寒落暉この惑星に戦あり
寒中に没する太陽をいう。
冬は寒さで大気も引き締まり、夕日は眩しいくらいに輝く。
夏の焼けるような赤々とした夕日とは対照的に、寒さで身が引き締まるような明るい輝きを放つ。
季語として大歳時記の「冬夕焼」の傍題となっている。
地球という惑星には、二十一世紀になってもまだ戦争がある。
寒落暉を眺めながら、西方の戦をしている遠い国を思った。
振返るたびに燃えをり寒落暉