夕暮の風止まりけり芋畑
俳句では単に芋といえば里芋をさす。
里芋はサトイモ科の多年生球茎。
東南アジア原産。
日本への渡来は紀元前二世紀頃といわれており、奈良時代にはすでに栽培されていた。
根茎に生じた芽は、地上に出て長い柄を持った先のとがった心臓型の葉を形成する。
種芋を植えつけ太らせ、親芋を作り、それがさらに伸びると子芋・孫芋が生じる。
十月上旬頃、これを掘り上げて食用とする。
歩いていると芋畑があった。
夕暮時で風がまったく止まった状態であった。
芋の葉を透ける夕日や喉渇き