俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒鴉

2025-01-09 | 俳句・冬・動物

 

 

雨雲の切れし虚空を寒鴉

 

 

 

 

 

 

冬の鴉のことをいう。

 

 

 

 

 

 

一年中見かける鳥であるが、食物の乏しくなる冬場はことに人家に近づくので、近しい鳥である。

枯木や電線などに止まり、時折嗄れた声を発するなど、荒涼とした景である。

 

 

 

 

 

 

夕暮れ時、数羽で塒へ向かって帰る姿もまた趣がある。

 

 

 

 

 

 

丁度雨雲が切れて青空が見える空間を寒鴉が飛んで行った。

 

 

 

 

 

寒鴉帰るは森の平林寺

 

 

 


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