!asahi.comのアスパラクラブに加入しないと読めないコラム群“A.I.C”の中に国土地理院長も勤められ現在は財団法人日本地図センター理事長をされている野々村邦夫さんの「地図一途」というコラムがある。地図好きや旅好きにとっては大変たのしいし勉強になるコラムで毎週読ませてもらっている。
このコラムの2/24付けの「セントレア離陸」の中に次のようなくだりがあった・・・。
>>「セントレア」は、中部を意味する「セントラル」と航空を意味する「エア」とを繋ぎ合わせた造語だという。となると、語感はラテン語系だが、英語表記は「CENTRAIR」となるのだろう。こういう怪しげな和製英語が世の中に出回ることに、私はむなしさ、情けなさを感じる。こういう名称を考え出した人も、それを採用した人も、センスが悪いと思う。ただし、これはあくまでも私の私見。<<
これには私も同感。他に最近感じたもので違和感が強いのが静岡県が推進する「ファルマバレー構想」。詳しくは
http://www.scchr.jp/pvc/
を見てもらうとしても、やろうとしていることは大変いいことだと思うがネーミングが×。“シリコンバレー”からの連想だと思うがなんでドイツ語と英語が合わさってヘンな造語を生み出すのだろう?気味が悪い。
話を「セントレア」に戻すと、この「CENTRAIR」は中部国際空港がある人工島の正式な「住所」となっている。ここは愛知県常滑市セントレア1~5丁目なので、前記のコラムの中でも・・
>>行政地名の場合は、内閣が定めたローマ字表記の原則に従って発音に忠実に書くのが普通であり、国土地理院はそう扱っている。例えば、「セントレア一丁目」は、「Sentorea 1 cho-me」と書くことになるのだと思う(「一丁目」の部分は、別の表現になるかもしれないが)。
今回発行された地形図では、「セントレア一丁目」「セントレア三丁目」「セントレア五丁目」「セントレア大橋」はあるものの、中部国際空港そのものにも駅名にも、「セントレア」という名称は併記されていない。<<
・・・と、なっている。つまり英語版の国土地理院の地形図では CENTRAIR は Sentorea となる。頭文字すら異なる地図を見て地形図を見るガイジンさんは困惑しないのだろうか?なんだかバカみたいだ。
もし、「南セントレア市」が成立していたら、英語表記は“Minami Sentorea city”だったのか、“South Centrair city”だったのだろうか?良かったね合併しなくて。
意地の悪い人は 銭取れぁ!ゴルァ!などと書く人もいるよん。あはは。