ニュース記事中の太字は私が太くしました。
<船場吉兆>総菜でも不正…期限切れ127日も
「船場吉兆」(大阪市)による消費・賞味期限切れ商品の販売問題で、百貨店「岩田屋」(福岡市中央区)は1日、新たに6品目で494点の期限切れ販売が見つかったと発表した。菓子類に加え「栗(くり)のふくませ煮」などの総菜でも不正が見つかった。福岡市によると「栗」の帳簿管理は社員がしていたといい、本社側も期限切れ販売を見落としていた疑いが浮上した。
岩田屋によると、今回判明したのは06年1月2日~07年10月26日に販売された商品で「胡麻(ごま)豆腐」と「りんごのケーキ」は消費期限を1~14日超過した商品を計20個販売。「棒だら」など4品目は賞味期限を5~127日過ぎていた。
市によると「栗のふくませ煮」は船場吉兆が製造し、賞味期限については「枠外に記載」というラベルを張って出荷。店舗で期限の日付を示すラベルを張って販売していた。これまで船場吉兆は「帳簿はアルバイト社員らが管理し、本社は不正を見抜けなかった」と釈明していたが、市は「栗」の帳簿は社員が管理していたとみている。
市は船場吉兆が31日に提出した改善報告書について改めて再提出するよう勧告した。【11/24毎日新聞 反田昌平、高橋咲子】
まず、他紙の記事には「パートがやった」旨のニュアンスだったが、パートだろうが“正”だろうが社員は社員だろ?会社側上層部は見苦しい責任逃れは言わないほうがいいと思うよ。後で余計に叩かれる原因になる。
それとバイトが勝手にやったってのはもっとおかしいでしょ。バイトがそんな計算高いことをするメリットがないし、先に社員からの指示がなければやらないはずでしょ?だんだんバレてくるぞ。
ただ、賞味期限を127日も過ぎていたのを販売して、具合が悪くなったとか、味がおかしいとかの品質に関するクレームはなかったのかなぁ?だとすれば、賞味期限をこれまでよりずっと先に設定を変えても大丈夫ってことなんじゃない?
実は、品目によっては賞味期限を最初から長くしておけば、ひょっとしたら問題にすらならなかったのかもしれないよね?偽装は論外だとしても、最近の食品の問題ってやたらと厳しい賞味期限だとか(消費期限とはまた意味がちょっと違う・・のかな?)も見直したほうがいいのもあるだろうし、やたらと鮮度を追求する消費者にも問題はあるのかも。モノによっては「もつモノはもつ」ということで考え直せばムダに捨てる食品などは減らせるかもしれない。
期限が来てバンバン捨てられる食品と、世界中で食べ物に困る人々、とくに子供たちのことを考えると、阿藤快じゃないが“なんだかなぁ~”と嘆かずにはいられない。