丈高き聖樹見上ぐるばかりなり
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クリスマスにモール、蝋燭、豆電球、人形、贈り物
などの飾りつけをして立てる常緑樹をいう。
普通、樅や蝦夷松の若木を用い、最上部にベツレヘム
の星を置く。
『クリスマスの起源』(O.クルマン著)によれば、
中世の聖夜の降誕祭の序幕において行われた、アダム
とエヴァの堕罪の舞台劇で使われる「知恵の樹」とし
て、冬に葉が落ちてしまうリンゴの木の代用に、常緑
樹の樅の木が禁断の木の実を飾るために使用されたの
が由来ともされる。
リンゴはオーナメントボールと呼ばれる飾り(金属
光沢のあるメッキボールやガラス製のグラスボール)
になっていることが多い。
丈の高い聖樹があった。
色とりどりの飾りがついていて、上の方までただ見上
げるばかりであった。
二階にて聖樹の星の高さなり
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菰巻や茶請けの菓子のほの甘く
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江戸時代から大名庭園で行われてきたとされる害虫
駆除で、マツカレハの幼虫を除去する方法の一つを
いう。
マツカレハの幼虫は、冬になると地上に降り、枯葉の
中などで越冬する習性をもつ。
このため、十一月頃、松やヒマラヤスギの幹の地上
2mほどの高さに、藁でできた菰を巻きつける。
春先にこの菰の中で越冬したマツハレハの幼虫を菰
ともども焼却し、マツカレハの駆除をする。
しかし、菰巻には害虫の天敵となるクモやヤニサシガメ
が大多数を占めているため、害虫駆除効果はなく、
むしろ逆効果であることが研究により証明されたため、
中止するところが増えている。
松の菰巻が目の前にある外の縁台で抹茶をいただいた。
その茶請けの練り菓子はほの甘くて、美味しかった。
菰巻のこと更に日を集めをり
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