俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

捩花

2020-06-25 | 俳句・夏・植物




捩花の捩れ不思議と屈みけり




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ラン科の多年草。







原野、芝地などに自生する。







六~七月頃、長い茎の上部に多数の可憐な淡紅色の

小花をつける。







花序も茎も捩れ巻いているので、この名がある。

右巻きと左巻きがある。







捩花が芝生に沢山咲いていた。

その捩れを不思議と思い、屈んでよく見た。






文字摺に心乱るるはずもなし




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南天の花

2020-06-24 | 俳句・夏・植物




南天の花に雨降る夕べかな




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メギ科の常緑低木。

「なんてん」が難を転ずる意に通じ、縁起木として庭に

植えられることが多い。







六~七月頃、白色六弁の小花を多数つける。

冬季には実が赤く熟す。







夕方、路地を歩いていると、農家の生垣に混じって

南天の花が咲いていた。

花は雨に濡れていた。






花南天郵便受にこぼれけり




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花菖蒲

2020-06-23 | 俳句・夏・植物




水音の絶えずしてをり花菖蒲




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アヤメ科の多年草。







原種は野花菖蒲で、改良種が江戸時代から栽培される。

あやめ、杜若に比べて花は大振り。







水辺などの湿地に栽培される。







六月頃、花茎の頂に紫、淡紅、白、水色、絞りなどの

大きな花をつける。







花菖蒲が咲いていた。

近くで水音が絶えずしていた。






明日恃みけふ生きてをり白菖蒲




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夾竹桃

2020-06-22 | 俳句・夏・植物




夾竹桃白の眩しき閑歩かな




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キョウチクト科の常緑小高木。







インド原産。

江戸時代に中国より渡来したとされる。







六~九月、枝先に淡紅色の花を多数つける。







花色は、淡紅、白、紅、黄と種類が多い。

また、八重咲きもある。







ぶらぶらと散策していると、ある家の庭に真っ白い

夾竹桃が咲いていた。

青空に花が眩しかった。






夾竹桃小公園にベンチあり




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夏柳

2020-06-21 | 俳句・夏・植物




階段のそのまま湖(うみ)へ夏柳




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ヤナギ科の落葉高木。







柳は新芽のころが最も美しく、春の季語となっている。







だが、青々と垂れた葉柳は目にしみ、夏の趣がある。







柳は種類が多いが、葉柳として賞されるものは

枝垂柳である。







階段がそのまま湖のなかへと入っていた。

そばに立つ夏柳が眩しかった。






風のなき池の水面や夏柳




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