俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

連翹

2023-03-21 | 俳句・春・植物

 

 

連翹や猫が体を摺り寄せ来

 

 

 

 

 

 

モクセイ科の落葉低木。

中国原産。

当初は薬用として伝わった。

現在は庭木として栽培される。

 

 

 

 

 

 

三~四月、葉に先立って葉腋に黄色の筒状の四弁花をびっしりとつける。

 

 

 

 

 

 

連翹の「翹」は花をつけた枝が長く垂れたさまが、鳥の長い尾羽にたとえたものといわれている。

 

 

 

 

 

 

道端に連翹が咲いていたので写真を撮っていた。

すると一匹の猫がやってきて足に体を摺り寄せてきた。

かまって欲しいのかと思い撫でてやると、ごろりと仰向けになり腹を見せたので撫でてやった。

 

 

 

 

 

用水に伸びて連翹濃かりけり

 

 

 

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春の雲

2023-03-20 | 俳句・春・天文

 

 

歩くうち少し流れて春の雲

 

 

 

 

 

 

春の空にふんわりと浮かび、流れてゆく雲をいう。

 

 

 

 

 

 

春は気圧の谷や低気圧が次々と通過するため、雲が 発生しやすい。

 

 

 

 

 

 

春の雲の代表的なものは、淡い白色のヴェール状の巻層雲、やや濃い灰色の高層雲があるが、いずれも薄く広がる。

 

 

 

 

 

 

空に綿状の春の雲が浮かんでいた。

歩いているうちに雲は少しずつ流れて行った。

 

 

 

 

 

軽快に走る若者春の雲

 

 

 

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春日

2023-03-19 | 俳句・春・天文

 

 

川沿ひの開けてゐたる春日かな

 

 

 

 

 

 

春の太陽のことをいう。

別に春の一日をいう「春の日」(時候)がある。

 

 

 

 

 

 

春の昼は長く暖かく、少し霞む大気の中を太陽が渡っていく。

 

 

 

 

 

 

日暮れになると、夕日が西空を染め、郷愁を覚える。

 

 

 

 

 

 

川沿いを歩いた。

やはり川の上は空が開けていて、春の日が溢れていた。

 

 

 

 

 

畑にきて振り返る癖春入日

 

 

 

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スノーフレーク

2023-03-18 | 俳句・春・植物

 

 

スノーフレーク歩き始めの深呼吸

 

 

 

 

 

 

ヒガンバナ科の多年生球根植物。

地中海沿岸地方原産。

 

 

 

 

 

 

三~四月頃、花茎の先に鈴蘭に似た白色の花を五、六個下向きにつける。

釣鐘形の花の先端に緑の斑が入っている。

 

 

 

 

 

 

花の名は雪片を意味する。

鈴蘭水仙、大松雪草の別名がある。

 

 

 

 

 

 

道端にスノーフレークが咲いていた。

そのそばで、歩き始めに一つ深呼吸をした。

 

 

 

 

 

スノーフレークいつも瀬音の川堤

 

 

 

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ミモザ

2023-03-17 | 俳句・春・植物

 

 

小犬連れをみな通りぬ花ミモザ

 

 

 

 

 

 

マメ科の常緑高木。

オーストラリア原産、

 

 

 

 

 

 

銀葉アカシアのフランス語名。

日本には明治初期に渡来した。

南フランスで栽培が盛んで、切り花として出荷される。

 

 

 

 

 

 

二~三月頃、黄色の小花を穂状に群がりつけ、よい香りを放つ。

 

 

 

 

 

 

川堤にミモザが黄色い花を咲かせていた。

その前を小犬を連れた若い女性が花を見上げながら通って行った。

 

 

 

 

 

花ミモザ巴里訪れしこと遥か

 

 

 

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