俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

孔雀草

2013-07-11 | 俳句・夏・植物




珈琲のキリマンジャロや孔雀草


キク科の一年草。

メキシコ原産。

アフリカン・マリーゴールドとフレンチ・マリーゴールドとがある。

共に夏に開花し、前者は大きな花を、後者は小さな花をつける。

花色は黄、橙など。






日本へは寛永年間(1624~43)に渡来し、花壇などで栽培されてい

る。







歩き疲れたので、酸味に甘い香りのあるキリマンジャロのコーヒーを

飲んだ。

マリーゴールドが眩しいくらいに沢山咲いていた。






マリーゴールド文庫本読む女ゐて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南瓜の花

2013-07-10 | 俳句・夏・植物




花南瓜湘南の海波高く


ウリ科の一年生果菜。

アメリカ大陸原産。

江戸時代にポルトガル船によって豊後(大分)にニホンカボチャが伝

来。

六月頃、黄色の大きな花をつけ、その後結実する。

三浦半島の三崎口駅から畑の道を歩くと、南瓜の花と冬瓜の花が

共に黄色い花をつけていた。

そこから湘南の海が見え、高波が立っているのがわかった。






半島の南瓜の花も仕舞ひなり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹煮草

2013-07-09 | 俳句・夏・植物




竹煮草川の水嵩増しにけり


ケシ科の大型多年草。

本州から九州の日当たりのよい荒地などに自生。

茎や葉から出る黄色の汁は有毒。

盛夏の頃、茎の上部に大型の円錐花序を出し、白色の小花を多数

つける。

名の由来は、茎の中が空であるところが竹に似ているからなど、諸

説がある。







川は激しく降った雨で増水し、濁っていた。

その川沿いに竹煮草がすっくと伸びて咲いていた。






竹煮草電車の風を受けにけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏落葉

2013-07-08 | 俳句・夏・植物




夏落葉芝生の隅に円なせり


常緑樹の落葉の総称。







初夏に新葉が成長するにしたがって、前年の古葉が密やかに落ち

る。







芝生の隅の常緑樹が木の形のまま円形に葉を落としていた。

周りの夏らしい緑とは対照的であった。






やうやくに雨の上りし夏落葉



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青蔦

2013-07-07 | 俳句・夏・植物




青蔦を鎧うてゐるは何の木ぞ


蔦はブドウ科の落葉蔓性木本。







日本、中国、朝鮮半島に自生。







大木の幹、建物の壁や塀などに張りつきながら広がる。







青蔦がびっしりと巻きついている木があった。

この木はいったい何の木だろうと思った。






青蔦や教会の鐘川越えて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする