩には亀が三匹乗っていて、正に亀鳴くという感じであった。






八つ橋を渡つてをれば亀鳴けり




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