11/10、この日は朝仕事が終わったあと急いで帰宅し、支度を整えて鈍行列車に。
お昼ごろの電車に乗ったのですが、朝もお昼もまだ食べていなかったので駅の売店で弁当を。
この「いなりや」さんは、あの「末廣鮨」が出している持ち帰りのおいなりさんを売っているお店。駅の売店にお弁当を卸しているのですが、普段はそこで弁当を買うことはほとんどないので買うのは初めてでした。でも買ったのはいなり弁当ではなく…
…桜えすしでした。¥525.-でとても美味しかったですよ。量は若い人には物足りないくらいかもですが、別におにぎりとかおかずを追加すれば十分でしょう。また買おうっと。あ、食べたのは熱海駅から乗った特急の車内です。東海道線静岡地区のロングシートの鈍行電車の中で弁当を食べる勇気はありません。昔のようにボックスシートならいいのにな。
清水から熱海までは鈍行で、熱海からは特急「踊り子106号」の自由席で横浜まで行き、横浜からは東急東横線で、武蔵小杉でもよかったですが宿を新丸子に取っていたので新丸子まで行きました。
日曜日だったので、熱海から普通列車のグリーン席なら¥750でしたが、踊り子の自由席は熱海から横浜で特急料金は¥900なので速さとの差額が¥150ならいいやと特急を使いました…が、熱海を出発する時点で伊東線内での線路立ち入りがあり10分遅れ、さらに茅ヶ崎あたりまで行ったあたりでまたその先で線路内立ち入りがあったようで抑止。結局15分ほど遅れて横浜に到着しました。
新丸子で降りホテルにチェックイン。一旦シャワー浴びてリュックの中身を軽くして等々力競技場へと歩いていきました。この日は川崎フロンターレvs清水エスパルス戦の観戦でした。
まずスタジアムに着いて最初のお目当てを探しました。まだ入場列には並びません。この日等々力競技場の広場では東急電鉄とのコラボイベント「東急の車窓から」というのを開催していて、事前CMでもフロンターレの選手が運転士や車掌の制服を着て出ていたんだそうです。
で、イベントの中の一ヶ所に異様な人だかりが…今回のお目当てその1ですが、それがこれです↓(^_^;)
東急電鉄の旧検測車「デヤ7200」です。なんと東急は駅でも車庫でもない線路がないところに前日夜にここへこれを持ってきたのです(^_^;)
このデヤ7200、検測車ということでいわば「東急のドクターイエロー」みたいなものです。この時代の東急といえばステンレスカーで銀色一色ですが、色が付けられているのは事業車だからでしょう。駅に進入してきた時にお客さんが間違えないためだと思われます。
車番が7200というのはいいですね(^_^)/
で、このデヤ7200、何か見たことあるような気がしませんか?
実はこのデヤ7200、形式番号の通りベースになっているのは7200系なんですが、これは近所を走る静鉄1000系のベースも7200系なんです。外観のステンレスのリブや3扉であること、先頭形状ももしデヤ7200に貫通扉がなくフラットならば静鉄1000系に似ているのがわかりますよね。
この東急デヤ7200、今回のこの一般への展示をもって引退→解体となるとのことです。サッカー観戦の時、それもちょうどvs清水戦の時にこういう貴重で、また静鉄に似た親しみが持てる車両が見れることがわかったので今回思い切って泊まりで川崎に来ることにしたんです。この場所、サッカーファンより鉄道ファンのほうが圧倒的に多かった気がしますが、こういうイベントがあるとサッカーファンも日頃利用している鉄道のことがわかりますし、鉄道ファンもちょっとサッカーの試合会場イベントの雰囲気が掴めてとてもいいんじゃないかと思いました。川崎フロンターレってこういうイベントの企画力がすごいですわ。
あ、東急のイベントなので「のるるん」もいましたよー(^_^)/
2つ目のお目当てはもちろんサッカー観戦です。
スタジアムに入りました。ここはトラックがあるのと観客席の角度が緩くサッカーはとても見づらい構造になってます。もう1つ川崎市内にサッカー専用スタジアムを作ってよm(__)m
試合前にはこのような情報が入ってきました。
いやー、テレビ局も清水サポーターの昇太の上にこのテロップ出すとはなかなかです(笑)
で、試合のほうはなすすべなく清水は敗れました。大前選手が負傷退場してしまってからは攻め手がなくなり打開できないまま終わってしまいました。川崎2-0清水で終わりました。今季でも最悪なほうの試合でしたね。
試合後はスタジアムから新丸子のビア・バー「THE PINT」さんへ足早に直行しました。これが3つ目のお目当てです。ここは元ベアードビールの高橋さんがご夫婦で独立されてお店を出したところで、おいしいクラフトビールが飲めるお店です。
まずは名物(?)であるギネスの生を飲んだ次に飲んだのが…
伊豆で造られているビア・バディという会社のヴァイツェン・ボック。このビア・バディのものは飲めるお店がかなり限られていてなかなかお目にかかれないのですが、きけば製造は他のメーカーの設備を借りての製造だそうで、そこの社長(かな?)も普段は他の仕事のサラリーマンなんだそうです。それじゃ数量が少ないわけだよね。
こちら同じくビア・バディのレッドエール。これ美味しかったですねぇ。
こちらは鹿児島・城山ブルワリーの「ペールエール枇杷茶」というものです。ちょっと枇杷茶の香りがいい感じでした。
ホテルに帰り一泊後、朝9時前に出発。うっかりしていたのはこの日が月曜日で都心に向かう電車は9時過ぎてもまだラッシュアワー。久しぶりにぎゅうぎゅう詰めの電車に乗りました。ホント、東京のラッシュだけはイヤで、そういう状況に身を置かなくて済んでよかったと思ってます。
新丸子から渋谷、渋谷からは地下鉄で一駅だけ乗って表参道に着きました。Suicaで通しで乗れるから改札を出るのはもったいないですが、4つ目のお目当てまでまだ40分ほどあったので改札を出て駅の周りを歩いてうろうろしました。でも月曜朝でつまらなかったし、表参道の一番青山通り側なので特に何かを見るというところもなかったし、あったとしてもまだ開いていない時間だったのです。
で、いよいよお目当てがやってきました…
…お目当ては「地下鉄を走る有料特急」である「メトロはこね号」でした。北千住始発で千代田線→小田急小田原線を通り箱根登山鉄道の箱根湯本まで行く特急列車です。使用される車両はこのために開発された小田急60000形MSE電車です。MSEは現在は特急「あさぎり」にも使用されていて、撮ったことはあっても↓
乗るのは初めてでした。
車内は落ち着いた木目調になっていて…
(シート背面)
(テーブル)
(ボールド天井周り)
…先頭部の撮影をしてすぐに乗らないといけなかったので1号車を選んだのですがこの車両、この時に年寄りの団体が乗っていてまあ煩いったらありゃしない。他のお客さんもいるのに酒も入って賑やかで辟易しました。耳も遠いので大声になるんでしょうけど、ボックスの中だけじゃなくて遠くの席の仲間まで声かけて話をするからうるさくなるんですよ。
小田原で降りる時に同じ車両から一緒に降りた乗客も「うるさかったねー」と話していたのでああやっぱりみんな感じていたんだなと思いました。他の車両も見て空いていれば車掌に言って席を替えてもらえばよかったなと思いました。自分はああいうジジィにならないように注意しないとね。
表参道駅では急ぎと暗い中でうまく撮れなかったので、先頭部を小田原駅で撮り直しました。今回のお目当てはこれで全ておしまい。MSEはまた静かな車両なら乗りたいです。御殿場から乗ってもいいね(^_^)/
向かいのホームには伊豆箱根鉄道の大雄山線が。これもまだ乗ったことがないので乗りつぶしたいと思ってます。
また鈍行を乗り継ぎ清水へ早めに戻ってきました。
富士山は雲に包まれながらも見えていました。おつかれさまでした(^_^;) うるさい団体と敗戦がなければベストだったのに…(>_<)