宇宙はどこまで続くのか?
「宇宙の果て」はどこか?
「宇宙の果て」があるとすれば、
その外側はどうなっているのか?
昔から、子どもの疑問の定番だ。
私自身も学生のとき、考えこんで眠れなくなったことがある
現代の子どもも同じようである。
この前も、担当してるクラスの女子高生が犇々と考え込んでいたし……。
結論を言ってしまうと、
宇宙の広さは有限だが、「果て」はない。
宇宙の大きさは約465億光年とされている。
※一光年:光速(1秒で地球を7周半する速度)で
一年かかる距離。約9.5兆キロメートル。
どういうことかというと、「宇宙は四次元に丸い」のである。
二次元に丸いのが円、三次元が球……。
仮に、二次元までしか認識できない生物がいたとする。
その生物を球面上に連れてくると、どう感じるか。
面積が有限なのに「果て」がない、
ずっと歩いてると、元いた場所に戻ってくる、
そんな球を摩訶不思議なものだと思うだろう。
その、もう一個上の次元が、四次元に丸い宇宙の姿だ。
フツーの人間の感覚だと、
体積が有限なのに「果て」がない、なんじゃこりゃー!である
人間は三次元までしか認識できない生物だから、
四次元である宇宙の状態を、なかなかイメージできないのだ。
すさまじく性能が良くて、
何百億光年も先が見える望遠鏡を作れば、
望遠鏡をのぞいてる自分の姿が見えることだろう。
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