俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

玉蜀黍の花

2020-06-20 | 俳句・夏・植物




南蛮の花照り曇り繰り返し




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イネ科の大型一年草。

熱帯アメリカ原産。

雌雄異花。







夏、茎頂に芒に似た大きな雄花をつける。







雌花は葉腋に互生し、大形の苞に包まれ、赤い毛の

ような花柱を長く垂らし、受粉する。







「南蛮の花」「唐黍の花」ともいう。







畑に南蛮の花が咲いていた。

この時季、晴れたり曇ったりが繰り返され、玉蜀黍の花

にも日差しが溢れていた。






なんばんの花にぽつぽつ降り出しぬ




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額の花

2020-06-19 | 俳句・夏・植物




池眺めをみなら話し額の花




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ユキノシタ科の落葉低木。







伊豆諸島など暖地の海岸沿いに自生し、庭園や寺院

などに植栽される。







紫陽花の原種であるが、枝先の散房花序に沢山の

小花をつけ、周りに萼である装飾花をつける。







花色は、青紫、紫、淡紅、白などがある。







ベンチに掛けて池を眺めながら女子高生たちが話し

込んでいた。

その後ろに額の花が沢山咲いていた。






幼子も坂上りをり額の花




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梔子の花

2020-06-18 | 俳句・夏・植物




くちなしの花や境内誰(た)もをらず




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アカネ科の常緑高木。







多くは庭木として植栽される。







六~七月頃、一重または八重の芳香のある純白の

六弁花をつける。







白い花はしだいに黄色に変わる。







大宮の護国神社の境内に梔子の花が咲いていた。

夕刻のため誰もいなかった。






梔子の香の中濁世忘れけり




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紫陽花

2020-06-17 | 俳句・夏・植物




紫陽花や杜より続く池の道




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ユキノシタ科の落葉低木。







額紫陽花を原形とする日本原産種といわれる。







梅雨の時季に、初めは白、しだいに緑、青、紫、桃色

などに色を変える。

そのため、「七変化」ともいう。







四枚の花びらのように見える部分が萼で、中心の

小さな粒が花である。







神社の杜を横から抜けると道は池の方へと続いていた。

その道端に紫陽花が咲いていた。






雨降つて紫陽花いよよ瑞々し




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小判草

2020-06-16 | 俳句・夏・植物




自転車の風にも揺れて小判草




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イネ科の一年草。

ヨーロッパ原産。







明治初年に渡来し、観賞用に栽培された。







夏、細い茎の上部に小判形の花穂を数多く垂れる。







花穂は初めは緑色だが、熟すると黄金色になる。

形が俵にも似ているので、「俵麦」の名もある。







小判草は風が吹くとすぐにふわふわと揺れるが、

自転車がスピードを出して通り過ぎただけでも、

道端の小判草は揺れた。






千両はありさうな数小判草




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