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GMアジア・パシフィックは、オペルの日本での販売から撤退する方針を明らかにした。
現在、オペルは、ヤナセの販売ネットワークとオペル専売店で取扱っているものの、販売は低迷したままで、今後の成長も期待できないため、撤退する。
オペルは、ヤナセがフォルクスワーゲン(VW)とアウディの販売から撤退したのに伴って、これを補完するモデルとして輸入権を取得し、本格的な販売に乗り出した。しかし、ヤナセの販売低迷とともに、日本市場でのオペルの存在感も薄れた。2000年に、ヤナセから日本GMへオペルの輸入権を移管、日本GMはオペル販売のてこ入れを図ったものの、販売は不振のままで、今回撤退を決めた。
オペル専売店は今後、キャデラック、サーブ販売店へと衣替えする。オペルはすでに輸入している在庫車の販売を終了次第、販売を中止する。(レスポンス編集部→カービューニュース)
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元ユーザー、しかもオープンカー、さらにそれを11年も乗った者としてはちょっと寂しいニュースが入ってきました。ただ、オペルの日本市場撤退は、やはりというか、ある程度予想できたことでもあるので仕方ないかとも思います。
上のニュース記事にあるように、オペルの本格的輸入はヤナセとVW本社とのケンカ(!?)から始まりました。当時、ヤナセではVWゴルフⅢを売っていましたが、突如売らなくなることになり、ゴルフⅡに乗っていた私はⅢがヤナセで買えなくなったので困ったのを覚えています。当時のオペルは一部のスペシャリティなモデルを除き、いや、それも含めスタイリングが日本の車そっくりで、「こんなんじゃ外車を買う意味がないじゃん」と思えるぐらいでした。私が買ったのはアストラのカブリオでしたが、オープンカーなく普通のタイプだったら絶対に買わない類のスタイルでした。
アストラもベクトラも、ヴィータはちょっとカワイイ車だったけど、やはりどうみても「日本のファミリーカーっぽい」スタイルでした。そのわりには外車なので価格は、スタイルが同じような国産車と較べればそれなりに高く、装備は少なく、「あれじゃやっぱり売れないわなぁ・・」というのが正直な印象でした。その時代が長かったので、最初はVWからオペルに移ったヤナセの顧客も、そのうちベンツのCクラスが安くなったこと、トヨタ系でVWを扱っていたことなどでだんだんと離れていったように見えました。
アストラの現行モデルぐらいから、やっと「オリジナリティが高く、でもスッキリしてちょっと未来的」なとてもいいスタイルになってきていたので、ここでの撤退は残念ですね。そして、アストラ・カブリオという4人乗りのオープンカーが日本市場の正規ディーラーから買うことができなくなることが寂しいですね。
もうちょっと新しいモデルで押せばよかったのになぁ・・