外見で分からぬ障害「理解なく苦痛」8割 内閣府調査
障害者やその家族らの意見を募集した内閣府の調査で、85%の人が「外見ではわからない障害を理解されずに苦しんでいることを知ってほしい」と考えていることが分かった。自閉症や学習障害などの発達障害者、聴覚言語障害者などでは、その割合は9割を超えた。
昨年6月の障害者基本法改正で「障害を理由とする差別」が禁止されたことを踏まえ、内閣府は昨年12月に意見を募集。集まった計1011人の意見の約7割が障害者自身からだった。
なかでも発達障害関係が最多の4分の1を占めた。発達障害は脳の障害とされ、4月には発達障害者支援法が施行される。「外見でわかりにくく、『態度が悪い』『親のしつけが悪い』などと誤解されやすい」「人の表情・態度が読み取れず、的確な状況判断ができない」との訴えが多く、医師や保育士、教員らに障害についての正確な知識を身につけることを求める意見が強かった。
視覚や聴覚言語障害者からは「障害者だからといって点字や手話を使えるとは限らない」、心臓障害を抱えている人や人工透析を受けている障害者からは「健常者のように見えても、疲れがとれない」といった事情への理解を求める意見が多かった。
求めたい配慮としては、「左右前後といった方向や距離を具体的に説明してほしい」(視覚)、「介助者ではなくて本人に話しかけてほしい」(聴覚言語)、「在宅勤務や車での通勤ができれば、働ける人は多い」(肢体)、「病気のことを勝手にほかの人に言わないで欲しい」(精神)などが寄せられた。 (03/13 09:19)
デリケートな問題だけどここのブログはできるだけ「キレイごとで終わらせたくない」のであえて書く。
健常者からみれば“外見でわからない障害者”に出会っても知人とかでなければ、「わからないのだから配慮のしようがない」と思うのだがどうだろう? はじめて会う人に「この人は目に見えない障害をもっているのだろうか?」なんて考えないでしょ?普通は。
「病気のことを勝手にほかの人に言わないで欲しい」とあるが、「言われなければいつまでたってもわからない」ので理解してくれる人はその障害者の周りには増えないのではないか?(ちょっとわかりにくい書き方だったけど) 胸にでも「私は○○障害を持ち、○○することが苦手ですご理解ください」と書いてあるわけでもなし。気持ちはわかるけど、そんなこと言われたって健常者だって困るのだ。そういう障害者には生活範囲で関連する可能性のあるだけにでもどんどん自分の詳しいことはあらかじめ教えて欲しい。そうすればもちろん健常者だって対応できる。
実は、今職場で障害の程度を偽って入ってきたバカに苦労している。なんでも正直に言ってくれないから後でみんなが困るのだ。1年半経っても全く仕事の段取りを覚えないし、ズル休みも度々だから早く辞めて欲しいんだけど。