銀杏の落ちず見上ぐるばかりにて
イチョウ科の落葉高木。
中国原産。
雌雄異株。
晩秋に果実が熟す。
黄褐色の果実の外皮は悪臭があり、触れるとかぶれることがある。
中の白くて硬い部分がいわゆる銀杏である。
殻を割って中の胚乳と胚を食べる。
焼いたり、茶碗蒸しに入れたりする。
色づいた銀杏がびっしりと生っていた。
まだ一つも落ちてこず、見上げるばかりであった。
銀杏と瀬音の間(あひ)に佇みぬ