あれだけ「強い台風が来る」と警告されてても被害者が出ると言う事は、やはり天災からは逃げられないのかもしれません。で、「床下浸水するかも」とか「道路が水没して孤立するかも」という程度ではなく、「堤防決壊で家が流される」とか「土砂崩れで潰れるかも」とかいう差し迫った事態になった時に一体何を持って逃げるか?という事を考えました。
オーソドックスに行くと、預金通帳、印鑑、キャッシュカード、などでしょうか?(飲料水、非常食、着替え、懐中電灯、ラジオなどは最低限の備えとして) で、あとは考えてみてもデータ類はPCからHDDだけ取り出して持っていけば事足りるし、あらかじめネット経由でどっかのサーバーに移しておくということも可能。ノートパソコンの人はそのまま持っていけば事足りますし。高価な宝石類を持っている人はそういうのも持って行くのでしょうが、結局お金さえ貯めれば改めて買える物というのは本当に切羽詰ったときには持っていかなくても…と思ったりします。もちろん、災害復旧後にまたお金を稼げると言う条件があってのことですが。
そうなると、二度と取り戻せない物というとやっぱり家族の写真を納めたアルバムだったりするのかなぁと。ドラマの「岸辺のアルバム」は本当にそういうストーリーで、堤防決壊して家が流されそうになった時に長男が家に取りに戻ったのは、家族が仲良くやってた頃のアルバムでした。たしかに、それだけはいくらお金があっても買い戻せませんものね。
我が家もアルバムは何冊かあるのであれは是非持っていかねばと。なお、私たち夫婦にも結婚式の写真というのがあって、それはちゃんとしたアルバムになってるのですが、子供達曰く「お父さんに似た人が写ってる」という事です。「フンだ!」と思ったのですが「ご先祖様が写ってるんだ」という事にしました。
で、当時との一番の違いはと言うと、やはり生え際が後退してるということでしょう。それについては、1ヶ月ほど前にNHK教育テレビの「今日の健康」で髪の毛の特集をやってました。「これは是非見ねば!」と思ってビデオにとっておいて、メモ帳まで持ってテレビの前に正座して見たのですが、当日の講師の先生の髪の毛がどうしようもないほど薄かったので、瞬時にビデオは消去しました。ということで、結論として「いくら努力しても買い戻せないものは髪の毛である!」ということです。…はて、災害非難の話だったような気が…。